ジャッカル
劇場公開日:1998年6月20日
解説
ジャッカルという呼び名だけ知られる正体不明の超大物暗殺者と、彼を追うIRAの元テロリストの攻防を描くサスペンス・アクション。フレデリック・フォーサイスの有名小説『ジャッカルの日』のフレッド・ジンネマン監督による同名映画化作品(73)にインスパイアされている(クレジットはなし)。監督は「ボーイズ・ライフ」「ロブ・ロイ ロマンに生きた男」のマイケル・ケイトン=ジョーンズ。原案・脚本は「ハード・ターゲット」のチャック・ファーラー。製作はケイトン=ジョーンズと、「マイケル」のジェームズ・ジャックスとショーン・ダニエル、「デビル」のケヴィン・ジャール。製作総指揮はテレンス・クレッグ、ハル・リーバーマン、ゲーリー・レヴィンソン、マーク・ゴードン。撮影は監督とは「ロブ・ロイ」でも組んだ、「インデペンデンス・デイ」はじめローランド・エメリッヒ監督とのコンビで知られるカール・ウォルター・リンデンロウブ。音楽はコーエン兄弟とのコンビで知られる、「アサシンズ」のカーター・バーウェルで、主題歌はマッシヴ・アタックが担当。美術は「ザ・ロック」のマイケル・ホワイト。編集は「ボーイズ・ライフ」「コピーキャット」のジム・クラーク。衣裳は「素顔のままで」のアルバート・ウォルスキー。タイトル・デザインは英国のアート・パンク集団であるサイモン・テイラーTOMATO LONDONが担当。主演は「フィフス・エレメント」のブルース・ウィリスと「真実の行方」のリチャード・ギア。共演は「スニーカーズ」のシドニー・ポワティエ、「ロミオ&ジュリエット」のダイアン・ヴェノーラ、「ふくろうの叫び」のマチルダ・メイ、「マイ・ニュー・ガン」のテス・ハーパーほか。
1997年製作/125分/アメリカ
原題または英題:The Jackal
配給:東宝東和(丸紅=東宝東和=ミューチュアル・フィルム・カンパニー=ユニバーサル映画提供)
劇場公開日:1998年6月20日
あらすじ
正体不明の超大物暗殺者ジャッカル(ブルース・ウィリス)は、チェチェン・マフィアの首領テレク(デイヴィッド・ハイマン)から彼の弟を殺した米国の情報機関の要人暗殺を依頼される。ジャッカルにとっても相手が巨大なだけに最後の仕事となるため、報酬は7千万ドル。この情報をつかんだ、テレクの組織壊滅を図るFBI副長官プレストン(シドニー・ポワチエ)とMVD[ロシア情報局]のコスロヴァ少佐(ダイアン・ヴェノーラ)以下のチームはジャッカルの足取りを追うが、相手は神出鬼没。チームは彼の行動を予測し、狩り出せる数少ない人間として、元IRA幹部で超一流のテロリスト、デクラン・マルクィーン(リチャード・ギア)を起用。彼は仮釈放とジャッカルの素顔を知る元バスク祖国と自由の闘士イザベラ・ザンコーナ(マチルダ・メイ)を協力者にすることを条件に捜査に加わる。実はかつてイザベラと恋仲だったデクランは、武器売買のトラブルからふたりの間の子供をジャッカルに殺されたという因縁があった。さて、ジャッカルは、遠隔操作が可能な超強力な究極兵器を手中にカナダ経由で米国へ潜入。デクランはジャッカルに迫るが、FBIの内部情報まで把握するジャッカルはコスロヴァらを殺し、デクランに「お前は女を守れない男だ」と謎のメッセージを残す。その言葉からジャッカルの標的が大統領夫人(テス・ハーパー)であると知ったデクランは、先回りして遊説先の会場でジャッカルを待ち受ける。はたしてジャッカルの究極兵器が演壇を襲うが、夫人は間一髪で無事。かくしてデクランはジャッカルを追い詰め、苦闘の末彼を倒すのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイケル・ケイトン=ジョーンズ
- 脚本
- チャック・ファーラー
- 原案
- チャック・ファーラー
- エグゼクティブプロデューサー
- テレンス・クレッグ
- ハル・リーバーマン
- ゲイリー・レビンソン
- マーク・ゴードン
- 製作
- ジェームズ・ジャックス
- ショーン・ダニエル
- マイケル・ケイトン=ジョーンズ
- ケビン・ジャール
- 撮影
- カール・ウォルター・リンデンローブ
- 美術
- マイケル・ホワイト
- 音楽
- カーター・バーウェル
- 編集
- ジム・クラーク
- 衣装デザイン
- アルバート・ウォルスキー
- タイトル・デザイン
- サイモン・テイラー・トマト
- 字幕
- 戸田奈津子
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映画レビュー
4.0どっちが主役?
ブルース・ウィリス(ジャッカル)が冷徹な悪役なのにカッコいい
ゲイに扮して男性との濃厚なキスシーンまで披露してたとは知らなかった
そんな彼が主役だというのが普通だけど、彼を追う囚人リチャード・ギア(デクラン)もイケメン過ぎる正義の見方?最後は彼が仕留めたのだから、彼こそ主役だと判断してもおかしくないよね
過去の同一作品と見比べると、パスポート偽造の今昔も分かって、なぜかワクワクする
2025年2月に始まったドラマ版のジャッカルの日では、どう変わってるのかも見どころの1つ
とにかくブルース・ウィリスの変装ぶりが面白い
トム・クルーズがミッションインポッシブルで見せる「顔も体型も声までも変えられる異次元の変装」に比べたら、現実味があるし、観てる自分さえもこの変装なら出来そう!と思わせちゃう
しかも、最高のタイミングでの完璧な変装は必見
ただ男を見る目に長けたゲイには変装が一瞬で見抜かれちゃうけどね
更にJ・K・シモンズが少ししか出てこない脇役だなんていう事実も驚く
リメイクの元となった50年前の『ジャッカルの日』この作品では、大統領を狙い撃つという設定だったけど、そこから大きく変えたのも意表をついてよかった
やり手の女性少佐バランディーノが死んでしまうのも意表をついたし、
もっと言えば最大のピンチを、なぜか居場所を知ってたイザベル(デクランの元彼女)が救ったのも意表をついたなぁ
終わり方も粋で余韻が残る良い映画です
ところで、50年前の作品でもそうだったが、車体の塗装ってあんなにも簡単に素人にできるものなの?
1.0前作と比較したらいけない。
前作の政治的な背景や静かな緊張感が全くないハリウッド的アクション映画。
ジャッカルがただの殺人狂にしかみえない。相手のリチャードギアも眠たそうな目をしているだけで、結局恋人に助けられ、全くかっこよくない。ある意味、大味すぎて笑える映画。あの骨のありそうな女性刑事をジャッカルの相手にした方がよかったと思う。この人があっさり途中退場で悲しかったが、頭の出来はこの刑事が一番上だったのでは。
2.5こう見るとブルースウィリスもカッコ良い
最近の音楽はイントロが長いと聴いてもらえないので、
すぐ歌い出すと聞いたことがあるけど、
最近の映画もすぐに掴みがないと飽きられてしまうのかもしれない。
と言うのも、この「ジャッカル」イントロがスゴく長い。
ジャッカルの本当のヤバさが分かるのはジャックブラックを射殺する時だと思うのだけど、
それまで伝説の男と言うだけであまりスゴさが伝わらない。
リチャードギアなんて仲間に入ってくれと言った割に
リチャードギアの言う事を誰も聞かない始末。
なんかダラダラした前半だったが、
入国してからは面白く観れました。
ブルースウィリスは子供の時からおじさんのイメージ
だったけど、
こうやって変化して行くと
たまに、やっぱカッコ良いんだなと思う時もありました。
この時代の作品で女性が強いのも好感が持てました。
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