2005年劇場公開作品
麻生久美子当時25歳前後
『時効警察』のようなコメディーも良いが凶悪犯役の麻生久美子のあのテンションあの顔つき好き

原作未読
例外に漏れず原作とはだいぶ違うようだが悪くはない

2010年に亡くなった池田敏春監督の代表作
脚本も池田監督
共同脚本で『クヒオ大佐』の香川まさひと

3度目の鑑賞
全てDVD

独特の映像

なかなか良くできた話
大どんでん返し
ミステリー邦画の傑作

安永知夏に麻生久美子
知夏の父に豊川悦司
警視庁科捜研犯罪心理分析官・堀之内に阿部寛
目黒西署の刑事磯部に樋口浩二
楢宮由紀子の死体の発見者・日高光一に斉藤歩
被害者楢宮由紀子の母とし江に小野みゆき
被害者楢宮由紀子の弟に柄本佑
被害者楢宮由紀子の親友・椿田亜矢子 に三輪明日美
週刊誌の記者・黒梅夏絵に広岡由里子
週刊誌の編集長に螢雪次朗
目黒西署の署長に石丸謙二郎
目黒西署のベテラン刑事下川に清水宏
目黒西署の松元刑事に菅原大吉
警視庁捜査一課長に寺田農
知夏の母に二木てるみ

埼玉と東京で女子高生がハサミを喉に刺され殺される事件が発生
3人目を殺そうとするも先を越される殺人犯
連続殺人犯が探偵の真似事をして模倣犯を突き止める話

知夏は自殺願望が強く何度も自殺を図るがうまくいかない

実行犯は相方で知夏は傍観者に見えるが実際は知夏が実行犯
相方は知夏にしか見えず彼女の自作自演というのが最大のミソ
開始1時間15分後辺りのネタバレでモヤモヤが解決
二重人格
男の声まで出しちゃう
父の亡霊かもしれない
幽霊の正体なんてそんなところかもしれない

模倣犯は堀之内

喫茶店に相方が来たときに3回続けて知夏が迫ってくる演出は意味不明

池田監督に麻生久美子だがこの作品で彼女のヌードを拝めることはない

当時の柄本佑の芝居は今と比べるとだいぶ下手だった
わりと甘い方だがそんな自分でも下手だと感じた
柄本明にかなりダメ出しされたことだろう

たとえ援交していたとしても殺されて当然だとは思えなかった
殺された女の子たちは良い子じゃなかったという設定で観る側をそれならいっかと思わせたかったのかもしれないが

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２回目の視聴。トリックはまあまあかな？この手の連続殺人ものは、暗く地味になりがちであるが、はさみを使うことで個性を出し、またトヨエツに阿部さんと味のある俳優を上手に使うことでエンタメ性も加わり、良い作品になったと思う。音楽も地味ではあるが、一貫性があり良かったかな？

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　模倣犯による犯行。一連のハサミ男の犯行でないことはハサミ男と真犯人しか知る由がない。慌てていた安永と知夏は第一発見者となり、持っていた自分たちのハサミを現場に捨てたためにたちまち捜査員から目をつけられた。

　自殺癖のある知夏を優しく見守る安永。最初からずっと登場して、二つの事件の犯人であることは見せているのだが、2人の関係が謎のまま進む。サイコキラーとして追い詰められる前に第三の事件を自分達で解決しなければならない。しかし、有力な容疑者はもう一人の死体発見者の日高という男だった・・・

　途中から、トヨエツの存在が無視されていることに気付く。彼はひょっとすると、知夏の自殺した父親の幽霊か？と思えるようになった。と、気をとられているうちに、第3の殺人の事件も意外な方向に進み、精神異常者の集まりとなったクライマックス。やっぱり自殺できなかった知夏。実は幽霊じゃなくて一心同体だった父の安永と知夏。最後は蛇足のような雰囲気だったのでちょっと残念。

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原作小説が面白いので話の展開は面白い。しかし、演出がダメすぎだろう。
全体的な演出が単純にダサイというだけでなく、最も重要な伏線の張り方が出来ていない。こんな下手な伏線を張るぐらいなら伏線を外したほうがマシ。
トヨエツも麻生も、もっと魅力的な役者のはずなのに全然引き出せていない。
この監督さん何なら出来るの？

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