みんな~やってるか!
劇場公開日:1995年2月11日

解説
カー・セックスがしたい!と妄想をつのらせた冴えない男が、紆余曲折を経て、バッタ男となって死ぬまでを描いた奇想天外なナンセンス・コメディ。何かと話題の耐えない“天才”北野武の第5回監督作品にして、ビートたけし第1回監督作品。脚本、編集も北野が担当。撮影は「3-4x10月」以来コンビを組んでいる柳島克己。主演は「銀玉マサやん」に主演した“たけし軍団”のダンカン。
1995年製作/110分/日本
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
劇場公開日:1995年2月11日
あらすじ
いい男といい女がカー・セックスをしているところを夢に見た朝男は、「やっぱり女をひっかけるには車だよな」と考えて、早速自動車ディーラーへ向かう。カー・セックス出来る車を下さいと買った20万円の軽自動車に乗って、ナンパしまくるが、そんな車では女は相手にしてくれなかった。ガックリする朝男の上を大型トラックが通り過ぎて行く。ペシャンコになった車の中で、朝男は「やっぱオープンカーでなきゃ、ダメだ」と考えた。朝男は、自分のジジイの肝臓と腎臓を売りとばしてオープンカーを買ったが、車は走り始めた直後に分解して壊れる。さんざんな目に遭った朝男は、空を見上げながら「飛行機のファーストクラスのサービスは、きっとスゴイんだろうな」と考えた。ファーストクラスに乗るためにはお金が必要だと思った朝男は、銀行強盗を計画する。手始めにピストルを用意しようと思い立った朝男は、川口の鋳物工場に就職して、夜中こっそりとピストルを製造することを考えた。ところが、偶然にも鋳物工場の前で、血まみれのヤクザにピストルと車を預かるように頼まれる。こうして道具を揃えた朝男は銀行へ乗り込むが、ことごとく計画は失敗してしまう。それならばと現金輸送車襲撃に計画を変更し、三億円事件を真似てみるが、それも失敗に終わるのだった。次に朝男は、「役者は、やっぱモテるからな」と役者になることを決意し、オーディションを受ける。見事合格して座頭市の大役を掴んだ朝男は、目をつぶったままでは芝居が出来ずに結局大失敗する。その後、朝男は新聞で読んだ埋蔵金発掘にも手を出すが、それでも大金を稼ぐことは出来なかった。血まみれのヤクザに再び出会った朝男は、今度は彼からヤクを預かる。それを買人に売った朝男は、ファーストクラスをあきらめとりあえずセスナで我慢することにした。たまたまセスナに乗り合わせた殺し屋と機内で一悶着起こした朝男は、気絶させた彼の服に着替えてセスナから降りるが、その殺し屋を待っていたヤクザたちに出迎えられる。朝男は殺し屋と間違えられて、ピストルの腕前を見せて欲しいと頼まれるのであった。だが、誤って撃ってしまった男が敵のスパイだったことからすっかり信用されてしまった朝男は、親分に気に入られ、今度は敵の親分を殺してくれと頼まれる。しかし、組をあげての抗争の場で、朝男は失敗して大親分の首をかっ斬ってしまう。その場から逃げ出した朝男は、浴衣姿の女性に誘われて風呂屋の前へ。「透明人間になれたら、女湯に入れるのに」と考えていると、そこへ“透明人間推進協会”の男が通りかかり、朝男を研究所に連れて行くのだった。博士の発明したマシンで透明人間となった朝男は、彼らの元から脱走して風呂屋やラブホテル、AVの撮影現場などに潜入するが、博士たちによって捕獲される。透明人間の実験は再び開始されたが、その時偶然カプセルに入っていたハエと朝男が合体してしまい、朝男はハエ男に変身してしまった。巨大なハエ男となった朝男は、地球防衛軍によって川崎球場に仕掛けられたウンコの塊におびきよせられ、巨大なハエ叩きでやっつけられてしまうのだった。その後、バッタ男として蘇った朝男は、東京タワーに突き刺さってその生涯を閉じた。
スタッフ・キャスト
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2008年5月26日
映画レビュー
3.0深夜に、ハードルを低くして見るのがおすすめ。
◯作品全体
ハードルがすごく低い状態で見たからか、深夜のぼーっとしたテンションで見たからか、ハエ男まではぼちぼち面白かった気がする。2時間は少し長すぎた。
『3-4x10』でも思ったけど、ダンカンがいい芝居してた。
「訳・戸田奈津子」で爆笑した。あとは親分のツッコミのキレがツボだった。
プロ野球ファン的には川崎球場でうんこ集めたのも面白かった。川崎球場は客入らないから誰にも迷惑かけなそう…
北野映画的には座頭市が出てくるのが今後の伏線?っぽかったけど、無理矢理発想すぎる。
絞り出した感想でこれくらいしかないなぁ。疲れた時に見るとなんだかんだ面白い作品、のような気がする。
2.0つまらなくない
以前見た時は本当につまらないと思ったのだけど、笑うに笑えない描写が多いもののそこまでつまらなくない。特にヤクザの組長がノリノリで面白い。ただ、長くて一度に通して見るのはつらい。3回に分けて見たらけっこういい。ダンカンを始めとした登場人物が頭が悪すぎて、社会生活を営めないレベルだ。
ここまでたけし映画を通して見て、特徴的なのが車と運転で、今回も車と運転がひどいことになる。マツダのロードスターなどがひどい扱いで悲しい。
3.0生きてこそ航空のくだりが特に好き
出勤日だが通常と違い休憩時間がたまたま重なり久々に『あさイチ』をリアルタイムで観ることができたがよりにもよってセックス特集だった
NHKだから流石に11PMのようにAV女優が登場するわけではないが「セックス」というワードが何度も何度も何度も連呼されていた
黒木香のようにポジティブならともかく忌々しくネガティブなものとして扱われていた
30代後半から50代の女性は処女だということが恥ずべきことだと思っているらしい
どうでもいいよ
マッチングアプリ利用しろよ
SEXというパワーワードはかなり乱用されたが番組内容はとても薄く公共放送だとしたら高級なコントではないかと勘繰りたくなった
兎にも角にも馬鹿馬鹿しくて休憩は予定より早めに切り上げ仕事を再開した
SEXがらみでくだらない映画といえば真っ先に思い出されたのがこれ
過去数回鑑賞
95年公開作品
監督と脚本は『その男、凶暴につき』『あの夏、いちばん静かな海。』『ソナチネ』『キッズ・リターン』『HANA-BI』『BROTHER』『座頭市』『アウトレイジ』シリーズ『龍三と七人の子分たち』『首』の北野武
粗筋
女にモテたい朝男はカーセックスしたくてクルマを買ったがなぜか全くモテない
CAに性的サービスをしてもらおうと飛行機の乗客になろうとするもうまくいかない
流れでヤクザに雇われた殺し屋になんとか成り済ます朝男
透明人間の実験体にされる朝男
しまいにはハエ男に変身
メチャクチャなストーリー展開だが宮藤官九郎と違い全体的に落ち着いていて話としては破綻していない
劇団新人オーディションで腹話術を披露する男のキャラ好き
裸の女性多め
おそらくそちら系の人だろう
女子の下着のデザインは時代を感じさせた
配役
スケベでバカで貧乏でモテない朝男にダンカン
朝男の要望と予算に合う車を提供する自動車販売店店長に日野陽仁
度々登場する血まみれのヤクザに寺島進
川口市の鋳物工場のかみさんに絵沢萌子
劇団の新人オーディションの審査員に白竜
オーディション会場に来ていたスターリンに岡田真澄
座頭市の監督に上田耕一
座頭市に主演する大物俳優に高木均
生きてこそ航空のサービス精神旺盛なセスナ機のパイロットにガナルカナル・タカ
本物の殺し屋宍戸ジョーに関山耕司
あかいわ組の幹部に不破万作
あかいわ組の幹部に関根大学
あかいわ組の親分に結城哲也
あかいわ組に雇われた殺し屋に大杉漣
あかいわ組と敵対する暴力団の親分に南方英二
あかいわ組と敵対する暴力団幹部に志茂山高也
あかいわ組と敵対する暴力団幹部に前田竹千代
あかいわ組と敵対する暴力団が雇った刀使いに山根伸介
朝男の代わりにヤクザの親分に渡すべきケーキを装った爆弾を自宅に持ち帰る求職中の中年男に及川ヒロオ
ケーキを装った爆弾を持ち帰った男の妻に松金よね子
透明人間推進協会の博士にビートたけし
透明人間推進協会の助手に芦川誠
地球防衛軍隊長に小林昭二
地球防衛軍隊員の1人に津田寛治
朝男の母に左時枝
朝男の妹に春木みさよ
チョイ役でたけし軍団が多数登場
自動車販売店の客に芹沢名人
臓器移植の子供に玉袋筋太郎
ヤクを舐めてチェックする博士にそのまんま東
目の不自由なマッサージ師にラッシャー板前
石川五右衛門につまみ枝豆
当時そこそこ活躍したAV女優の立野しのぶや松本コンチータも登場
当時話題になった電気店経営者の宮路年雄が本人役で登場
2.0無意味
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ろくな事を考えないダンカンの空想が続く。
強盗したりやら、ハエ男になったりやら、アホみたい。
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異常に下らないギャグばっかりで、笑ってしまうのもあったけど。
しかし意味ねー(場)
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