13 ザメッティ
劇場公開日:2007年4月7日

解説・あらすじ
暗い森の奥深くで13人の男たちが大金を賭けて繰り広げる集団ロシアン・ルーレット。次々と現われる“13”という数字に導かれ、悪夢のようなそのゲームに巻き込まれていく青年の恐怖をモノクロ映像で描き出し、ベネチア国際映画祭やサンダンス映画祭をはじめ世界各地の映画祭で絶賛された衝撃作。監督・脚本はグルジア出身の新鋭ゲラ・バブルアニ。同監督のメガホンによるハリウッド版リメイクも決定している。
2005年製作/93分/R15+/フランス
原題または英題:13 Tzameti
配給:エイベックス・エンタテインメント
劇場公開日:2007年4月7日
スタッフ・キャスト
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2008年10月22日21世紀のメルビル、「13/ザメッティ」のバブルアニ監督
2007年4月3日
映画評論
新人監督らしからぬ腰の据わった語り口
75年グルジア生まれのゲラ・バブルアニ監督が、移住先のパリで完成させた長編デビュー作である。業界に何のコネもない彼がまず資金集めのため私財をはたいて撮ったのが、本作のハイライトとなるロシアンルーレット・シーンだ。薄暗い部屋に集った13人のプレーヤーが円を...
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映画レビュー
3.0未知数です
ひさびさのフランス映画でございます。しかし監督はなんとグルジア人。だから、本作は通常のフランス映画とは異なる仕立てとなっております。
内容は、とある家屋修理を依頼された土建屋の若者が、その家庭内の会話を盗み聞きし、近々大金を儲けられるゲームが催されることを知ります。そして、その一家の主が死亡した時に、どさくさにまぎれてそのゲームに参加するためのチケットを盗みます。
そして若者はゲームに参加しますが、それは闇賭博場で、しかも多人数制ロシアンルーレット。さらに若者は賭ける側ではなく、賭けられる側だった。
といった感じの怖い内容なのです。
サスペンスかと言えばそうでもなく、スリラーとも呼べない本作は、鑑賞後、数日間考えていると、実は社会派なのかなと思ったりしました。
こういう、ジャンル分けしにくい作品ができるあたりが、ヨーロッパ映画産業独特の「懐の深さ」なのでしょう。アメリカ映画は、観ていて(ある意味、腹立たしいほどに)観客ターゲットが分かりますから。
格差社会、ゲームの勝者≠人生の勝者、人種格差
こんなテーマが本作にはあるような気がしますが、それでもわたくしはこれ以上、この作品の解釈を進めないでおこうと思いました。というのも、本作全体を通して、なにかそれ以上に根深いものを感じたからです。それは、気どって言うなら、「叫び」のようなものでしょうか。
心の深い所に記憶として留めておけば、いつのまにか、気づかないうちに自分自身に影響を与えている。わたくしの映画体験上、本作はこの類に入ると思いました。
末筆ですが、観る人の想像力を信頼して作品をつくるフランス映画はやっぱりいいですね。
3.5緊・迫・感!
まずは感想。
予備知識なしで観たかった~!!!!
この手のアイデア一発勝負の映画って嫌いじゃないんだけど、あらすじ分かって観ちゃうと楽しさ半減でしょお。
ロシアンルーレットってキーワードを出しちゃ駄目でしょお!って思いながら観てしまったス。
と、愚痴はここまで。
モノクロ映像で淡々と続く、何かよく分からん不安感。序盤のロシアンルーレットの殺し合い合戦は確かに緊迫感たっぷり。自分に置き換えて観るとマジで堪らん怖いです。
…で、ラストはどうすんだろと思ってたらやっぱりああいう感じなんですねえ。ハッピーとは思ってなかったんだけどねぇ。まあ…
好き嫌いは分かれるんだろうけど…ハリウッドリメイクまで決まってるんでしょ?それだけのパワーは確かに感じました。
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