モンスター(2003)
劇場公開日:2004年9月25日
解説・あらすじ
86年のフロリダを舞台に、アメリカ史上初の女性連続殺人犯となったアイリーン・ウォーノスの実話を映画化。監督・脚本は撮影助手出身でこれが長編デビューとなるパティ・ジェンキンズ。貧しい家庭で虐待されて育ち、娼婦をして暮らすアイリーンは、同性愛の少女セルビーと出会い、彼女との生活費を稼ぐために殺人を重ねていく。主演のシャーリーズ・セロンは13キロ肥って特殊メイクで熱演、アカデミー主演女優賞を獲得。
2003年製作/109分/R15+/アメリカ
原題または英題:Monster
配給:ギャガ・コミニュケーションズ
劇場公開日:2004年9月25日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第76回 アカデミー賞(2004年)
受賞
主演女優賞 | シャーリーズ・セロン |
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第54回 ベルリン国際映画祭(2004年)
受賞
銀熊賞(最優秀女優賞) | シャーリーズ・セロン |
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第61回 ゴールデングローブ賞(2004年)
受賞
最優秀主演女優賞(ドラマ) | シャーリーズ・セロン |
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映画評論
モンスターとはヒロインのことではない
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映画レビュー
3.5人は育てられて育つ
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3.0シャーリーズセロンが南アフリカ出身ですが、日本人が南アフリカで名誉...
シャーリーズセロンが南アフリカ出身ですが、日本人が南アフリカで名誉白人だそうで、南アフリカがアパルトヘイトがあった地で、一般にアフリカ大陸が黒人が多く暮らす場所ですが、その地で少数の白人がその南アフリカという国をどのように治めていたのかと疑問に思いますが、白人が大地主で黒人とまったく接触もないのではと考えてしまいますが、その白人が地主以外の土地が一般に公園か所有者不明の土地でも自治体の土地になると思いますが、多数を占める黒人が白人が地主の土地以外のその狭い土地に暮らしてたのではないかと考えますが、また芸能雑誌にシャーリーズセロンが、南アフリカで暮らしてた際に母がその母自身に暴行をするその母の夫を、シャーリーズセロンから見たら父ですが、銃殺をしたそうで、それが正当防衛と思いますが、当映画が過去に実際に米国であった女性の殺人犯の実録の映画ですが、シャーリーズセロンがその役で車で来た男性に買われ、売春のサービスを強要されて、その男性を射殺し、財布を奪って逃げますが
4.0【哀しき出自と人生を送って来た”女”が、初めて愛した少女のような”女”の為に、”普通の生活を求めて”次々に起こした事を描く。今作は、シャーリーズ・セロンの女優根性が迸る哀しき逸品である。】
■娼婦のリー:アイリーン・ウォーノス(シャーリーズ・セロン)はとある町のバーでセルビー(クリスティナ・リッチ)と出会い、やがて愛しあう関係になる。
リーは2人で過ごすホテル代やセルビーの願いを叶えるために金を稼ぐためにある客を取るが、男から暴行を受けたはずみに殺してしまう。
他の職にも就けず自分が生きる道は売春だけだと思ったリーは、売春相手を殺し車を奪い、セルビーと逃走する負のサイクルに陥っていった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・何とも切ない物語である。哀しき出自と人生を送って来たリーの強がる姿にである。友と呼べるのは行きつけのバーの常連、トーマス(ブルース・ダーン)のみ。
そんな彼女が、ある日出会った少女の様な、両親が厳しい普通の女セルビーに惹かれるのは、分かる気がする。
・リーは実在した殺人者だそうであるが、今作でシャーリーズ・セロンが演じたリーは、別物であると思う。
それは、彼女には暴力性の裏に、善性があるからである。但し、その善性が全てセルビーの為に使われた所が切ないのである。
・今作のシャーリーズ・セロンは、今作前の姿とは全く違う。資料によると大増量と特殊メイクをしたそうだが、彼女は今作から15年後の「タリーと私の秘密の時間」でも、子育てに疲れた中年女を演じた際に、大増量している。
又、「マッドマックス 怒りのデスロード」でも坊主刈りにしてフュリオサを演じているのは、万民が知る事であろう。
彼女は、その美貌を封印してでも役をこなす正にプロフェッショナルな女優なのである事を、この作品を観て再確認した。(と言うか、この作品がきっかけであろう。)
<この作品の結末は、実に切ない。セルビーが運転を誤ったために、彼女自身の人相書きが出回った時点で、セルビーは保身に走りリーは警察に捕まる。多分、セルビーは司法取引に応じたのであろう。だが、リーはそれを知らずに警察が盗聴している事も知らずに、セルビーからの電話で”全て、私がしたんだよ。”と答えてしまうシーンと、その後の裁判のシーンでセルビーが冷たい目でリーを見、指さすシーンは切ない。
リーは確かに、極悪非道な殺人者であるが、全てセルビーの為に行ったのであるから。今作は、シャーリーズ・セロンの女優根性が迸る哀しき逸品であると思う。>
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