ステルス
劇場公開日:2005年10月8日
解説・あらすじ
人工知能を搭載した最新鋭の無人ステルス戦闘機が暴走し、米海軍エースパイロットのベン、カーラ、ヘンリーの3人が、阻止するために飛び立つ。「ワイルド・スピード」「トリプルX」のロブ・コーエン監督による航空機アクション・エンタテインメント。VFXをデジタル・ドメインが担当し、迫力のエア・バトルを再現。ジョシュ・ルーカス、ジェシカ・ビールに加え、「Ray/レイ」でオスカーを受賞したジェイミー・フォックスが主演する。
2005年製作/120分/アメリカ
原題または英題:Stealth
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2005年10月8日
スタッフ・キャスト
インタビュー
ジェシカ・ビール インタビュー
人工知能を搭載したステルス戦闘機が暴走し、それを止めようと世界を奔走する3人のエリートパイロットたちの活躍を描いた「ステルス」で、公開前に来日した主演のジェシカ・ビールとロブ・コーエン監督にインタビューした。ジェシカ・ビール演じる女性...
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2022年11月4日
フォトギャラリー
映画レビュー
3.0本作は遠目に見ればトッガンマーベリックの次回作の雛型になりえます
ステルス
2005年米国映画
真面目に観たら負け
雰囲気で楽しむ映画です
軍オタですが、真面目に取り上げる気にもなりません
今から20年も昔の映画
今のF-22 やF-35 といった第5世代のステルス戦闘機の実物が完成し始めた頃
音声認識ですらまだスマホで始まった頃のこと
AI とか無人戦闘機とかは20年も30年もしたら将来はこんなこともあるかも?という「僕の考えた最強戦闘機」の映画というしろものです
そう割り切って見始めたならそれなりに楽しめると思います
ところが本作に登場する最強戦闘機というのが20年経ってみるとあながち荒唐無稽でもなくなり、なんとまあGCAP という日本がイギリスイタリアと共同開発を進めている次期戦闘機になんとなくコンセプトが似てきてしまっているのです
それは第6世代戦闘機、有人戦闘機がAI の操縦する無人機戦闘機を率いて戦うなんてものが本当に実現しようしているんですから20年の年月は恐ろしいものです
冒頭、思いっきり開発背景は対テロだとテロップがでます
国対国のガチンコの戦争なんてもうありえないと頭から信じこんでいる無邪気な時代でした
ウクライナ戦争なんて想像すらされていなかったのです
終盤緊急脱出した女性操縦士を捜索して遠距離狙撃する北朝鮮軍が登場します
恐らくウクライナに派遣された暴風軍団と呼ばれる山岳特殊作戦部隊の隊員たちでしょう
彼らは派遣された1万2千名の三分の1がわずかひと月で死傷してしまうことになるのです
こんなことをつらつら考えながら本作を観ているとなんかもうこんなお気楽戦争アクション映画を心から楽しめる気分にもうなれなくなっている自分に気が付かされるのです
そもそも米国が西部劇のガンマンのように正義の味方として自由世界を守るという建前が崩れ去ろうとしているいま主人公達が正義の味方だと無邪気にみれないようになりつつあるのです
そうはいってもウクライナみたいにいざとなっても助けてくれないんでしょ?と
本作は遠目に見ればトッガンマーベリックの次回作の雛型になりえます
巨額の予算で全面的に作り直して、トムクルーズの超絶アクションを組み入れればかなりのものはできるでしょう
でもさきほどのべたような私達観客の側の心理状態がすっかり変わってしまっています
だからもう今までみたいな路線では大ヒットはもう難しくなってしまったように強く感じるのです
古くは、1980年のクリントイーストウッド主演のファイヤーフォックスに始まるこのジャンルももはやお仕舞いなのかも知れません
4.0某エー〇コンバットが好きなら超オススメ
舞台は近未来(2005年時点)。
対テロ戦争に備えて作られたSF戦闘機。世界最高最強の戦闘機乗り3人で構成された最強チームに新たなメンバーとしてAI無人機が加わる。しかしある日の事故が原因で無人機が暴走して大変なことになる~という作品。
F/A-37という戦闘機とEDIという無人機が大空をぎゅんぎゅんヒラヒラ飛ぶ。これが一部の戦闘機好きには刺さる。特にエ〇コン好きにはブッ刺さりする映画だろう。
序盤中盤終盤と対地殲滅、急降下精密爆撃、谷くぐり、対空とエースの必修科目をカッチョイイSF戦闘機が実演していくのでアドレナリンがドバドバ止まらない映画。
なのだがこの映画には問題がある。
例えるなら最高のライバルと最高にチューンアップしたクルマでアツい首都高バトルを繰り広げたと思ったら、「ゴメン俺門限あるから」といきなり言われて相手が一気に法定速度に落として高速を降りてどっか行ってしまったみたいな結末。
一言で言ってしまえば画竜点睛を欠くと言う感じ。途中まで尋常じゃなく戦闘機がカッコイイだけに勿体ない、でも途中までは尋常じゃなく面白いからオススメしたい、そういう作品。
俺はもうそろそろ3桁観てるくらいこの映画が好きだ。
2.5AIの不時着。 この物語の後、第三次世界大戦が勃発したんだよね…。
人工知能が搭載された無人ステルス戦闘機の暴走を止めるため、米国海軍に所属するエリートパイロット3人が空を駆ける航空アクション。
陽気なエリートパイロット、ヘンリー・パーセル大尉を演じるのは『コラテラル』『Ray/レイ』の、オスカー俳優ジェイミー・フォックス。
「無人ステルス戦闘機」vs「海軍が誇るエリートパイロット」!こりゃ面白くなりそうだぞっ!!
と意気込んで観てみたのだが…。
いやこれなんの映画っ!!??
想像していたよりもステルス戦闘機とバトらないし、それどころかクライマックスでは主人公と戦闘機AIが和解した挙句、協力して北朝鮮🇰🇵と戦い始めたんですけど…。
そういう事なのか?そういう事でいいのかこの映画??
今作を鑑賞してみて強く思ったのは、やっぱり20年くらい前のアクション映画が一番古くさく感じちゃうということ。
CGのクオリティ、キャラクターの性格、女性や恋愛の描き方etc…。どれをとってもかなりキツい。今の時代だったら全部アウトでしょう。
特に主人公がかなりキツい。主人公ベン・ギャノンを演じるジョシュ・ルーカスは、トム・クルーズとニコラス・ケイジを足して2で割ったら3余ったみたいな顔してる。そんな顔した人が『トップガン』(1986)のトム・クルーズそのまんまなキャラクターを演じてるんだから、もうパチモン臭がすごい…😅
トム・クルーズ以外がトム・クルーズを演じたら悲惨な事になるという事実を、観客はこの映画を通して学べるはず。この映画の価値はそこにある。…青リンゴをセクシーに齧りはじめた時ゃ、DVD叩き割ってやろうかと思ったぞ…。
この映画から受ける違和感の多くは、米軍への信頼感の厚さからくるものなのではないだろうか。
一応「戦争は悲惨だ!」とかセリフでは言わせてるけど、米軍による他国への軍事介入には肯定的。
ミャンマーのとあるビルにテロリストが集結。一網打尽のチャンスだが失敗すれば民間人を巻き込んでしまう…という展開。ベンの超絶テクニックにより民間人の死者を出すことなくテロリストは殲滅され、それにより彼はヒーローとして祭り上げられるのだが、いやいや一歩間違えば民間人を大量に巻き込んでしまう作戦なんかそもそも実行すんなよ!!
なんでお前のテクニックと民間人の命を勝手に天秤に掛けるのよ。賭けるのは自分の命だけにして下さい。
当時はイラク戦争の真っ只中。自国の軍隊を批判的に描けないという事情もわかるが、それにしてもこの映画のアメリカ・ファーストっぷりは酷い。
ロシアの領空を侵したのも、北朝鮮に無断で侵入したのも100%アメリカのせい。にも拘らずロシアのパイロットを撃ち落とす様や北朝鮮軍を殲滅する様はヒロイックに描かれる。そんなことされても「いやいや悪いのお前らじゃね?」という感情しか湧いてこないんだけど。
ハッピーエンドっぽく終わったが、どう考えてもこの後第三次世界大戦が勃興しちゃうよね…。
思うに、核の脅威に晒されるのはロシア、軍人が殺されまくるのは北朝鮮、放射線被曝したのはタジキスタンと、東側諸国にばかりリスクを負わせる物語だからなんか嫌な感じになっちゃっている。アメリカが引き起こした大騒動なのにアメリカには一切危険が迫らないなんて、そんな無責任な道理は通らんでしょう。
ステルス戦闘機が暴走し、ホワイトハウスやペンタゴンなど、アメリカの主要施設が攻撃目標になってしまうという設定であれば、もう少しこの物語にも責任感というものが生まれたのではないでしょうか。
アクションシーンは少ないわストーリーは酷いわで、中盤以降は睡魔と戦いながらの鑑賞だったのだが、火薬量の多さだけは褒めても良い。アラスカでのドンパチシーンのド派手な爆発には「おいおい『クーロンズ・アイ』(1988)じゃないんだから💦」と心の中でツッコミを入れてしまいました。
空中燃料引火ドーナツや、燃え上がる「愛の不時着」など、記憶に残るシーンも多々あるし、一切の見所がないわけではない。…まあつまらないことには変わりないんだけどね。
1億3000万ドル以上の製作費を費やしているが、興行収入は8,000万ドル程度。赤字映画ランキングのトップ10に入るのではないかという勢いで大コケした失敗作中の失敗作。
エンドクレジット後に次回作への布石が打たれていたが、作れるわけねーだろそんなもん!!
オスカー俳優でありながらこんな映画に出演してしまったジェイミー・フォックス。…しかも途中で無駄死にしてしまうという扱いの悪さ。彼も草葉の陰でシクシク泣いていることだろう。
…にしても、このキャストなら普通ジェイミーが主役だよね。メインキャスト3人の中で彼だけスター性が飛び抜けてるのは誰の目にも明らか。
黒人スターでも白人俳優の引き立て役に徹しなくてはならない。20年前のハリウッドはそれが常識の世界だったんですねぇ…。
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