リバティーン
劇場公開日:2006年4月8日
解説・あらすじ
17世紀英国で国王に寵愛された実在の放蕩詩人ロチェスター伯爵の半生を映画化。本作の舞台版に主演したジョン・マルコビッチが映画化を企画、ジョニー・デップを主演に自身は国王役に回って製作も担当。ロチェスターが演技指導する女優役で「マイノリティ・リポート」のサマンサ・モートン、ロチェスターの妻役で「プライドと偏見」のロザムンド・パイクが共演。英国人監督ローレンス・ダンモアはCMを経て本作で映画デビュー。
2005年製作/110分/イギリス
原題または英題:The Libertine
配給:メディア・スーツ
劇場公開日:2006年4月8日
スタッフ・キャスト
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ジョニー・デップの近況報告
いまやハリウッド・ナンバーワンといっても過言ではない人気と実力を兼ね備え、絶頂期を迎えたジョニー・デップ。新作が待ち遠しいファンのために、近況をみてみよう。さらにジョニー・デップのインタビューもあわせてお届けする。(文・構成:編集部)
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ジョニー・デップ インタビュー
ジョニー・デップが「後にも先にも生涯一度しかめぐり会わない作品」と言い、脚本を読んで出演を即決したと言われている「リバティーン」。そんな本作にかけたジョニー・デップの思いを語ってもらった。さらにデップの代表作「パイレーツ・オブ・カリビ...
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2012年12月19日
映画評論
自由奔放に生きる“リバティーン”は日本でいえば“無頼派”
「初めに断っておく。諸君は私を好きになるまい」という前口上で始まる、稀代の放蕩詩人の物語。「私」とはジョン・ウィルモットこと第2代ロチェスター伯爵のこと。映画はマイケル・ナイマンによる典雅な調べと共に、17世紀、王政復古期の英国にタイムスリップ。ろうそく...
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映画レビュー
4.0「私を好きになることはあるまい」などと言われると、つい逆らってみたくなっちゃいます。
さすがに終盤の特殊メイクを見たら、好きとは言いづらいかもしれないけど、「全ての王は嫌いだ」などと体制批判する彼の破天荒ぶりは好きです。また、プロローグの独白によって、詩と酒と女に夢中であることがわかり、卑猥語を連発する内容に対する予防注射を打たれた気分になりました。
4 letter words の応酬。召使となったオールクックがリトル・クリスマスの代役なんかできるわけがない。フランス大使のために作った劇はハチャメチャ。しかし、ところどころに王政に対する風刺がいっぱい。くすくすと笑ってしまうシーンが多かったのです。これがDVD化されたときには吹替えの日本語をぜひ大阪弁でやってもらいたいと願うばかり・・・これからご覧になる方は脳内で大阪弁化してみるといいかもしれません。
本作では製作者、また国王チャールズ2世を演じているジョン・マルコヴィッチが舞台劇では主人公を演じていたらしい。彼がジョニー・デップと心が通じたのか、それともジョニーがマルコヴィッチの頭の中に通ずる“穴”を見つけたのかわからないけど、梅毒に冒されたジョンに投げかける言葉が2人の通じ合う心情を見事に表現していた。さらに序盤のシーンで、リチャード国王に対しどんな不謹慎で不遜なことを言ったのかを説明する場面では、ジョニー・デップがマルコヴィッチの声帯模写をしているとしか思えないほど似ていたのです。もしかすると2人は穴友達だったのかもしれません。
物語も後半になると、ちょっと意味不明な部分もあったりしましたが、エロチック・コメディとも思える内容から一転してシリアスな人間ドラマとなっていました。特に梅毒に冒されたジョニー・デップのメイクアップによって鬼気迫る形相と、内に秘めた国王への忠誠が甦る心理描写。愛した女性に対しては複雑な気持ちにさせられますが、ここは男女で評価が分かれるところでしょう。
女優ではサマンサ・モートンも良かったのですが、今年3度目のお目見えとなったロザムンド・パイクに20ギニー賭けます。
※多少言葉を変えてあります。
【2006年4月映画館にて】
3.0斬新さは、ない
3.5惹きつける力は物凄くある。けどそれが好きかどうかは別物で、私はあま...
映画.com注目特集
3月19日更新
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