ゼーガペインSTA
劇場公開日:2024年8月16日
解説・あらすじ
2006年に放送されたサンライズ制作のオリジナルアニメ「ゼーガペイン」の新プロジェクト「ゼーガペイン PROJECT REUNION」の1作として、テレビシリーズの後日譚を描いた劇場版アニメ。
プロジェクト・リザレクションを完遂したセレブラントたちは、世界各地の残存部隊との戦いを続けていた。セレブラントとして舞浜サーバーを守ったソゴル・キョウは、雪が降る冬の舞浜で目を覚ます。記憶の欠損に戸惑うキョウの前に、新たな脅威オルタモーダが出現。自らをヒカリタツモノと名乗るハル・ヴェルトは、サブスタンスシェイドと呼ばれる未知の能力で襲ってくる。AI・ルーパの助けによってこれまでの記憶をダウンロードしたキョウは光対装備で立ち向かうが……。
声優陣にはソゴル・キョウ役の浅沼晋太郎、カミナギ・リョーコ役の花澤香菜、ミサキ・シズノ役の川澄綾子らおなじみのキャストに加え、河西健吾、花江夏樹、杉田智和らが新たに参加。テレビシリーズに続いて下田正美が監督、高山カツヒコが脚本を手がけた。
2024年製作/90分/G/日本
配給:バンダイナムコフィルムワークス
劇場公開日:2024年8月16日
スタッフ・声優・キャスト
ゼーガペインSTA の関連作を観る
関連ニュース
「ゼーガペイン」シリーズ集大成となるドラマCD付き設定集が25年2月発売 300ページ超の大ボリューム
2024年9月10日【入場特典リスト 8月最新版】「ルックバック」新特典はブックカバー 本日公開「シャニマス」「最強王図鑑」も特典アリ
2024年8月26日「ゼーガペインSTA」2部構成で8月16日公開、寺島拓篤や寺崎裕香が出演 「ADP」も7月12日からリバイバル上映
2024年6月2日
フォトギャラリー
映画レビュー
4.0「向かい風に君の光が透けて見えた」
5.0TVシリーズ放送後18年経って新作が観られる幸せ
1)ゼーガペインについて
まず、2024年の8月になってもゼーガペインの新作映画が観られる事にスタッフに感謝したいと思います。
2006年4月~9月にTVシリーズが放送されたこの作品は当時は珍しい国産の3DCGを使用したロボットアニメでした。アメリカでは1996年に3DCGを使ったビーストウォーズが放送された物の、日本では同じタカラがスポンサーの2001年放送の電脳冒険記ウェブダイバーのCGの作りがプアだった事に落胆した記憶があります。
それから5年経ち、ロボットアニメの老舗のサンライズが世に送り出しした作品がゼーガペインでした。
さすがに草創期の3DCGであるため、電脳戦機バーチャロンよりは解像度は高い物の、まだ拙さも目立ちました。が、ループを繰り返す儚い世界感や青春や三角関係などが素晴らしく、根強いファンがついた作品であります。
2)ゼーガペインSTAについて
今回の劇場版では30分間でADPとTVシリーズを振り返るレミニセンス編と、60分でTVの続編となるオルタモーダ編の2部構成になっています。
オルタモーダ編はほかの方が触れられているように、TV第1話のアバンタイトルで自爆したキョウver.1が主役の物語です。
ただ、キョウver.1も記憶喪失からADPで会話をしたルーパを初対面と認識し、観客もキョウのように戸惑いながら展開について行くような作りになっていました。
キョウver.1の復活については、賛否両論あると思います。
ただ、私としては大賛成。
スタッフはメインキャラクターに対して公正であろうとする態度が強い事はスピンオフ小説の『エンタングル・ガール』で感じていました。
自爆前のキョウがシズノとそうであったように、カミナギ・リョーコはカノウ・トオルに恋心を抱いていたのでした・・・というように、三角関係で押し出されていたキャラクターにもきちんと救いを与えてくれるのがゼーガのスタッフなのです。
というわけで、TVシリーズの後半では寂しい姿ばかり見せていた我らがシズノ先輩にやっと救いがもたらされるのです。
舞台挨拶でも川澄綾子さんが仰っていたように、これこそがダブルヒロイン物の最適解だと私も思います。
また、ロボットアニメで続編を描くときに前作の主人公をどうするのか、という命題にも新しい答えをもたらしたな・・・と感じています。
個人的にはもう一人の自分というモチーフは、ゼロ年代の作品で言うと谷川流の『学校を出よう!』が時間軸の違うもう一人の自分と出会って、自分同士なのに妙に噛み合わない掛け合いをして助け合っていくストーリーを思い出し、ノスタルジーをかき立てられます。
ハルの世界を調律するという台詞であったり、ミルヒの「なのです」口調などボンズのロボットアニメを思い出しました。
60分という尺に詰め込みすぎたとは思うのですが、オルタモーダたちの分身という設定や、キョウver.1が自己犠牲の傾向が強く、また自爆しようとするのをシズノが助けたりと必要なストーリーはしっかりと描けたのではないか、と2回見返した後にやっと腹落ちしました。
3)おしまいに
しかし、パンフレットが2200円って高すぎやしませんかね・・・?
同時期に上映していたデッドプール&ウルヴァリンは1000円せずにもっとページも分厚かったですよ?
無料で公開されているFebliやReal Soundの本作のスタッフインタビューなんかはパンフレットにそのまま収録してもよかったんじゃないですかね?
ただ、次回作の布石はしっかり打ったと思います。
リザレクションシステムは完成するのか? ガルズオルムの人工幻体にして復元者のナフシャのテクノロジーを入手すればキョウver.1とシズノのリザレクションも可能なのではないか? etc・・・。
STAとは、Statement Alphaを略した物だとタイトルロゴには表記されていました。Statement Betaとなるネクストエンタングルを楽しみに待っています。
5.0TV版履修済みなら楽しめる熱い作品
1.0続編と呼ぶには…
新作!続編!ということで紹介されていた今作
ご覧になった方はとっくにご存知かと思いますが前半は総集編です。
約90分の映画なのに総集編が長くてこの時点で不安がよぎります。
舞台はいきなりパラレルワールドの冬の舞浜!
敵もいきなり出てきたパラレルワールドの住人!
初めて見る人はもちろん置いてけぼりだと思いますが履修済みの私も置いてけぼり!
パイロットが分裂するのは面白かったですが…
結局現実世界では何の進展も無いまま終わったので続編というよりは同人作品という感じでした。
料金はクーポンなどが使えない2000円固定。
パンフレットは2200円と何かしらの特装版のような値段なのに大半が声優のインタビューで買う価値なし。
もう少しキャラやロボの設定画に割いて欲しかった。
それでも2200円は高い。
他の映画なら700円でもっと情報量多いよ。
「君たちはどう生きるか」よりはマシだったけど…
今回の収益でアプリ展開や正式な続編を作る予定というなら納得できます。
そうでなければファンをバカにしてるとしか思えない内容と値段設定でした。
好きな作品だけに残念です。
映画.com注目特集
3月19日更新
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」に熱狂するのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ
【あまりにオススメされるので、シリーズ未見だけど観てみた】結果は…ハマるまでのリアルドキュメント
提供:ツインエンジン【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI【感想投稿で豪華賞品が当たる】ちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)
注目作品ランキング
1
ウィキッド ふたりの魔女劇場公開日 2025年3月7日
2
35年目のラブレター劇場公開日 2025年3月7日
3
ファーストキス 1ST KISS劇場公開日 2025年2月7日
4
映画ドラえもん のび太の絵世界物語劇場公開日 2025年3月7日
5
ロングレッグス劇場公開日 2025年3月14日
映画ニュースアクセスランキング
- 昨日
- 先週
1
女優で歌手で潜入工作員…さらに射撃の名手! ガイ・リッチー新作「アンジェントルメン」本編映像2025年3月19日 08:00
2
アンディ・ラウ主演、香港映画史上最大級のディザスター大作「カウントダウン」緊急公開が決定【特報公開】2025年3月19日 08:00
3
【本日配信!】「ガンニバル」完結編、新宿にリアル出現した“人が喰われている村”に行ってきた2025年3月19日 15:00
4
橋本環奈が“赤い人”になった!? 「カラダ探し THE LAST NIGHT」9月公開、衝撃のビジュアル披露2025年3月19日 07:00
5
「47RONIN」監督がNetflixに対する詐欺容疑で起訴 16億円を不正流用2025年3月19日 14:00
1
ニコラス・ケイジの変貌ぶりがヤバすぎて主演女優の心拍数が「76→170」に跳ね上がる「一生忘れない」2025年3月11日 18:00
2
櫻井翔×北川景子「映画 謎解きはディナーのあとで」3月29日に放送2025年3月14日 16:00
3
「日曜アニメ劇場」3月16、23日に「宇宙戦艦ヤマト2199」劇場版2作を放送 30日は「ルパン三世VSキャッツ・アイ」2025年3月14日 18:00
4
【閲覧注意】台湾ホラー「ガラ」5月9日公開決定! 衝撃の日本版ビジュアル&予告編&場面写真を一挙公開2025年3月10日 08:00
5
【第48回日本アカデミー賞】最優秀作品賞は「侍タイムスリッパー」 安田淳一監督&山口馬木也が涙2025年3月14日 22:55