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ゴッドランド GODLAND

劇場公開日2024年3月30日

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ゴッドランド GODLANDのレビュー・感想・評価

全35件中、1~20件目を表示

5.0厳しい大自然と信仰

2024年5月31日
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鑑賞方法:映画館

布教に来たデンマーク人の牧師が、アイスランドの過酷な自然環境に身を置くことで変容していく物語。自然と人間の共生について、宗教的な観点から見せてくれる興味深い一本だった。
人間の神への祈りは、このような過酷な自然環境の中でどれほど意味があるものか。この地で信仰を広める意味とはなんなのか。人の命に特別な意味はなく、大自然の一部であると自覚せざるを得ない環境、自然の気まぐれで人が死ぬような環境で、人は人間の神を信じることができるだろうか。
アイスランドには紀元1000年ごろには大陸からキリスト教が入ってきて、かつての自然崇拝は薄れていったようだけど、この映画の舞台となった19世紀にも、自然環境が人々の価値観に大きな影響を与えていたのではと思える。アイスランドは日本同様、火山大国であり、自然のあり方がこの土地の文化を決定づけているように見える。欧州大陸の信仰のあり方とは異なる価値観があることが浮き上がらせる作品だった
とにかくショットが全て美しい。見とれているうちにすぐに終わってしまう。時間を忘れて鑑賞できる素晴らしい作品だった。

杉本穂高

4.0圧倒的なまでの没入体験映画

2024年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

これは圧倒的なまでの没入体験映画である。いざ見始めるとスクリーンの境界線を超えて引き摺り込まれ、あたかも自身がデンマーク人牧師と共に19世紀のアイスランドの荒々しい大自然を旅している気にさせられる。あの生きる意志すら根こそぎ奪い去ってしまう寒さ。大地の冷たさ。死を感じるほどの河の無慈悲さ。かと思えば噴火音と共に容赦なくマグマが流れ出す壮絶さ。これと比べれば人間の命なんて拭けば飛ぶような存在だ。カメラがゆっくり旋回するたび、360度回転しきった先でどんな情景が映し出されるのか、不安で堪らなくなる自分がいた。見知らぬ土地や文化での布教という意味ではどこか『沈黙-サイレンス-』と通じるものを感じるが、一方で言葉の通じない現地ガイドとの関係性が予想外の方向へ転じていく様には心のざわめきが高鳴るばかり。この複雑怪奇な顛末について、彼らの中でどんな心理模様が作用したのかいまだに私は答えが出せずにいる。

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牛津厚信

0.5無駄に長い。 あの内容なら1時間くらいにまとめられると思う。 若い...

2025年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

無駄に長い。
あの内容なら1時間くらいにまとめられると思う。
若い牧師はなぜ船ではなく、陸路でアイスランドまで来たのかという問いに対し、土地のことをよく知りたいし、出会いを大切にしたかったという返答をした。
実際は誰一人出会っていないが(笑)
教会での祈りの途中で犬の鳴き声に集中を乱され、そのまま出て行ってしまうというのも無責任。
また、娘を奪われたくなくて牧師を殺害する父親も異常。
全く意味不明の作品だ。

省二

3.0デンマークとアイスランドの温度差

2025年3月6日
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デンマーク人牧師ルーカスが選ばれてアイスランドに
教会⛪️を作りに行く話。

アイスランドってずーっと凍っているのかと思っていた。

草原、勢いよく流れる川、岩山、雪平原と雪山🏔️、
草原とその大自然の美しさに見惚れてしまう。
しかし火山🌋の爆発もあり溶岩流が流れて行く。

ガイドのラグナルに自ら訊ねながら、
今は危ないから2日後に渡るべきだ、と助言されたのに、
聞かず強行して唯一言葉が通じる通訳を死なせてしまった。

誰とも言葉が通じない中自分を追い込み、虚な目になり、
心身ともに弱って馬から落ちてしまう。
急拵えの担架に乗せられ引っ張っていってもらうが。

船で行くもっと楽で早い行程もあったのに、
景色を写真に収めたい願望でわざわざこちらを選んだのだ。
だのにテント⛺️の中で、帰りたい、と泣く。

やっと住民カールの家で静養させてもらった。
助けてくれたラグナルに一向に感謝しないルーカス。
近くの小屋で住まわせてもらう。

だが、教会⛪️がまだ完成していないからと、
カップルの結婚式💒も挙げてあげない。
村人にも関わっていこうとしないルーカス。

ラグナルの飼い犬可愛い🐶🩷演技上手い。

アイスランド語を覚えようとせず、
ラグナルが一枚写真撮ってくれ、と頼んでいるのに
耳貸さず、
きちんと座ったラグナルが懺悔し、
ルーカスの🐎を殺したと告白した途端に取っ組み合い。
はずみで岩に頭をぶつけたラグナル🩸
何くわぬ顔して戻るルーカス、牧師やろ❓

カールの娘アンナといい仲に、牧師やろ⁉️

完成した教会⛪️でお説教真っ最中のルーカスだが。
突如出て行き‥‥、
後を追うカール、ちょうど良いと考えたか?
直ぐに追いつき、2人は⁉️

あの説教中、外で犬🐶が激しく鳴き赤ちゃんも泣く。
神が降臨していたのでは?
そしてルーカスに罰を下したのだろうか。

犬も馬も可愛く賢かった🐎🐶🐎🐶🐎🐶🐎🐶

りか

4.5他を知り俯瞰する寡黙な同行者の1人になる

2025年2月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ!クリックして本文を読む

〝現地の人々と環境に適応するように努めろ〟
司教は、30年前の自分と似ていると言う牧師•ルーカスにあえて厳しい任務を与えたが、その不安は的中していく

デンマークからアイスランドに舟が着く
船酔いでよろよろと歩くルーカスと対比させるようにそこに根をおろす浜はこべ(?)のたくましさが印象的だ

そして始まる布教のための陸路
遠く続く平原はルーカスとガイド•ラグナル率いる一行の平行線のままの関係にみえ、増水していく河は深まる溝を暗示し、ちらつき始めた雪が想像以上に過酷な旅を想像させる

風土、風習、それらから生まれる時間の感覚の差、言葉などに馴染めないルーカスは現地同行者の精神や肉体の強かさを目の当たりにするたび気を滅入らせているようだ
植民地に降り立った神職者としての自負がややこしい感情を刺激しているのだろう
敬意を払う様子はまるでない

過酷な大自然のなかで次々起きるアクシデントに剥き出しになるルーカスの人間性
周りの人々が助け舟を出すものの主たる任務を成し遂げるには致命的なのは彼の〝わかりあうつもりのなさ〟なのだ
彼を見通し意地悪したくなるラグナルとはウマがあわず、皆の辛抱強い見守りも見限りに変わっていったと思う

半ば自分のエゴで命を落とした通訳の残像や物言いたげにじっとみつめる犬にさえ責められている気がするほど衰弱したルーカス
瀕死の状態で倒れついに自然の掟により放置を余儀なくされた
淡く霞む山々がみおろす草原で死を覚悟したような彼は我を省みることなく神を責めただろう

しかし彼はラグナルに助けられ、デンマークにルーツがあるカールの家庭に運ばれていた
ハーブ療法などで献身的にに介護され体は回復する
しかし、ルーカスの目は虚ろで姉の心が宿るようなシジュウカラのさみしげな歌だけが閉塞する気持ちに響いている

挟み込まれる司教の曇る目を思い出しつつ、案の定、支援や仲介を無駄にして浅はかさを繰り返してしまうルーカスに私も絶望してしまう

だからこそ岩場でのラグナルの要求と懺悔は胸を打った
あれは別れの前にルーカスにさしのべた最後の思いやりであり渾身の賭けだったのだろう
しかし彼の狂気はそれにも気づかず最悪な道のりを選びとった

白夜と荒涼の旅路の果て、若き牧師にお手上げし神は消え去った

父の様子から牧師が2度と赦されないのを察した姉
その硬直した眼差しの鈍い光と雪解けの草むらで最後の祈りをささげた妹の清らかな涙に自然の一部の自分達が抗えないことを理解しているのを感じた

かなしいかな牧師はあの世に行ってもまだ彼女たちがそれぞれ心の奥にしまったものなどには気が付くことはないのだろうが

次々と息を呑む美しさで惹かせながら決して寄せつけない厳かさも抱え持つ大自然に囲まれ、立場や考え方の違う小さな人間たちの右往左往は、そばで感じる動物たちの純粋さを知るほど滑稽に映った
そして、凝り固まる人の頑なさと身勝手さは地上の平和の仇であるということを思い知る

地位や栄誉にこだわり、虚勢を張り、欲に囚われ、エゴに走る人間が放つおそろしく強烈に哀しい匂いは、遥か昔からあり未だに変わらない生と死の匂いだ
不思議なうなぎの話にもぷんぷんと漂うものがあった
怒りの身代わりに引き裂かれたうなぎたちの跡にも、羊や鶏や馬や人間がそれぞれの理由で断たれた運命の跡も皆そうだったように、その土の肥やしになり新たな息吹きとなる
自然はたゆまず力を貸し地球の傷跡に寄り添い続けているのだ
何よりも忘れてはならないことはそれへの畏怖につきるのかも知れない

自然、文化、言葉、宗教(思想)、歴史を駆使した巧みな物語の力がものすごい重量で心を抉る
時代をこえて訴えかけてくる圧巻の余韻が深く留まる

hum

4.0神vs神

2025年1月12日
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デンマーク人の巨匠カール・テオ・ドライヤーを評して、その昔日本の大島渚監督がこんなことを述べていました。(キリスト教の)神と対峙する覚悟をもった映画監督である、と。敬虔なプロテスタントその中でも特に厳格なことで知られるルター派の教えを国教として定めているデンマークでは、ラース・フォン・トリアーをはじめとして反キリスト教的な映画を撮る映画監督が多いような気がします。

デンマーク国教会からアイスランドに布教のため派遣されたルーカス牧師。教会建設予定地には船で行けば楽チンなのに、わざわざ過酷な陸路を選択するのです。その案内役ラグナルは道中ことあるごとにルーカスと対立、水かさの増した川をルーカスが強引に渡ろうとしたことがきっかけで、唯一言葉の通じる通訳を失い、心身疲労したルーカスも途中でいきだおれてしまうのです。

そんなルーカス牧師の唯一の趣味が写真撮影。陸路を選んだ理由の一つに、壮大なアイスランドの自然を写真におさめたいという欲求があったのでしょう。この映画正方形に近い変わったアスペクト比が用いられていることにお気づきかと思われますが、まるでルーカスがカメラで撮った写真のように映像の四隅がラウンドしているのです。おそらく、写真家でもあるルーカス牧師をアイスランド生まれのデンマーク育ちフリーヌル・パルマソン監督の分身として演出しているのでしょう。

では、ルーカス牧師いなパルマソン監督が、フィルムにおさめたかったものとは一体何だったのでしょうか。それは、デンマークという文明国家が持ち込んだキリスト教的な“神”と対峙する、荒々しい手つかずの自然の中に息づく神々の姿だったのではないでしょうか。霧に煙るゴツゴツとした岩山、飛沫をあげながら落水する大滝、強風に耐えられるよう砂地に張り付くようにして生えている植物におおわれた草原、黒々とした岩肌を切り裂くように流れ出る真っ赤な溶岩....そんな大自然のダイナミズムの中に監督は“神”を見いだしていたに違いありません。

命からがら運び込まれた教会建設予定地で、神々の宿った大自然に圧倒されっぱなしのルーカスは、そこで大罪をおかしていくのです。この辺りは、同じアイスランドを舞台にしたスリラー『ラム』と同じ演出といえるでしょう。自分が自信満々で辺境の地に持ち込もうとした神が、大自然を前にどんどんどんどん小さく卑近に見えてきてしまったルーカスは、キリスト教の教えを次々と破っていくのです。道案内係のラグナスとルーカスの対立関係にそれがよく暗示されているように感じられます。

地元民にはひたすら尊大でお礼の一つも述べることなく、殺人、姦通、盗みまでし出かした挙げ句結局逃げだそうとしたルーカス牧師が、アイスランドが過去に不参加を決定したEUに重なって見えてしょうがなかったのですが、ご覧になった皆さんはどんな感想を持たれたのでしょうか。死んだお馬さんの肉が腐敗しやがて白骨化して自然に返っていく。まるで仏教の九相図のようなこのシークエンスこそが、神の御業に他ならないのではないでしょうか。そこには国家も文明も宗教も存在しない、あるがままの自然の営みだけが撮されているのです。

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かなり悪いオヤジ

宗教は帝国主義の先兵

2024年8月27日
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鑑賞方法:映画館

 予告編を観て、デンマーク人宣教師が極寒のアイスランドで布教する苦難の宗教映画かと思っていたら、他者を思いやれない自己中・牧師が荒野で自滅していく物語でした。アイスランドはデンマークの実質的植民地であった事を本作で初めて知り、ちょっとお恥ずかしい。独立は第二次世界大戦後だったんですね。

 アイスランドは宗主国デンマークをこんなに嫌っていたのかと思い知り、「宗教は帝国主義の先兵となる」という典型例を改めて観る思いがしました。宗教の持つ権威と独善性という意味では『エドガルド・モルターラ』にも通じるテーマです。

La Strada

4.5神の下では皆平等、それがGOD LAND

2024年5月29日
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鑑賞方法:映画館

アイスランドの大自然の雄大さと、その中を生きる人々の人間臭さが表れた作品でした。
聖職者と信者も非信者も、神の下では皆人間として平等。卑しく、欲深く、傲慢で、無力で、弱い、それが人間。
アイスランドの過酷な自然環境に人は適応できるけど、神の采配に、裁きに人は適応する術がない。それは突然死や出会いや別れといった形で訪れ、人はなす術なく流れに身を任せることしかできない。
時折挟まれる自然の風景がそれを表していたような気がします。

公式HP掲載の情報ですが、主人公がアイスランドで出会う少女イーダ役の女優さんの将来の夢が「馬の調教師とパートタイム女優」だそうです。
パートタイム女優、そんな概念があるんだ、、とびっくり、映画外でも刺激を受けました。

みぴん

3.0民族間の確執を体感

2024年5月25日
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鑑賞方法:映画館
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デンマークからアイスランドへ布教のために教会を建てることを目的に
牧師ルーカスが旅立つのですが、
これがまあいろいろあるわけです。

このルーカスなんですが、冒頭、指示を受けるところで「報酬は?」と真っ先に聞くあたり、
あ、そんなに信心深い人というより、仕事としていくのね?とあるいみ信念の無さみたいなことを感じ取り
小物感オーラが出まくっているとの印象を受けました。

このルーカスの小物感が道中で発揮されていくわけですが、
川を渡るのは数日待ったほうがいいよ、というガイドの話をガン無視し、強行したところ
頼りきっていた通訳が溺死してしまうんですね。

その後も、アイスランド語を学ぼうとせず、「言葉がわからない」の一点張り。
全く歩み寄る気がありませんし、コミュニケーションを良好にしようとも思わない。
その不遜な態度は、やはりアイスランドの人たちに見抜かれていたのだろうと思います。

ガイドの老人ラグナルとは終始対立、但し、ラグナルは歩み寄っているのに・・・です。
ラスト近くでは勢い余ってラグナルを殺してしまうルーカス。
そんなルーカスを好きになってしまう女性が現れるのですが、
それはデンマーク語が話せるデンマーク生まれの女性だからだと思います。
但し、この女性の父親はルーカスの本質を見抜いていて、ルーカスを殺すんですね。殺意を持って殺すんです。
娘のことが背中を押したのだとは思いますが、それまでのルーカスの不遜な態度の鬱憤の蓄積が爆発して殺害に至ったのだろうと思います。

人としてのあるべき姿とは?という人間の根源的なことが示唆かなと思い、そう受け取りました。

それにしても、アイスランドの荒涼とした景色をふんだんに画面で見せながら、
デンマークからの厳しい道程を描くあたり、実に素晴らしい映像美を浴びるように体感でき、素晴らしかったです。

ただ、143分は長尺すぎると感じました。全体的に静謐なためか何度か意識が飛びました(笑)
私にとって想像とは違った内容だったので、記憶に残る映画となりました。

ひでちゃぴん

4.0厳しくも美しい風景と

2024年5月22日
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気持ちの悪い牧師の物語。
気が滅入る。
(けれど、その景色は一度見てみたい)
妹は希望。

M

3.5動物はかわいいんです。。

2024年5月19日
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鑑賞方法:映画館

始まりからずっと、不穏の2文字が付き纏う。死にかける程に過酷でちっぽけな存在を覆い潰すよなアイスランドの厳しくも美しき大自然。なぜ船で〜のくだりで牧師への共感はなし、支配する・される側の諍いはもうしょうもなく自業自得だねあの終着まで...
観た後改めて地図確認と湿板写真についての情報確認。
さらっと流れてきた、実際の馬の朽ち果てるまでの様子を時間をかけて記録したというあの場面は貴重だね

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chargedpillow

3.5絵になる風景と泥臭さ、血生臭さ

2024年5月17日
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鑑賞方法:映画館

実はアイスランドの映画を見るのは初めてではない。三十年以上前に北欧古代神話のサガを映画化したのを見たのだが、妙に血生臭いストーリーだった。今回は北欧の果ての不毛の地の自然と、少ない人々の濃い人間関係を一部は牧歌的なテイストでも見せていきながら途中で衝撃の展開を遂げる。この独特の北欧テイストは映画としてアリだと思うが、個人的にはなかなか好きになれない。

Boncompagno da Tacaoca

3.0鑑賞前に背景知識が必要

2024年5月10日
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鑑賞方法:映画館

鑑賞前に背景知識が必要です。

私のアイスランド知識は、映画「馬々と人間たち」を鑑賞した程度。また、漫画でアイスランドがデンマーク支配下にあったことをなんとなく知っている程度でした。
苦戦しますが、なんとかついていけたような気がします。
アイスランドとデンマークの関係性について、一定の知識があると、より映像の機微を楽しめるのではないかなと思います。

デンマーク人の牧師ルーカスは、アイスランド現地の人々をあきらかに蔑視していて、言葉は覚えようとせず、生活の荒仕事を手伝わず、火を囲む輪の中にも入ることはありません。
アイスランド現地ガイドの老人ラグナルは、デンマーク人を嫌悪していて不服はあるものの、現地ガイドとして責任を果たそうとします。

過酷な旅の中でルーカスは、アイスランドの自然に畏怖し、ときには蔑視するアイスランド人がその自然と調和する姿に神秘を抱くこともあったようにみえます。
しかし、ルーカスは(もしかすると神から)何度も機会を与えられていながら、自己中心的な性根を改められずに、落ちぶれて果てまで行き着いてしまいます。愚かな姿がありありと描かれます。

映画「馬々と人間たち」で、アイスランド人にとっての馬の価値は計り知れないほど大きく重要なものなのだろうと感じました。
だからこそ、行動を起こしたときのラグナルはどんな気持であっただろうかと想像すると辛いです。

冒頭で「発見された古い7枚の写真からインスピレーションを受けて制作された作品」とキャプションが入りますが、これは監督の架空の設定だそうです。
想像力を触発される、おしゃれな演出でした。

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moro

3.0主人公の言動には全く共感できないけど アイスランドの景色は雄大で美...

2024年4月30日
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鑑賞方法:映画館

主人公の言動には全く共感できないけど
アイスランドの景色は雄大で美しかった。

khs69

4.5タイトルなし(ネタバレ)

2024年4月25日
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鑑賞方法:映画館
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19世紀後半、アイスランドを統治していたデンマーク。
若きデンマーク人牧師ルーカス(エリオット・クロセット・ホーヴ)は、布教のためアイスランドの辺境地に教会建設を命じられた。
夏とはいえ過酷なアイスランド。
日は沈まず、寒さも厳しい。
アイスランド東海岸から西海岸への長い旅。
通訳はいるが、直截、言葉は通じず、厳しい自然環境と異文化のなかでルーカスは疲労困憊するが、村へ到着してからも癒されることはなく、アイスランド人の老ガイド、ラグナル(イングヴァール・E・シーグルズソン)との対立はひどくなり、村での孤立も高まっていく・・・

といった物語で、前半はヘルツォーク監督『アギーレ 神の怒り』『フィッツカラルド』を彷彿させる展開。
画面に映し出されるアイスランドの荒涼とした風景から、その厳しさが伝わって来きます。

画面サイズはスタンダード。
横幅のなさが、神の恩寵のなさにも感じられ、ルーカスの精神的疲弊を表現しています。

公判、村に到着して、教会を建てる段になると、それまでの過酷な自然環境とは異なり、牧歌的な雰囲気も多少感じられます。
思い出したのは『刑事ジョン・ブック/目撃者』。

異文化との交流・・・として少し和らぐような描写もありますが、ラグナルとの対立は潜行して激化。
アイスランド人からみればデンマーク人・キリスト教は支配者・侵略者以外の何者でもない。

若い村人の結婚式を建築中の教会で挙げることになったのだが、ルーカスは建築中(つまり神が宿っていない)ことを理由に、祝福の言葉を捧げない・・・
これが引き金になったのか、ラグナルはルーカスの馬を連れ去り、荒野で殺してしまう。

アイスランドにおける馬の価値は、人間の命・全財産にも相当するようで、憎悪を現すものとしては最大級だろう。
その馬の死骸が季節を経ていく様は、美しいが残酷。
憎しみの結果、悲劇はさらに悲劇を呼ぶことになるのだが・・・

厳しい自然の中で生きていくこと。
この土地には神がいないのか・・・
いや、生きているということで、神に感謝すべきなのか・・・

しかしながら、このわたしたちが生きているこの地は「故郷」であり、「ゴッドランド」である。
と、ラストに、デンマーク語、アイスランド語の両方でタイトルが示される。

近年、あまり接する機会のない類の映画でした。

りゃんひさ

2.0歴史的背景を知らないと分からない

2024年4月24日
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鑑賞方法:試写会、映画館

アイスランドの自然が映像としてよく描かれていた。
主人公の行動は謎すぎて全く共感できず、最後まで❓だった。試写会では、上映後にアイルランド研究をしている大学教授の解説があり、当時のデンマークとアイルランドの歴史的背景などを聞いて、やっと少し分かったが、それがないと、理解不能なストーリーだと思った。

poke143

3.5アスペルガー的気質の若き牧師が直面する、アイスランドの厳しい自然と布教の現実。

2024年4月16日
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鑑賞方法:映画館
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まあ日本人の多くは、観てて
「そりゃ自業自得だよ」って
思うんじゃないのかなあ(笑)。

百歩譲って、ルーカスの性格に猛烈に難があるのが「死にかけてから頭がちょっとおかしくなってしまったせい」だとしても、なんで死にかけたかっていうと、「陸路でアイスランド島を縦断して村落まで行こうとしたせい」で、わざわざそれを決めたのは本人なんでね。
やはり、自業自得だとしか言いようがない。

だって観始めてから、ずうぅぅぅぅぅっと思ってたもん。
「なんで、こいつ海路で行かないんだ???」って。
で、村に着いて意識取り戻したら早速、移民のリーダーに訊かれてるわけ。
「なんで、船で来なかったんですか?」って。
そりゃ誰だっていぶかしく思うよね。

自分のみならず、キャラバンの10人近いメンバーまで巻き込んで、大変な陸路の旅を選択して、本人が死にかけてるんだから世話ないわけで。
しかも理由が「自分の目と足でアイスランドを確かめたかったから」「それを写真に撮って収めたかったから」。おいおい、そんな理由で、案内人巻き込んで危険な目に合わせてるのかよ。自分の判断ミスで通訳は溺れ死にさせてるわ、死にかけた自分は助けてもらっといて(後から担架で引っ張られた様子)御礼の一つも言いやしないし。

あともう一つ、「冬が来るまでに教会堂を建設せよ」って時間を切るのなら、司祭も司祭で、部下に「夏」じゃなくて「春」に出発させろよ。夏まで寝かせる理由ってあったっけ。
「小雪が降るまでには必ず」とかルーカスも返事してたと思ったら、出発して早々雪に降られてて笑ったけど。

ルーカスの場合、あくまで旅の目的は「教会堂の建設」であり「僻村での布教」である。通訳も、案内人も、その目的のために随行している。
彼がその道行で「自己満足と趣味の充足」のためにクルーを危険に晒すことは、「神の御意志」にも反しているのである。
しかも、旅支度はまったく「山歩き」を念頭に置いた旅装になっていないわ、重い機材を全部案内人に持たせてるわ、集団行動で一番重要なコミュニケーションの手段を有していないわ(アイスランド語がまったくわからないし学ぼうともしない)で、夏山登山をする僕からすれば、ルーカスは「山&高原」を完全に「舐めすぎてる」。

あと、「なぜ海路をとらなかったか」と訊かれたルーカスが「アイスランドの風土を知りたかったから」と答えたあと、移民のリーダーはこう問う。
「旅のあいだに、誰と会えましたか?」
ルーカスは、キョドったまま答えられない。
でも、前半戦のロードムーヴィーに付き合わされた我々は知っている。
会えたのはせいぜい、羊を一頭くれた農民の一群くらいだったと。
要するに、ルーカスは「アイスランドの自然の美と厳しさ」のほうは自らの体で存分に体験出来た一方で、「土地の人々」とは全く交流出来ていないし、旅の仲間である案内人たちとすらほとんど仲を深めないまま、ここまで来たわけだ。
移民のリーダーはそのまま引き下がるが、内心何を考えたかは容易にわかる。
「ああ、こいつはダメだ」

ここで、われわれは問わざるを得ない。
「ルーカスとはいったい何者なのか?」

ルーカスは有り体に言って、いらっとさせられる人物である。
独善的で、ルールを曲げず、自分の優秀さを鼻にかけ、まわりを見下している。
ひょろガキで、身体操作において不器用で、そのわりに闘争心は人一倍強い。
カメラオタクで、人との交流は超苦手だが、被写体としてなら交流できる。

そう、彼は典型的な、今でいうところのアスペルガーだ。
この性格は「厳しい旅でねじ曲がったから」そうなった性格ではない。
もともとそういう性分だったのが、死にかけたことで「先鋭化」しただけだ。
明らかに「狙って」そういうキャラクターとして描かれている。
彼は19世紀に生きる、絵に描いたような高機能ASDなのだ。

典型的なのは、村落で結婚式が執り行われたとき、ルーカスは牧師として二人を祝福しようとしない。「なんで結婚式をあげてやらないんだ」と移民のリーダーに問われたルーカスは言う。「まだ教会が出来ていませんから」
それを聞いたリーダーは言う。「変わった牧師だ」

アスペルガーの人は、ルールを容易に曲げられない。
融通をきかせられない。
たとえば、リーダーの次女の写真を撮ろうというとき、少女のほうは「馬と少女」という取り合わせの中から、馬の上に立ってみたり、馬の上で寝そべってみたり、横を向いたり、後ろを向いたりと、あらゆるヴァリエイションを楽し気に呈示してみせる。
しかし、ルーカスのほうは頑なに「こちらを向いて横座りした普通の写真」にこだわり、シャッターを切ろうとしない。こういうところである。

あるいは、グランドオープン成った教会堂での栄えある最初の説教。
うまくいっているあいだは、なんとかうまくこなせている。
しかし、赤ん坊の声や犬の声といった「邪魔」や「夾雑物」が入ると、もう続けられなくなる。「型」や「暗記」には強いが、突発的事態に弱いからだ。
で、彼の場合はそこに、衝動的な行動や暴力衝動の高まりが伴うタイプでもある。
この「前」に勃発した、彼の人生における最大の過ちもまた、そうやって犯されたものだった。

果たして監督は、観客にルーカスのことをどうとらえてほしかったのだろう?
もしかすると、ある程度の共感は寄せてほしかったのだろうか。
苦難の旅を経て神経を病み、伝道の使命を果たせないままに横死して果てた、気弱で偏屈で内向的な青年の侘しい人生を、少しは憐れんでほしかったのだろうか。
それならば、その試みはあまりうまくいっていないのではないか、としか言いようがない。

ルーカスは余りに「ヘイト」を溜め過ぎた。
自助努力の出来ない、本能のままのアスペ君でありすぎた。

もともとそういう性分で、勉強は出来たが頑固でエリート意識が高く、周りともうまく溶け込めず、そのへんを見越して世知に長けた老獪な司祭に、辺境の教化を上手い具合に押し付けられたということだろう。
で、持ち前のかたくなさで陸路の旅を断行して人を死なせ、自分も死にかけ、案内人との軋轢を村まで持ちこみ、陰気さに磨きをかけ、人には教会を建てさせながら自分はカメラ遊びにうつつを抜かし、己の業績の報告(手紙)は怠らず、挙句の果てに突発的に衝動殺人を犯し、その足で姦淫の罪を犯し、最初の説法は台無しにしたまま、荒野に逃げ出してトンズラを図ろうとする。
「ああ、こいつは本当にダメだ」
そう観客がみんな嘆息したところで、「救い主」のように移民のリーダーが現れて、「彼の殺人の罪も姦淫の罪も知らない状態で」(=断罪されることもなく、犯した罪の深さに直面することもなく)、一瞬の死を与えてくれるのだ。
要するに、ルーカスは救われたのだ。横死することによって。
彼は咎人としてではなく、被害者として、アイスランドの大地に溶け込んでいく。
案内人によって殺されてしまった馬の死体と同様に。
これは、明らかに「可哀想」なエンディングではない。
「ほっとする」エンディングだ。

逆に、きっとこの頃の牧師とか、こういう手合いが多かったんだろうな、くらい僕は思いながら観ていた。
単に、内向的で攻撃的な牧師が多かったという話ではない。
アスペルガーっぽい気質を持つタイプで、宗教家を目指した奴はきっと多かったんだろうな、という話だ(今だって結構そうかもしれない)。
前に『田舎司祭の日記』というロベール・ブレッソン監督の映画を観たことがあるが、まさにあれの主人公もこういうタイプだった。宗教家の仕事を型にはめてとらえていて、相手に対してやたら説教臭く、周りと軋轢を生んでは内に閉じこもり、酒に逃げて自分を追い詰めていく……。北フランスの寒村に赴任する出だしなど、おそらく『ゴッドランド』の監督も参考にしている映画にちがいないが、この手のタイプの人はむしろ「修道士」や「教学僧」には向いていても、「布教」や「説法」にはまるで向いていないのではないかと思わざるをえない……。
まあ本作の監督さんはもしかすると、「カメラで撮って写真に収める」ことに異常に執着する頭でっかちでオタク気質のルーカス君に、「映画人としての自分」を思い切り投影しているのかもしれないが……残念ながら共感しやすいキャラクターではなかったなあ。

あと、お話の組み立てとしても、観客がルーカスに寄り添いづらい構成だった点は否めない。
通例、こういう「極限体験を経ておかしくなってしまう」人間を描いたドラマというのは、その「前段」についても比較的、丁寧に描かれることが多いのではないか。
本作でいえば、たとえばだけど、多少偏屈でも仲間と相応にうまくやっていて、優秀な牧師であるように「擬態」できているルーカスの平和で気安い日常をじっくり描いてから、中盤で大変なことが起きてその「本性」があらわになる、というのが「一般的」な作劇のような気がする。
ところが本作では、アバンが終わったらすぐにロードムーヴィーに切り替わってしまう。
ルーカスがどういう人間かも観客にはわからないまま、アイスランド横断の冒険行が始まってしまい、われわれは彼の心のうちを知る間もなく、ほぼ無言のまま旅は一時間くらい続いてゆく。
観客としては、なんとなく空気の読めないやつ、集団行動のできないやつ、案内人に高圧的にふるまうやつ、くらいの認識しかないところで、彼は死にかけて、ある意味正気を失ってしまう。
村についてからのルーカスは、たしかに「昔のままの彼」ではない「すでに半分病んだ」人間なのかもしれない。死にかけた状態でいったんアイスランドの荒原のただなかに放置されて、もう捨てられ置いていかれたと思いこんだ彼は、そこで「完全に闇落ち」してしまったのかもしれない。
でも、前段がないから、僕たちには「健全だったころのルーカス」の様子がわからない。なので、狂ったルーカスがどれくらい狂ってるのかがわからない。
ぶっちゃけ、最初からこんなやつだったようにしか思えないのだ。

その意味では、ルーカスは損をしていると思うし、ふつうに考えれば、制作者側もこういう作劇にしている以上、彼に感情移入してもらいたいとは思わないで作っているはずだ。
結局、彼は「ダメな牧師」として登場し、「ダメな牧師」として退場した。

なぜ、ルーカスは殺されたのか。
それは、「見限られた」からだ。
娘の婿候補としてだけではない。もちろん、このまま放っといたら先に子供までこしらえそうだから、事前に排除したという部分はあってもおかしくないが、それが殺された理由のすべてではない。
彼は、辺境の牧師として「役に立たない」から、切り捨てられたのだ。
これだけ突発事態にもろくて、人付き合いに難があって、職責を全うできないのであれば、この厳しい寒村ではとても「やっていけない」。
「やっていけない」から「いてはいけない」。
とはいえ、わざわざ解任させようにも、コペンハーゲンからは離れすぎていてそれも難しい。
だから「申し訳ないけど」死んでもらうしかなかったのだ。

ルーカスは、観客からも、登場人物からも、監督と制作陣からも見限られ、アイスランドの大地で一生を終えた。
そんなちっぽけな彼の人生と、雄大な大自然を対比して捉える、という意味では確かに良く出来た映画だと思う。
だが、たとえば『ミッション』のような文化と文化のぶつかり合いを感じさせる壮大なスケール感はないし、全体からすればむしろこぢんまりした印象の映画だ。
スタンダードサイズの四辺を丸く削った画面サイズ(ダゲレオタイプを意識したらしい)は、あえて大自然を小さな枠内で捉えることで、逆説的に大きく見せている部分もあるが、一方で19世紀の牧師の旅に、実際に古いカメラが同行しているような親密な感覚もある。
ただ、このサイズ感や時代感が本当に映画にプラスに働いたかどうかは、僕には正直よくわからない。個人的には、これだけ雄大な自然をこれだけ丁寧にフィルムに収めるのなら……ふつうに視界いっぱいのワイドスクリーンで堪能したかった気もするんだけどね(笑)。

じゃい

3.0予告編を見て、素晴らしい映画だと思ったが…。

2024年4月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

私の直感は当たる事が多いが、これは外れた。ワグナーが「ニーベルングの指輪」の創作に北欧神話(アイスランド・サガ)からヒントを得たと知ってから、アイスランドに関心を持っていた。

辺境の地で、人が住むような土地ではない。そんな地に人が住んだら、どうなるのか。そんな映画だった。私にはよくわからなかった。

いなかびと

3.0基本的に静かで退屈な感じ。

2024年4月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

アイスランドで見つかった木箱、その中に入っていたデンマーク人の牧師が撮った写真にインスパイアされたそう。

基本的に静かで退屈な感じで、開始1時間ごろから躍動的になって少しは面白くなってきます。

終盤は大きな事件も…

そして、予想外の終わり方。

終わってから、あらすじ読んだら、アイスランドはデンマークの植民地だったとの事。

その辺の歴史に詳しいと、もっと理解できるのかな?

RAIN DOG

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