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バトル・オブ・ザ・キラーズ

2023年製作/100分/アメリカ
原題または英題:Johnny & Clyde

スタッフ・キャスト

監督
トム・デヌッチ
製作
チャド・A・ベルディ
ミシェル・ベルディ
チャド・ベルディ・Jr.
ポール・ルバ
ニック・コスコフ
製作総指揮
ギャレス・スミス
マーク・ダノン
デビッド・ナイジェルバーグ
トーマス・ベルディ
デビッド・ギア
アンソニー・グダス
チェルシー・ベイル
アンドレ・レリス
J・D・ボーフィス
ジェシカ・ベネット
ミッキー・ゲリン
アーロン・カウフマン
脚本
トム・デヌッチ
ニック・プリンシピ
撮影
グレン・チャーノ
美術
ショーン・ホシェック
衣装
オードリー・フラテリーニ
編集
カテリーナ・バレンティ
音楽
ジェイソン・ソウダ
全てのスタッフ・キャストを見る

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映画レビュー

3.5珍しく最後まで観れた!(笑)〜怖くないオカルトスプラッター

2025年2月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

怖い

単純

2023年公開、アメリカ映画。

【監督】:トム・デヌッチ
【脚本】:トム・デヌッチ、ニック・プリンシピ

主な配役
【カジノ経営者・アラナ】:ミーガン・フォックス
【ジョニー】:アヴァン・ジョーギア
【クライド】:アジャニ・ラッセル
【アラナの部下・ガイ】:タイソン・リッター
【殺し屋・ジャン】:バイ・リン
【復讐鬼・ロック元保安官】:アルメン・ガロ
【ブッチャーとバクワス(二役)】:ニック・プリンシピ
【アラナの付き人(男)】:ブレット・アザール
【アラナの付き人(女)】:シドニー・ジェンキンス

1.『俺たちに明日はない』のパロディではない

本作の原題は『Johnny and Clyde』で、『俺たちに明日はない』の原題『Bonnie and Clyde』とそっくりだ。

だが、
タイトルがそっくりなだけなので、邦題の付け方としては正しい。
むしろ『ナチュラル・ボーン・キラーズ』に近いのか?
と思ったが、共通点は二人組の犯罪者というだけだ。

ただただ、血しぶきや死体を観る作品。

2.出演した俳優さんたち

父親にアタマが上がらないカジノ経営者をミーガン・フォックスが演じた。
これが実によくハマっていた。
彼女の存在感がなかったら、この映画は成り立っていないだろう。

一方で、スケボプレイヤーのアジャニ・ラッセルが演じたクライドは、冴えなかった。
独特なメイクだけが彼女のキャラを映しているが、本当はそれだけでは物足りない。
やや中途半端に感じてしまった。

3.最後まで観ることができた要因

ラストは登場した全員が、、、、
という「やっぱ、そうか」な展開。

ピストル、ライフル、自動小銃、ダイナマイト、斧、刀or鉈(青龍刀の柄のないやつみたいな)…etc
が使われて、

◆眉間を撃ち抜かれる人
◆ダイナマイトの導火線を短くしすぎて肉片になる人
◆心臓を鷲づかみされる人

などが描かれるが、意外と「死に方(殺され方)」のバリエーションは少ない。
この手の映画では、チェーンソーは必須かと思っていたが本作には登場しない。

切り刻むようなダイレクトなシーンはない。
(それを示唆するシーンは、もちろんある)

おそらく、製作陣の趣向だと思うが、
音楽や音響効果による煽りや、
表情どアップの絵を使った恐怖感演出がほとんどない。
これは、個人的に「◯」だ。

大キライなスプラッター映画なのに、最後まで観ることができた要因でもある。

つまり、作品自体としては、
「あまり怖くない」ものに仕上がっていることを意味する。
グロだけでなく、エロ要素も最近の映画にしては抑制的で、私はキライではない。

だが、物足りなく感じる人も多いだろう。

4.タミヤのミリタリーミニチュアかな?

ディオラマが何度か画面に登場する。
1/35「アフリカ軍団セット」じゃないのか?!
個人的にとても気になる。

5.まとめ

専門家や映画ファンからはソッポを向かれたらしい。

純度100%のオカルトスプラッター映画が、「あまり怖くない」のだから仕方ないのかもしれない。

ブッチャーとバクワス、二役を演じたニック・プリンシピが脚本に参加している。
演者の本職も、スケートボーダー、歌手、シットコムなど多士済済。

監督によると、本作は、
「80〜90年代ホラー映画とアクション映画へのラブレター」であり、「シリアルキラーを描いたカートゥーン」だと述べている。

オカルト嫌いな私に最後まで観させた功績(笑)を加味して、☆3.5

Haihai

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