アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション
劇場公開日:2024年1月19日
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解説・あらすじ
「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」「世界の果てまでヒャッハー!」の監督・脚本・主演で知られるフィリップ・ラショーによるフランス製コメディ「アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件」の続編。
依頼人のアリバイを作る会社「アリバイ・ドット・コム」のグレッグは、恋人フローとの結婚に向けて会社を廃業し、平穏な日々を過ごしていた。プロポーズも無事成功し結婚式の準備に入った彼の前に、両親の顔合わせという最大の難関が立ちはだかる。グレッグの父は詐欺師、母は現役セクシー女優で、彼は幼い頃から両親の身勝手な言動に振り回されてきた。トラブルを回避するため、グレッグは元同僚を呼び戻して「アリバイ・ドット・コム」を再結成。顔合わせには偽の両親を用意し、自分の両親には偽の婚約者を会わせようとするが……。
ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2024」上映作品。
2023年製作/88分/フランス
原題または英題:Alibi.com 2
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2024年1月19日
スタッフ・キャスト
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映画レビュー
4.5これがNo.1ヒットのフランスって
かなり楽しみにしていたフィリップ・ラショー監督の新作。フランス流コメディーというより過激なギャグの連続で、作品によってアタリハズレはあるものの、基本ひたすらくだらなくて観て得るものが特にないのがすばらしいのだが、そのぶん苦手な人も多いかも。
本作はアリバイ〜の続編ということだけど、役者はいつものメンバーでそれぞれのキャラも確立されているため、前作の内容を忘れていてもまったく問題はない。相変わらずの下ネタ、エロネタ、児童・動物虐待ネタありで、とっ散らかってる印象はあっても、かなりの小ネタやフリまで丁寧に回収してくるのはさすが。
TOHOシネマズで上映された4年前のシティーハンターTHE MOVIEでラショー監督もついにメジャー入りかと思いきや、今回はヒューマントラストシネマ渋谷の未体験ゾーンの映画たち枠な上、20人あまりの観客が全員男性…。次作はぜひ全国300館規模で公開してもらいたいところ(絶対無理)。
4.0爆笑王のラショー節、炸裂です
フィリップ・ラショー作品は「シティーハンター実写版」、「バッドマン」に続き三作目の鑑賞。本人の監督、脚本、主演で、脇を固める主要登場人物もいつものラショー組の皆さん。前作「アリバイ・ドット・コム」は未見だけど鑑賞には問題なかった。
「ホット・ショット」シリーズのC. シーン、「裸の拳銃」シリーズのL. ニールセンなどの秀作コメディの主役はみんな二枚目でそのギャップがいいんだが、ラショーもなかなかのイケメンだけど惜しげもなく馬鹿やって笑わせてくれます。
脚本も、笑える状況をうまく設定して、そこでの畳み掛けるようなギャグを、伏線も折り込みながら緻密に積み上げている。会話のなかのバーバルギャグも秀逸だし、フランス映画なんでシモネタジョークも欠かしてない(今回は"やや"控えめか)
「笑いの怪物」で描かれてたようにひとを笑わせるってホント大変なんだけど、この調子でこれからもバカ映画(褒めてます)のみちを突き進んでほしいなあ。
ダウン系映画の「ほかげ」からハシゴしたんで、この作品のアップぶりには救われた。
4.5Party
フランスの暴れ者チームの新作という事でそりゃ観にいかんとと重くない腰を立ち上げて鑑賞。未体験ゾーンに入るのかい?入らないのかい?どっちなんだい?みたいなギリギリのゾーンの作品ですが、今作は東京以外では普通にやるというちょい謎なスタイルでした。
もうほんとおバカで最高でした。コメディ映画はこうでなくちゃ!と思わせてくれるキレッキレのギャグから不条理なギャグ、キワッキワの下ネタと、大好きなものがこれでもかってくらい詰め込まれていました。
彼女との結婚のために畳んだアリバイ会社を、結婚式に実の親が来るのを防ぐために再結成してなんかしようとするというザ・コメディな入りでした。
とにかくアリバイ作りが裏目に出まくってハチャメチャになるのが楽しすぎて、出てくるメンツメンツ一癖も二癖もあるので、畳み掛ける不条理なギャグに翻弄されまくりでした。
アリバイ会社の2人が初っ端転職後の職業でやらかしまくったり(睡眠障害でカーレースのナビゲーター中に寝たり、サッカー選手のマネージャー的なのをやってたらトロフィーがヘリコプターのプロペラに当たってその選手に足に直撃したり)、彼女の両親の全裸を見てしまったり、ケツに皿がスポッとハマったり、アリバイができない義母役の人だったり、元カレを忘れられない偽奥さんだったり、なぜか理不尽に吹き飛ばされるワンコだったり…文章で書くよりも思い返した方が早いくらい連発で襲ってくるので腹が大変でした。
隣人の判事がもう可哀想で…いや観てる分にはもう最高の被害者なんですけど、旅行で数日家を空けただけで家は燃やされるわ、大量の人数での不法侵入はあるわ、敷地内になぜか結婚式の準備がされてるわ、警官の車が突っ込んできて柵がぶっ壊れるわで、もうとりあえず引っ越せ!と思いました。まぁ引っ越したとしてもどこかで交わってしまいそうですが笑
大オチの付け方も素晴らしく、フラれたかと思いきやもういっちょの結婚式でフローからのドッキリで逆プロポーズされるのはええなぁと思いました。
「愛情と同じだけ許してあげる」なんて名言すぎない?とホクホクした気分になりました。そんな幸せな空間なのに、嫉妬からヘリコプターまでチャーターして水をぶちまけるという完全にバラエティなノリで締めるのも好きでした。計画を止めようとしてたのに睡眠障害がここで活きてくるのも面白かったです。
切れ味鋭いドタバタコメディで笑っぱなしの90分でした。こういう作品やっぱ楽しいな〜と嬉しい気持ちになりました。フィリップ・ラショーにはぜひ続編も作って欲しいですし、また新たな新作も日本に送り届けて欲しいなと思いました。ハッピー!
鑑賞日 1/23
鑑賞時間 16:45〜18:20
座席 C-1
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