事実無根
劇場公開日:2025年5月10日
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2023年製作/99分/G/日本
劇場公開日:2025年5月10日
スタッフ・キャスト
星孝史近藤芳正
大林明彦村田雄浩
大林沙耶東茉凜
城田圭一西園寺章雄
城田光子和泉敬子
徳本正平仲野毅
山里俊西尾塁
水原美緒しまずい香奈
佐伯直也小堀正博
中野沙織武田暁
リク中川裡斗
コウキ白井孝誠
ユウト栗野結惺
ソウタ池田壮良
イノ長三伊乃
ルイ永尾琉衣
少年O中谷悠希
盲目の少女村上真唯
フランス人旅行者・兄マリユス・オブロン
フランス人旅行者・妹マノン・オブロン
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フォトギャラリー
映画レビュー
5.0京都から全国へ!届け!広がれ!ゆっくりと静かに何かを動かす力のある映画です。
京都駅タワー側、東本願寺を左に見ながら北東へ10分ほど歩くと、公園に隣接したアットホームな雰囲気のカフェがあります。映画の舞台となったその名も「そのうちcafe」。私がこの映画に出会ったのも、散歩中にたまたまそのカフェを見つけマスターから映画の話を聞いたからです。
京都シネマでの公開を楽しみに、1日映画の日に勇んで足を運んでみたらまさかの満席…😭関係者らしき人たちがどっと押し寄せていたようでした。幸い2週間限定上映が4週間となり本日鑑賞することができました😊
観終わった率直な感想は、
控えめにいってとてもよい映画でした。笑いあり涙あり。近藤さんと村田さんのテンポよく飛び交う関西弁のツッコミと西園寺さんの話す優しい京都弁がこの映画の雰囲気を作っています。地元を離れ京都に暮らして数十年。間違っても自分が京都人だとは思っていませんが、この街には並ならぬ愛着があります。昨今世間では、「京都人=いけず」みたいなイメージがひとり歩きしている気がしますが、この映画では下町情緒あふれるアットホームで温かい京都の日常風景が描かれています。はじめは冤罪の話かと思っていましたが、そうではありませんでした。どこにでもある家族の話。大切なのはいつ何時も「事実そのもの」ではありません。
それを観届けにぜひ映画館へ足を運んでみて下さい。老若男女どなたにもおすすめの良作映画です♪
なお評価は、独断と偏見と京都愛と応援の気持ちを込めて星プラス1となっています🙄
京都発の自主制作映画。
本作が京都からまず東京へ、そして全国配給となり、もう一度京都の映画館で鑑賞できる日がくることを心よりお待ちしております!!
3.5京都の実在のカフェを舞台にしたヒューマンエンタメドラマ
場内からクスクスと忍び笑いや鼻をすする音が聞こえるような誰もが楽しめるエンタメ映画です。物語の中心となるバイト役の東茉凜さんの演技にとても好感を持ちました。謎が紐解かれるにつれ登場人物の関係性が劇的に変わっていくところが見どころの一つなのですが、彼女が見せるバイト初期のかしこまった(バース並みの大型新人)態度から、最後の慣れたというより少しスンとした態度の変化に(ありえないような展開なのに)リアリティを感じました。
少しネタバレになります。「大豆田とわ子と三人の元夫」を彷彿とさせる群像劇にストーリーは展開していきます。大豆田とわ子〜は妻が世界の中心なのに対して、本作は娘が中心なのですね。だからなのかは分からないのですが、さっぱりとした描き方・後味の良さにも関わらずなんとなく居心地の悪さを私は感じてしまいました。
妻(母)の心象描写が(主要なテーマではないのでしょうが無いですが)不十分な一方、2人の夫(父)の心象描写を丹念になぞっていました。しかし、ここに「一方的さ」というか、妻子不在の「都合の良さ」を感じてしまったのです。監督・脚本家が理想とする情けないけど憎めない男性目線の父親像を押し付けられているような。。。穿った見方で申し訳ないです。
とはいえこれは私がもともと「日常から思うようにならない小さな心の変化に気づく等身大の物語」なのだろうと勝手に想像していたからなのであって、実は笑いあり涙ありのヒューマンエンタメドラマだと考えれば設定にいちゃもんをつけるのも野暮というものでしょう。
さて、映画館に来ていたお客さんはシニアの方々がほとんどでした。おそらく新聞や雑誌が周知の役割を担っていたからなのかなと想像しました。若いお客さんが多いであろう「そのうちcafe」に今後しばらくはシニアの方の来店が増えるかもしれませんね。
4.5これぞ「泣き笑い」。上質な芝居に引き込まれます。
一見、なんてことないヒューマンドラマに見えて、実は名優たちのハイレベルな芝居の掛け合いと、監督をはじめとするスタッフたちのこだわりが詰まった入魂の映画だと思いました。表情と目の動きだけで感情の動きを伝えられる役者陣の芝居はシビレます。また、センシティブなシーンや泣きどころにさえ笑いが散りばめられていて、それを物語の邪魔をせずに演じ切る役者の力には脱帽です。
その役者たちが口々に「大変だった」とこぼしていた監督こだわりの「長回し」によって、観ている方もどんどん物語に引き込まれていきます。上演後の舞台挨拶で登場した撮影担当の方の話では、照明機材の代わりに火を使ったライティングで心の揺らぎなどを表現したとのこと。こうした隅々に目を向けると、きっとさらに味わい深くなる作品なのでしょう。
次いつ観られるかがまだ決まっていないというのが残念です。ぜひまた大きなスクリーンで観られる日を心待ちにしています!
なお、この先行上映の反響や意見を生かして完成度をさらに高めていくようなので、その完成版の方を満点評価とするべく、今回は「4.5評価」にしておきました。
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