『ブレイキング・バッド』超え?スピンオフ『ベター・コール・ソウル』が傑作と言われる理由

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『ブレイキング・バッド』超え?スピンオフ『ベター・コール・ソウル』が傑作と言われる理由

米AMCの『ブレイキング・バッド』は、テレビ史に名を刻む傑作として今も語り継がれている。その中でも最終シーズンとなるシーズン5は、ほぼ完璧と評されることすらある。そんな伝説的作品のスピンオフとして誕生した『ベター・コール・ソウル』が、まさか本家を超える完成度を見せるとは、多くの視聴者にとって予想外だっただろう。

なかでも最終シーズンとなるシーズン6は、物語、演出、キャラクター描写のすべてにおいて極めて高い評価を受けており、本作を“スピンオフの域を超えた傑作”と位置づける声も少なくない。今回は、米Screen Rantによる分析をもとに、その魅力をあらためて掘り下げてみたい。

 

(以下、一部ネタバレを含みます)

テレビ史に残る名作

『ベター・コール・ソウル』シーズン6はシリーズの集大成として、フランチャイズの中でも突出した評価を受けている。

特に第3話「万事休す」と第7話「計画と実行」といったエピソードは、本家の名エピソードであるシーズン5第14話「オジマンディアス」と肩を並べるほどの完成度を誇る。「万事休す」では、ナチョの物語が感動的な形で幕を閉じ、脇役に過ぎなかった彼の存在が、シリーズ全体においていかに重要だったかを再認識させられる。一方で「計画と実行」は、ジミーとキム、そしてラロという三人のキャラクターの道徳的な破綻を対比的に描き、シリーズ全体のテーマを凝縮したような一編となっている。

このシーズンはRotten Tomatoesで99%という驚異的なスコアを記録しており、批評家からもファンからも極めて高い評価を得ている。物語の終盤では、ジミー・マッギルが自らの罪を認め、責任を取る姿が描かれ、彼のキャラクターにこれ以上ないほどふさわしい結末が与えられた。これは単なるスピンオフの枠を超え、テレビ史に残るドラマとしての地位を確立する要因となった。

一部のファンからは第10話「迷子犬」のような静かなエピソードが物足りないとされることもあるが、実際にはすべてのエピソードが物語全体に貢献しており、シーズン全体を通しての一貫性は見事だ。終盤で『ブレイキング・バッド』本編後の世界を描いたことも、大胆かつ効果的な選択であり、物語をより立体的にし、より深い余韻を残した。

『ベター・コール・ソウル』シーズン6は、スピンオフという枠を超え、本家すら凌駕する完成度を見せつけた。どちらが優れているかという議論は今後も続くだろうが、少なくともこの最終シーズンがテレビ史に残る名作であることに疑いの余地はない。

『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』の全シーズンは、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)



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海外ドラマNAVI編集部
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