(インタビュー)スパイ防止法と「内なる敵」 日本近代史研究者・荻野富士夫さん

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「植民地だった朝鮮や台湾、傀儡(かいらい)国家だった『満州国』では、治安維持法による弾圧は、より強烈でした」=吉本美奈子撮影
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 戦前の思想弾圧で猛威を振るった治安維持法。制定は今から100年前だった。歴史研究者の荻野富士夫さんは、同法に基づく思想統制を約40年前から研究してきた。「内なる敵」を排除した歴史から学べることは何か。スパイ防止法の制定を求める声が政界で高まる今、敵をあぶり出すことの意味とは。

 ――「反日」批判や…

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