「石破政権だったら離脱なかった」 公明・斉藤代表単独インタビュー

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聞き手・笠井哲也
吹き出しアイコン佐藤優さんら2件のコメント
佐藤優さん鈴木一人さん
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インタビューに応じる公明党の斉藤鉄夫代表=2025年10月14日午後5時40分、国会内、笠井哲也撮影
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 公明党斉藤鉄夫代表が14日、朝日新聞のインタビューに応じ、自民党との連立政権離脱の経緯と今後の対応を語った。「石破政権だったら離脱はなかったと思う」とした上で、選択的夫婦別姓の導入をめぐり「自由に動いていきたい」と強い意欲を示した。

 ――自民の高市早苗総裁は10日の斉藤氏との会談後、「一方的に離脱を伝えられた」と述べた。

 一方的には伝えていない。(高市氏が総裁に就任した)4日から「政策協議が調わなければ離脱」と申し上げ、7日の1時間半の協議でも「政治とカネ」の問題をめぐり了解するための明確な線を伝えた。10日が最後だと前もって言ってはいなかったが、それでもこの問題に対する具体的な提案は高市氏から何もなかった。

「人事ではない。基本姿勢を問うている」

 ――自民の裏金問題に関わった萩生田光一氏を幹事長代行から外す人事が仮に行われていたら、離脱の判断はどうなっていたか。

 変わらなかったと思う。萩生…

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年10月15日15時45分 投稿
    【視点】

     このインタビューで斉藤鉄夫・公明党代表は、公明党のあらたな政治方針について重要なシグナルを出しています。私が注目したのは、以下のやりとりです。<――自民内では次期衆院選で公明に候補者をぶつける動きがある。覚悟は。 小選挙区が大変厳

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    鈴木一人
    (東京大学大学院教授・地経学研究所長)
    2025年10月16日1時43分 投稿
    【解説】

    政治とカネの問題だ、と言いつつ、石破政権なら連立離脱はない、というのは矛盾。石破政権も政治とカネの問題に決着はつけていない。野党との共闘も語らず、次の次には連立に戻るという発言もある。結局、高市総裁の自民党とは一緒にやれないということなのか

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