かずいげつ
『薬屋のひとりごと』の登場人物。
皇帝の弟。
皇帝の身内からは「瑞(ずい)」、もしくは「月(ゆえ)」と呼ばれ、臣下からは「月の君」もしくは「夜の君」と呼ばれ、「東宮(=皇太子)」とも呼ばれる。
祭事を除くとほとんど人前に出ることができないほどの病弱であるという噂があるほか、ひどい火傷があるとの噂もある。どうしても出席しなければならないときには長い髪をたらしたり、覆面で顔を隠して目を合わせないようにしている。
そのため、一部の官吏には顔を隠しつづける東宮に敵意とまではいかなくとも、快く思わないもの少なからずいる。
猫猫も皇帝が主催した園遊会で「皇帝に弟がいる」ことを知ったが、幕から宴席を覗いた時には病弱を理由にすでに姿を消しており、どのような人物か猫猫が興味を持つことはなかった。
顔の傷を気にするとある人物は、瑞月の顔に傷が残るほどひどい火傷を負わせたため、責をとって一族の当主の座を離れて宦官になったと表向きはなっている。
壬氏も覆面で顔を隠して丞相・子昌が主催する狩りに招かれ、刺客から命を狙われているが、事件後、瑞月は子昌と漢羅漢の会見に同席、言葉を馬閃に口伝で伝えている。
子昌と瑞月を茶の席に招いた羅漢は「東宮が命を狙われた」こと、証拠の設計図を入手したことを明かし、驚く瑞月の目の前で子昌が事件に関与してないか直接的に尋ねている。
二人が席を外したのち、覆面を外すことができ、一息ついた人物は瑞月ではなく「淑妃として長く柘榴宮の主人であった阿多」であった。
以下、ネタバレ注意!!
華瑞月は、壬氏の本名であり正体である。
また、彼は死んだとされている皇帝と阿多妃の長男であり、本物の皇弟は既に死んでいる。
詳しい経緯については阿多のネタバレ項を参照。






















