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概要

ティーズファクトリー所属の声優兼代表取締役。

名前が「武人」なのは、こどもの日生まれであることに由来する。

「子安武人といえば?」と聞かれてどのキャラクターを答えるかで年齢がバレる、ベテラン男性声優のひとり。活躍期間は長期にわたる。

2013年時点でのTVアニメ出演本数は、全声優の中で1位となっていた。→人気声優の項目参照。

独特の色気を帯びた特徴的な声色ゆえに、彼の声に耳馴染んだアニメファンにとっては、一言だけでも容易に判別が可能なことから、彼が演じる濃いキャラクターに対してファンから"テラ子安"と評される。ジャンプアニメやプリキュアシリーズに出演することも多く、悪役・脇役・ギャグメーカーまで何でもこなす。また頭文字Dでは高橋涼介を担当した時、ホンダアスコットを所有してたがFC3SサバンナRX-7を所有、その後あのクソアニメで有名なポプテピピックでは過去に演じたキャラをパロディ丸出しに演じて話題になる。

ちなみに若手に対してはムウ・ラ・フラガの如く、男性なら「坊主」、女性なら「子猫ちゃん」と呼んでいた。

現在では流石に恥ずかしくなったのか、「だいぶ前から言わなくなった」と言うことを銀魂放送局にゲスト出演した時に本人が語っている。

経歴

中学生の頃に『銀河鉄道999』を見て感動したことが声優を志したきっかけ。古参出演ではアニメ三銃士のフランソワ、又はどんどんロメルとロンの警官。

1990年代頃までは、モブを含む美形悪役キャラクターを多く演じ人気を博したものの「演技の幅が狭い」という指摘を受け、悩む時期もあったそうである。『宇宙の騎士テッカマンブレード』でテッカマンエビルを演じたことで吹っ切れ、『トランスフォーマービーストウォーズ』のコンボイを経て、『∀ガンダム』に登場するギム・ギンガナムを演じたことで別方向でも才能が開花し、現在ではシリアスからギャグイケメンから偉丈夫まで何でもこなせるベテラン声優として知られるようになった。

勇者シリーズも、毎回ゲストからレギュラー、重要なポジションまでこなす。

FF:U』と『瀬戸の花嫁』で鮫の中の人を演じたが、全くの偶然と思われる。

ガンダムシリーズ及び富野作品の常連出演について

サンライズ作品であるガンダムシリーズは1990年の「機動戦士SDガンダム 宇宙の神秘大作戦」のアッシマーを最初(SDを除くと機動戦士ガンダムF91)に30年以上にわたりOVA、劇場版を含めて10作品以上に出演。

富野由悠季監督作品にしぼっても3作に起用。また、これが縁で同監督の別作品にも出演している。リアリティがないアニメ的な演技という理由で、職業声優の安易な起用を嫌う富野が好んで使う本職声優はとても珍しい

その中で仮面の男を2回、TVシリーズのラスボスを2回演じるという快挙も成し遂げている。脇役、モブ役含めれば出演回数でもCM重視の池田秀一より凄い人。

しかもこんなに出演しているにもかかわらず、劇中で明確に戦死したネームドキャラはたった1名のみという凄まじい生存率を誇っている。今や『ガンダムシリーズに出演する子安キャラ』という図式だけで生存フラグとして定着していると言っても過言ではない。

その他の活動

1990年代後半~2000年代前半にかけ、音楽活動も熱心に展開していた。

原案を手がけた「ヴァイスクロイツ」および同名の声優ユニットは大人気を博したが、「ZAZEL」名義の活動は、現在でも(色々な意味で)有名である。

自ら設立したティーズファクトリーは当初個人事務所であったが、後輩の荻原秀樹が所属(現在は離籍)して以後小規模ながら所属声優を置いており、現在では実子の子安光樹も所属している。

余談

交友関係について

緑川光

ファンクラブ会員の第一号と自称する程、緑川と仲が良く、共演も多い(某クソアニメでもコンビを組んだ)。彼の可愛い声を聴いてデレデレ状態に陥ったり、ラジオのゲストとして出演する時にだけテンションが異常に高くなる為、ファンの間ではデレ子安とも呼ばれている。緑川不在のラジオ番組では彼のことを『我が愛しの緑川光』と紹介することも。

飛田展男

恩人。若手だった頃の子安は『演技の幅が狭い』というダメ出しに悩んで心が疲弊しており、『いつ声優を辞めてやろうか』と毎日のように思っていたらしい。

しかし、当時共演していた飛田がとても優しくフレンドリーに接してくれたことが嬉しく、救いになっており、『もう少しだけ頑張ってみよう』と思って声優業を続けた結果、『辞める機会を失って今に至る』と、冗談交じりに語っていた。

飛田の自分に対する接し方から、子安は『相手のことを思って厳しくアドバイスしてくれる先輩もありがたいが、優しく接してくれる先輩も、また等しくありがたい存在である。自分はそういう先輩になりたい』と考えるようになった。

(以上、2023年6月5日「武人と光樹のKOYASU RADIO」第37回より要約)

関俊彦とは彼の出世作『天空戦記シュラト』で共演して以来、ライバル共演が多かったりする(機動戦士ガンダムSEEDサクラ大戦等)。

また、彼の影響を受けている声優も多く、岡本信彦(子安さんと聞いて!)、荻原秀樹(彼の独立の際わざわざついていった。上述の通り現在は2014年6月30日付でティーズファクトリーを離れ、フリーを経てHoneyRushに移籍)などが有名。

また、CV:川澄綾子のキャラとも何かと因縁が深い。

等。

作品に関して

座右の銘は「二次元を三次元にすること」と語るとおり、作品や仕事に関する熱は凄まじく、『OVERMANキングゲイナー』22話収録中、過呼吸を起こして救急搬送される、ブログでは仕事の話もしてたりとその情熱が窺える。

アメコミでもトップクラスの人気キャラクターであるデッドプール役をディスク・ウォーズ:アベンジャーズの第27話で担当。その絶大なる快演ぶりから、放送後のツイッターにおけるフォロワー数が急増し、ニコニコ動画でも第27話の再生数が急増。

任天堂のSRPG『ファイアーエムブレム』シリーズにはかなり入れ込んでおり、自身が担当しているナバールには並々ならぬこだわりを見せている。味方キャラ全員に声がつくようになった「覚醒」以降の作品にはすべて出演しており、2017年1月に配信された『ファイアーエムブレムダイレクト』ではナレーター役に抜擢された。

また、『ファイアーエムブレムヒーローズ』では音声のない作品のキャラも演じた他、本作のマスコットキャラ『フェー』が所属する情報局の局長『フェーニックス』まで演じた挙句、YouTubeの生放送ではフェーニックスとして番組進行まで務めており、最早ファイアーエムブレムという作品には欠かせない声優となっている。

また、仕事のオファーを掛けられれば断らない。この好例として、新興宗教幸福の科学のアニメ映画に、教祖の大川隆法が「自分の前世の声に似ている」として子安にオファーをよく出しており、それを受けて出演しているが、子安自身は無宗教であり、幸福の科学と個人的なつながりはない。と言うのは子安曰く声優(大塚明夫が語る声優魂にて)自体仕事は選ばず断われず依頼されたら引き受けるのが仕事であり、子安自身も幸福の科学の映画の依頼を断ろうと(大手企業のナレーション以外ではまずあり得ない)、通常のギャラの数十倍以上のギャラを設定するも教団側がそれ相応のギャラを支払うから出演するよう依頼されやむを得ず引き受ける事に。その後三木眞一郎中村大樹を始め子安と共演した声優陣も上記のアニメ映画に出演してるがあくまで依頼された仕事を引き受けている。先述述べたのは一部で大人の事情とも言えるが後にクソアニメでも中の人ネタを含めて話題になる。

トランスフォーマー/ビースト覚醒』におけるオプティマス・プライマルの吹き替えをカウントしなければ、今日に至るまで特撮出演歴は存在しない。本人が特撮を嫌っている発言をしていたらしいが真偽は不明。(一応ジョジョのラジオでは「朝が弱い」という理由で特撮に参加していないと言及している)ただし、特撮を原作としたゲーム作品には出演している。

イケメン? キワモノ?

昨今ではすっかりコメディーリリーフや、唯我独尊のカリスマキャラクターでお馴染みとなった子安だが、その内で実はコメディーリリーフはあまり得意ではないとのこと。

杉田智和のラジオ番組で、ゲストに呼ばれた際にこの旨を打ち明けており、「仕事だから演じられている」「本当は真面目な役の方が好き」とも打ち明けている。

一方でビーストウォーズシリーズの際は周りがアドリブによるおふざけを許されている中、自分だけが主役(ビーストコンボイ)である都合上、番組の雰囲気を崩してはいけないという制約があった。このため、周りが面白いことを自由に言って盛り上がる中、随分悔しい思いをしたとも語っている。

こうした役柄を決して心から嫌っているわけではなく、「変な役をきちんと演じられた、自分の演技力を褒めたいと思うことはある」という補足が上記とは別の番組でされたこともある他、ボーボボをJスターズで再度演じることになった際、同作で当時の自分を見直して「よくこんなこと長い間やってたな!」という感想を抱いていたという。このあたりに、子安の仕事に対する真摯さが窺える。

さらに、真面目で格好いいから演じられるというわけでもなく、ガンダムシリーズの代表的なキャラであるゼクス・マーキス(ミリアルド)は「すぐに役に入れないから(いきなり振られるのは)苦手なんだよ!」と語ったこともある。

その一方、こちらもガンダムシリーズの代表的なキャラであるムウ・ラ・フラガは、「自分の素の状態に一番近いので演技しやすい」らしく、かなり気に入っている。

主な出演作

アニメ

めちゃくちゃ強い糸目の七三めちゃくちゃ強い糸目の七三by彫渕(竜・流人)

イラスト未確認

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@ガンダムシリーズ

イラスト未確認

OVA

イラスト未確認

※ 実際は戦士ガンキャノンとのクレジットミスで演じたのは梁田清之

ゲーム

※1塩沢兼人の死去による後任。

※2 イラストはキングダムハーツシリーズに登場時のイラスト。ディシディアファイナルファンタジーオペラオムニアでも続投。

※3 元々は『Fate/Prototype蒼銀のフラグメンツ』のキャラクター。フラグメンツのドラマCDでも続投。

イラスト未確認

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アトリエシリーズ

白猫プロジェクト

ファイアーエムブレムシリーズ

Fateシリーズ

オーディオドラマ/ドラマCD

イラスト未確認

ラジオ

  • 勇者王への道
  • 武人・光樹のKOYASU RADIO

タイトル通り、実子の子安光樹との二人ラジオ。

エイプリルフール企画での放送を経て月一回(毎月5日)のレギュラー化。

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