ゆかり
「ユカリ主催! スーパーユカリトーナメントを開催致します!」
ゲーム『Pokémon LEGENDS Z-A』に登場するトレーナーの1人。
MSBC(ミアレソシアルバトルクラブ)代表を務める生粋のお嬢様。
一人称は「わたくし」。典型的なですわ口調で話す。上品な言葉遣いであるが、その実つかみどころのない飄々とした言動で、従者であるハルジオ達を度々困らせている。
主人公達が暴走メガシンカの対処中もホテルZでの会議にさりげなく混ざっていたり、ピンク色のホロで様子を覗きに来たり…と、かなり自由奔放。
ポケモン勝負を通じてポケモンとトレーナー達が理解しあい互いを輝かせる存在となれるよう、日夜客を招き、パーティを開催。戦いの場を設けている。
ZAロワイヤルに参加しているのはミアレシティのトップに立つ望みを叶えるため。人々を最高のポケモントレーナーとすることで幸せに導くのがセレブである自身の役目と考えている。この考え方は過去作に登場したセレブのネアに近い。
自身が開催する「スーパーユカリトーナメント」ではウルトラスーパーシード枠で参加しているため、バトルを観戦するのも自分が戦うのも好きなのであろう。
だがその実、とんでもなく我儘なお嬢様であり、自分の目的を果たすためなら手段を選ばず、それを成し得るだけの実力・行動力まで兼ね備えている、ある意味恐ろしい人物。
もし、彼女の申し出を断ろうものなら、ワイルドゾーン・バトルゾーンに次ぐ「ユカリゾーン」なる専用ゾーンにユカリの要望が叶うまで軟禁される羽目となる。
先のスーパーユカリトーナメントでも、主人公&ガイ/タウニーが暴走メガシンカに対応するため、棄権して帰ってしまったのを良しとせず、何とあろうことか、彼ら以外の参加者達を2人が戻ってくるまで全員軟禁し、理想のトーナメントを実現すると言うとんでもない行動を起こす(それ故ガイ/タウニーをして「ヤバい」と言わしめる程)。
一応、待たせている間は料理や芸能人のショーでもてなされていたとは言え、参加者達は(プレイヤーの行動にも依存するが)かなりの間自由を奪われてしまったのである。作中では言及されなかったが、配信者であるカナリィや、その祖父であり工務店を経営しているタラゴン、ヤもとい自営業の道を極めているカラスバはシノ…仕事等に影響が出ていたであろうことは想像に難くない。
なお、ユカリゾーンを展開・解除する時に取るポーズは中々に印象的(最初に見せるのはハルジオであるが)。ユカリ勝利後はプレイヤーも写真を撮る時に同じポーズを取れる。
しかしその一方、本人なりにノブレス・オブリージュを心がけている模様で、
等、単なる我儘お嬢様では片付けられない一面も見せる。
また、稀に憤る・煽る態度を見せる時も普段の立ち振る舞いを崩さない冷静な面も覗かせる。
一部行動には賛否あるものの、終盤での活躍があったことや、彼女の姿勢を「無邪気に人を振り回す本来の妖精像に近い」と評して好意的に受入れるファン達も多い様子。
ポケモン勝負の実力者相手なら、誰であっても分け隔てなく接する。
決して評判(及びタイプ相性)が良いとは言えないサビ組の面々に対しても全く臆さない。そのような態度故か彼女の境遇故か、基本的には強者を好む筈のカラスバからは好ましく思われていない(主人公に対し、「アイツ苦手やさかい、お前必ず勝てよ」「ユカリには大人しくて欲しいさかい、オマエ絶対に勝つんやで! ええな?」と、是が非でも勝利するように頼んで来る。M次元ラッシュでは「ユカリゾーンに閉じ込めておけ」と言い放った)。
また、シローに関しては、有力なポケモントレーナーの1人として認めてはいたものの、ジャスティスの会の思想や彼自身の行動を余り好意的には捉えていなかった模様。後にそれぞれの目標の大部分が被っていたと知り、互いに驚くこととなった。
そういった実力者達がいる中でも、トーナメントを勝ち上がった主人公に対しては「わたくしの推しの(主人公の名前)様!」と、かなり気に入っている様子を見せている。
クリア後に特定条件を満たすと、「スーパーユカリトーナメントD」が開催される。Dの意味は「デラックス」でも「大好き」でも「どーでも良い」でもなく「だけ」であり、この大会では主人公以外の参加者が全員ユカリと言う、最早カオスとしか言いようがない狂気のトーナメント表が開示される。
「あなたとユカリだけのトーナメント それがスーパーユカリトーナメントD!」
なお、どのユカリであっても手持ちの内容は変わらない。4回勝ち上がった優勝の報酬はゴージャスボール30個。
さらに、これをクリアすると「スーパーユカリトーナメント∞」と言う主人公が負けるまで無限にユカリと戦えるトーナメントが解禁され、心行くまでユカリとのバトルを楽しめる。
とにかくバトル好きで体力が有り余っているのか何度連戦しても全く堪えることなく、100連勝を超え、1,000連勝を超えようとも「まだ1,000戦しかしてない」と宣ってバトルを続けようとする規格外の体力の持ち主。
某チャンピオンランク保持者に比肩するレベルのバトルジャンキーである(余談であるがその人物も中々のお嬢様)。
と言うかその人物は体力面で明確に主人公達より劣る描写があったため、バトルに付合う側からしたらあっちの方がマシの可能性も相当高い。
しかし実はリズム感があまりないため、社交ダンス等はなるべく避けてきたとのこと。
DLC『M次元ラッシュ』では師匠にして尊敬するトレーナーのご息女を諸事情でシュールリッシュで預かっていることが判明。ご息女に護衛として付けていたハルジオがMZ団に任せて職務を放棄したことを知った際には、ユカリインフィニティ100連勝するまでシュールリッシュからハルジオを出さないという悪夢のような罰則を課した。
なお、抜け出していることを知ったご息女についてMZ団に問い詰めることは一切なかったりユカリゾーンで軟禁などはしないあたり、MZ団への信頼が見て取れる。
また、サイドミッションでは異次元内のネームドトレーナーとマルチバトルを行うものがあるのだが、そのうちの一つでは異次元であることを活かしたとんでもないマッチングでの戦闘が発生する。
なお、ミアレのトップとなったらミアレシティを「ユカリシティ」に改名しようと考えているらしい。
クエーサー社は「実現可能な願いしか叶えれない」と言っているが、ミアレに多大な影響力があるとは言え、クエーサー社にそのようなことが可能なのであろうか…
フリルが付いた薄紫色の帽子とドレスを着ており、足元にはストーンが付いた白い網タイツに靴はピンクのヒールを履いているといった、如何にもお嬢様らしい服装である。
焦げ茶寄りの褐色肌に、紫がかった銀髪の縦ロールといったダークエルフのような外見をしている。少女漫画のような大きな瞳とキラキラを通り越してギラギラと言えるほどに輝くハイライトが特徴的。
キーストーンは帽子飾りに装着。白い手袋越しの左手人差し指にMSBCのマークが描かれた指輪を付けている。
ピュールによるとこれらの服は「生地も良いし裁縫技術が高い」らしい。
一部プレイヤー達からは「ディアンシーと似ている」とも。
ちなみにこのドレスの着こなしは相当難しいらしく、DLCで一定条件を満たすと手に入れることができるが、多くのプレイヤーが「なんか違う…」とうまく着こなせる事が出来ない様子。
「皆様を導くのがわたくし達 セレブの役目ですわ ピクシー!」
※初戦から
※初戦から
※初戦から
※初戦から
※2戦目から
※エースポケモン
上述の通り、フェアリータイプを主軸とした構成であるが、非フェアリーのアマルルガも手持ちに加わっている。恐らくはハルジオの方にいるガチゴラスに対となるカロス化石ポケモンであるからと思われる。が、結果的にこおり・いわタイプでハルジオのエースポケモンのドラミドロのどくタイプ技に耐性ある上、こおりタイプ技でドラゴンタイプに攻撃面でも有利であるこおりタイプを採用する形となっているのは偶然か、もしくは⋯。
また、6匹の内3匹もどくタイプ技に等倍(メレシー)、耐性(アマルルガ)・無効(クチート)とどくポケモンだけで攻めるのは中々苦戦する構成である。一方、はがねタイプでいく場合でもクチートがほのおのキバ、サーナイト・メガピクシーが「マジカルフレイム」持ちと、レベル次第では一筋縄ではいかないポケモン編成・技構成となっている。メガピクシーを安定攻略したい場合、メガサーナイトで攻略するのがお勧め。
クリア後は前述の「スーパーユカリトーナメント∞」で彼女と半永久的にバトルし続けられるが、ポケモン編成・順番・技構成まで全く変化がないため、高レベルのメタグロス1匹にバレットパンチ・ヘビーボンバー・じしんを搭載させれば余裕で6タテ勝利が可能。
残りの手持ち5体のレベルアップにはもってこいではあるものの、風景が代わり映えせずメガシンカの演出も飛ばせないため、周回を通り越して退屈な作業になりがち。連射コンを利用するか大人しくZAロワイヤル∞のリワード戦を回すかは各自のプレイスタイルと相談しよう。
ボールはセレブらしくゴージャスボールで統一しており、初手のポケモンを繰出す際にはボールにキスをするモーションが入る。
ちなみに「アマルルガは化石ポケモンだからゴージャスボールに入れられないだろ」という意見もあるが、『ポケモン剣盾』での冠の雪原には野生ポケモンとして出現するため、セレブのユカリであれば現地に出向いて捕獲した可能性もある。(もっとも、選択できないのはあくまでプレイヤー側のシステム的な話なので、これに入れてくださいと事前に頼めば入れてくれるのかもしれない)
シリーズでは珍しいエレクトロスウィング。15秒毎に曲調が入れ替わる8小節で構成され、舞曲のように華やかでありながらEDMのようなポップな曲調が特徴的。まるで気まぐれながらも華美であり刺激的な彼女の気質を表しているようである。
「我儘お嬢様な印象だったがこのBGMで一気に虜になった」「聴くユカリゾーン」など、本作のBGMの中でも屈指の高評価を獲得している。
『みんなのポケモン牧場』にも同名キャラが登場しており、ゲーム版ポケモンにおける登場人物同士で名前が被る事例は非常に珍しい(ゲーム版とアニメ版ポケモンとでの名前被りはしばしばあり、また、ゲーム内でも「名前の由来となった植物の重複」なら時おり見られる)。
名前の由来は、ユカリ科ユカリ属の海藻である「ユカリ」、もしくは葉がコアラの餌として知られるフトモモ科の樹木「ユーカリ」、または紫の一種「縁色(ゆかりいろ)」か。「縁色」とは、ムラサキ目ムラサキ科のムラサキから取れる染料のことを指す。英語版の名前は「Jacinthe」。フランス語でヒヤシンスを意味する(ちなみに『ポケモン牧場』のユカリの英名は「Hayley」)。その他ドイツ語版では「Violette」(フランス語でスミレ)、スペイン語版では「Lilette」(ライラックを意味する「Lila」と上記の「Violette」を掛けたものか)など紫色の植物が名前に使われている。
その一方、赤じその若葉から製造されたふりかけの「ゆかり」と思ったプレイヤーもいたらしい(白飯に混ぜると紫色になる為)。
シソの花言葉が「善良な家風」「強い信念」であるため、こちらの説も当てはまるところはある。
濃い肌の色をした黒人系のセレブというキャラは日本以上に海外で注目を浴びている模様。
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