鬼とは、
本項では1.について記述する。
読みは隠(おん、おぬ)から来たと言われる。
その姿は日本各地で違うが、基本的には人型、頭に角を生やし、虎から作られた毛皮を腰に巻いて、さらに怪力で狂暴な性格というイメージが強い。色は基本的には赤色。
妖怪の代表とも言うべき存在であり、ヒーローの対の悪として退治される役、また恨み憎しみが極まった人間として、古来からの民話の敵役として語られてきた。一方、その強大な畏怖は鬼門除けなど、魔を断つ厄払いの象徴にもなっている。
その言葉は怨霊や妖怪全般、悪党、地獄の閻魔に使える者、神や人の代わり果てた姿など広い意味を持つ。共通する点は世の中の異端であるという事、鬼とはまさに異端の象徴である。
本来、中国の鬼という漢字は日本で言うところの亡霊を意味しており、形あるイメージは無かった。なぜ日本でこのような姿を取るようになったかは諸説あり、結論は出ていない。平安時代では中国の亡霊に近しい姿であったが、それが時代が進むにつれ徐々に形どり、戦国時代に今の想像が完成されたと言われる。民話などの伝承は数多にあり、桃太郎や一寸法師、大江山の酒呑童子などが有名。鬼に関する祭りも各地にあり、なまはげ等の信仰対象として昔から存在する、町おこしにも使われる。
他にあれば、追記をお願いします。
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