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ビット否定演算子 (~)

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This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since ⁨2015年7月⁩.

ビット否定 (~) 演算子は、二進数表現において、オペランドの対応するビットが0 であるビット位置に1 を、それ以外のビット位置に0 を設定した数値または長整数を返します。

試してみましょう

const a = 5; // 00000000000000000000000000000101const b = -3; // 11111111111111111111111111111101console.log(~a); // 11111111111111111111111111111010// 予想される結果: -6console.log(~b); // 00000000000000000000000000000010// 予想される結果: 2

構文

js
~x

解説

~ 演算子は、数値と長整数の 2 種類のオペランドに対してオーバーロードされています。数値の場合、この演算子は 32 ビット整数をを返します。長整数の場合、演算子は長整数をを返します。最初のオペランドを数値型に変換し、その型を検査します。オペランドが長整数になった場合、長整数の NOT を実行します。そうでない場合、オペランドを32 ビット整数に変換し、数値のビット単位の NOT を実行します。

この演算子は、オペランドのビット表現を2 の補数で操作します。演算子はそれぞれのビットに適用され、結果はビット単位で構築されます。

NOT 演算の真理値表は次のようになります。

xNOT x
01
10
 9 (10 進数) = 00000000000000000000000000001001 (2 進数)               --------------------------------~9 (10 進数) = 11111111111111111111111111110110 (2 進数) = -10 (10 進数)

ある数x のビット否定 は-(x + 1) になります。例えば、~-54 になります。

数値が 32 ビットを超える場合、最上位ビットが切り捨てられます。例えば、次の 32 ビットを超える整数は、 32 ビット整数に変換されます。

Before: 11100110111110100000000000000110000000000001After:              10100000000000000110000000000001

警告:数値を整数に切り詰めるために~~ を使用する人を目にするかもしれません。任意の数値x にビット単位の NOT 演算を 2 回適用すると、x を 32 ビット整数に変換した値が得られ ますが、 -2147483648 から 2147483647 の範囲外にある値については先頭のビットが除去されることになります。代わりにMath.trunc() を使用するよう使用してください。

長整数の場合、切り捨ては発生しません。概念的には、正の値の長整数は先頭に無限の0 ビットがあり、負の値の長整数は先頭に無限の1 ビットがあるものと理解してください。

ビット否定の使用

js
~0; // -1~-1; // 0~1; // -2~0n; // -1n~4294967295n; // -4294967296n

仕様書

Specification
ECMAScript® 2026 Language Specification
# sec-bitwise-not-operator

ブラウザーの互換性

関連情報

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