RegExp.prototype.hasIndices

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hasIndices はRegExp インスタンスのプロパティで、その正規表現でd フラグが使用されたかどうかを示します。

試してみましょう

const regex1 = /foo/d;console.log(regex1.hasIndices);// 予想される結果: trueconst regex2 = /bar/;console.log(regex2.hasIndices);// 予想される結果: false

解説

RegExp.prototype.hasIndices の値はd フラグが使用されている場合にtrue となり、そうでない場合はfalse となります。d フラグは、正規表現の照合結果に各キャプチャグループの部分文字列の開始と終了のインデックスを含めることを示します。これは正規表現の解釈や照合の動作を変更するものではなく、照合結果に追加情報を与えるだけです。

このフラグは、主にexec() の返値に影響します。d フラグが存在する場合、exec() によって返される配列は、exec() メソッドの返値に記述されているように、追加のindices プロパティを持ちます。他のすべての正規表現関連のメソッド（String.prototype.match() など）は、内部的にexec() を呼び出すので、正規表現にd フラグがある場合、インデックスも返します。

hasIndices の設定アクセサーはundefined です。このプロパティを直接変更することはできません。

例

グループと後方参照 > グループと一致結果の添字の使用に詳しい使用例があります。

hasIndices の使用

const str1 = "foo bar foo";const regex1 = /foo/dg;console.log(regex1.hasIndices); // trueconsole.log(regex1.exec(str1).indices[0]); // [0, 3]console.log(regex1.exec(str1).indices[0]); // [8, 11]const str2 = "foo bar foo";const regex2 = /foo/;console.log(regex2.hasIndices); // falseconsole.log(regex2.exec(str2).indices); // undefined