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TypeError: property "x" is non-configurable and can't be deleted
JavaScript の例外 "property is non-configurable and can't be deleted" は、プロパティを削除しようとしたが、そのプロパティが構成不可である場合に発生します。
エラーメッセージ
js
TypeError: Calling delete on 'x' is not allowed in strict mode (Edge)TypeError: property "x" is non-configurable and can't be deleted. (Firefox)TypeError: Cannot delete property 'x' of #<Object> (Chrome)エラーの種類
strict モードでのみ、TypeError の警告が出ます。
エラーの原因
プロパティを削除しようとしましたが、プロパティがnon-configurable でした。configurable 属性は、オブジェクトからプロパティを削除できるかどうか、および (writable を除く) 属性を変更できるかどうかを制御します。
このエラーは、strict モードのコード でのみ発生します。非 strict コードでは、この操作はfalse を返します。
例
構成不可のプロパティに対する削除の試み
構成不可のプロパティは、さほど一般的ではありませんが、Object.defineProperty() かObject.freeze() を使用して生成することができます。
js
"use strict";var obj = Object.freeze({ name: "Elsa", score: 157 });delete obj.score; // TypeError("use strict");var obj = {};Object.defineProperty(obj, "foo", { value: 2, configurable: false });delete obj.foo; // TypeError("use strict");var frozenArray = Object.freeze([0, 1, 2]);frozenArray.pop(); // TypeErrorJavaScript に組み込まれた、少数の構成不可プロパティもあります。もしかしたら、Math の定数を削除しようとしたのかもしれません。
js
"use strict";delete Math.PI; // TypeError