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CSS セレクターと結合子

CSS セレクターは、選択した要素に一連の CSS ルールを適用するために、選択する要素のパターンを定義するために使用します。結合子は、セレクター間の関係を定義します。様々なセレクターと結合子を使用することで、入力する要素の型、属性、状態、他の要素との関係に基づいて、必要な要素を正確に選択し、スタイル設定することができます。

セレクターの型

セレクターと結合子は 80 以上あります。 CSS セレクターは、選択する要素の種類に応じて以下のカテゴリーに分類されます。

基本セレクター

要素型セレクターは、指定されたノード名を持つすべての要素を選択します。例えばdiv ですべての<div> 要素を選択し、input ですべての<input> 要素に一致します。アスタリスク (*) で示される全称セレクターは、すべての要素を選択する特殊な種類のセレクターです。

クラスセレクターは、指定されたclass 属性を持つ要素をすべて選択します。クラス名の接頭辞はピリオド (.) です。例えば、.indexclass="index" のついたすべての要素に一致します。ID セレクターは、id 属性の値に基づいて要素を選択します。セレクターはid の接頭辞に「ナンバーサイン」 (U+0023,#) を付けたものです。例えば、#tocid="toc" のついた要素に一致します。classid はどちらもグローバル属性です。 1 つの文書の中であるid を持つ要素は 1 つだけであるべきですが、もし複数の要素が存在した場合、 ID セレクターはそのid を持つすべての要素に一致します。

要素型セレクターまたは全称セレクターと、クラスセレクターまたは id セレクターを組み合わせて複合セレクターを作成する場合、要素型セレクターや全称セレクターはクラスまたは id の前になければなりません。

CSS

この例では、 4 つの単純セレクターと、 1 つの複合セレクターを、上記の 4 つの基本セレクター型を使用して宣言しています。

css
* {  font-style: italic;}p {  color: red;}.myClass {  text-decoration: underline;}#myId {  font-family: monospace;}p.myClass#myId {  font-size: 1.5rem;}

HTML

html
<p>これはすべてに一致します。</p><p>これは全称セレクターと要素型セレクターにのみ一致します。</p>

結果

結合子

CSS の結合子を用いることで、セレクターを組み合わせて、文書ノードツリー内の他の要素との関係に基づいて DOM ノードを選択することができます。このセレクターと結合子の組み合わせによって、複雑セレクターが作成されます。

子孫結合子

子孫結合子は、 1 つ以上のスペースで示すもので、最初の要素の子孫であるノードを選択します。例えば、div span<div> 要素の中にあるすべての<span> 要素に一致します。

子結合子

子結合子は、子孫結合子よりも厳密です。子結合子は大なり文字 (>) で示し、最初の要素の直接の子であるノードを選択します。前回の例と比較すると、div > span<div> 要素の直接の子である<span> 要素にのみに一致します。

後続兄弟結合子

子孫セレクターに加えて、 CSS は兄弟関係に基づいて要素を選択することもできます。後続兄弟結合子はチルダ (~) で示され、兄弟を選択します。A ~ B と指定された場合、B の前にA があり、AB が同じ親を共有していれば、B に一致する要素がすべて選択されます。例えば、h2 ~ p は、h2 の直後またはその後に続くすべての<p> 要素に一致します。

次兄弟結合子

次兄弟結合子はプラス記号 (+) で表され、後続兄弟結合子と似ています。ただし、A + B が指定された場合、B の直前にA があり、両者が同じ親を共有している場合にのみB に一致します。前回の例をh2 + p に修正すると、<h2> 要素の直後に続く単一の<p> 要素にのみ一致します。

列結合子

列結合子もあります。これは 2 つのパイプ文字 (||) で表され、対応している場合、ある列に属するノードを選択します。例えば、col || td<col> のスコープに属するすべての<td> 要素に一致します。

名前空間セパレーター

名前空間セパレーターは、一般に@namespace アットルールと組み合わせて使用する結合子の一つです。この結合子は単一のパイプ文字 (|) で示されます。これにより、要素型セレクター全称セレクターを特定の名前空間に限定することができます。例えば、@namespace SVG url('http://www.w3.org/2000/svg'); のように名前空間を定義することで、 SVG 名前空間に入れ子になっている要素のみを対象とするセレクターを含めることができます。SVG|a と宣言すれば、 SVG 内のリンクに一致し、文書内の他の要素には一致しません。名前空間は HTML 内の MathML や SVG、他にも XML ベースのコンテンツを対象とするのに有益です。

CSS

この例では、 5 つの相対セレクターを宣言しています。これは単純セレクターを結合子で結合したものです。

css
h2 + p ~ p {  font-style: italic;}h2 + p + p {  color: red;}.myClass + p {  text-decoration: underline;}#myId > .myClass {  outline: 3px dashed red;}* > p {  font-size: 1.1rem;}

HTML

html
<h2>  No selectors match. <span>This span has an outline</span> as  it is both myClass and a child of #myId.</h2><p>The first paragraph is underlined. All the paragraphs are 1.1rem.</p><p>  The second paragraph is red. This and the following paragraphs are italic.</p><p>The third paragraph is NOT red. It is italic and 1.1rem.</p><p>  Does not have an outline; this is a sibling of H2, not a child. It is italic  and 1.1rem.</p>

結果

CSS 入れ子による複雑セレクターの作成

上記の複雑セレクターは、単純セレクター、結合子、CSS 入れ子 を使用して定義することもできます。& 入れ子セレクター はあってもなくても構いません。

CSS

この例では、単純セレクターと結合子を使用して同じ 5 つの相対セレクターを複製しますが、今回は CSS 入れ子を使用します。

css
h2 {  & + p {    & ~ p {      font-style: italic;    }    & + p {      color: red;    }  }}.myClass {  & + p {    text-decoration: underline;  }}#myId {  & > .myClass {    outline: 3px dashed red;  }}* {  & > p {    font-size: 1.1rem;  }}

HTML

html
<h2>  No selectors match. <span>This span has an outline</span> as  it is both myClass and a child of #myId.</h2><p>The first paragraph is underlined. All the paragraphs are 1.1rem.</p><p>  The second paragraph is red. This and the following paragraphs are italic.</p><p>The third paragraph is NOT red. It is italic and 1.1rem.</p><p>  Does not have an outline; this is a sibling of H2, not a child. It is italic  and 1.1rem.</p>

結果

属性セレクター

属性セレクターは、セレクターの書き方によって、指定された属性を持つか、指定された属性と部分文字列の値が一致する要素をすべて選択します。例えば、[type]type 属性が設定されている(任意の値の)すべての要素に一致し、[type="submit"]<input type="submit"><button type="submit"> のほか、type="submit" が設定されている任意の要素に一致します(この属性と値のペアは<input><button> 要素でのみ対応していますが)。照合は大文字と小文字を区別しません。

属性の大文字と小文字の区別は言語に依存します。一般的に HTML では、属性が列挙型の場合、その値が列挙された値の一つでなくても、あるいはその属性が設定するには有効な値でなくても、セレクター内の値は大文字と小文字を区別しません。class,id,data-* 属性のような列挙型ではない属性、またはrolearia-* 属性のような非 HTML 属性では、値の照合は大文字と小文字を区別します。大文字小文字を区別しない修飾子 (i) で大文字小文字の区別をなくすこともできます。

擬似クラスセレクター

CSS セレクターモジュールでは、 60 以上の擬似クラスを定義しています。擬似クラスはコロン (:) を接頭辞とする単純セレクターで、文書ツリー内に含まれない状態の情報に基づいて要素を選択できるようにします。擬似クラスを使用することで、状態にに基づいて要素をスタイル設定することができます。例えば、:target 単純セレクターはフラグメント識別子を持つ URL の要素を対象とし、a:visited複合セレクターはユーザーが訪問したすべての<a> 要素に一致します。

擬似クラスは、要素の表示状態入力言語位置リソース状態時間軸ツリー構造ユーザー操作関数に分類することができます。

複数の擬似クラスを組み合わせて複合セレクターを作成することができます。擬似クラスを要素型セレクターや全称セレクターと複合セレクターに結合する場合、擬似クラスは、要素型セレクターや全称セレクターの後に置かなければなりません。

擬似要素セレクター

すべての CSS セレクターがCSS セレクターモジュールで定義されているわけではありません。 CSS 擬似要素のセレクターはCSS 擬似要素モジュールで定義されています。

CSS擬似要素は接頭辞としてコロン (::) を 2 つ付けたもので、 HTML に含まれない要素を表します。例えば、単純セレクターである::marker はリスト項目の箇条書き記号を選択し、複合セレクターp::first-line はすべての<p> 要素の最初の行に一致します。

仕様書

Specification
Selectors Level 4
CSS Pseudo-Elements Module Level 4

擬似クラス擬似要素については、それぞれの仕様書表を参照してください。

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