runtime.MessageSender
メッセージや接続要求の送信元に関する情報を持つオブジェクトです。このオブジェクトは、runtime.onMessage()
リスナーに渡されます。
また、このオブジェクトはruntime.Port
のプロパティでもありますが、runtime.onConnect()
またはruntime.onConnectExternal()
リスナーに渡されたPort
インスタンスにしか存在しません。
型
この型はオブジェクトです。以下のプロパティを持ちます。
tab
省略可tabs.Tab
型。接続を開いたtabs.Tab
です。このプロパティが存在するのは、タブ (コンテンツスクリプトを含む) から接続が開かれたときだけです。frameId
省略可integer
型。接続を開いたフレームです。0 は最上位のフレームを、正の数値は子フレームを表します。このプロパティが存在するのは、tab
が設定されるときだけです。id
省略可string
型。メッセージが拡張機能から送信された場合は、その拡張機能の ID が設定されます。送信側の manifest.json でapplications キーを使って明示的に ID が設定されている場合は、id
にはその値が使われます。そうでない場合は、送信側の自動生成された ID が使われます。バージョン 54 より前の Firefox では、この値には拡張機能の内部 ID が使われることに注意してください (つまり、拡張機能の URL に含まれるUUID です)。url
省略可string
型。メッセージを送信したスクリプトを持つページやフレームの URL です。送信側が拡張機能のページ (例えば、バックグラウンド ページ、オプションページ、ブラウザーアクション やページアクション のポップアップ) に含まれるスクリプトである場合、URL は"moz-extension://<拡張機能の内部 ID>/path/to/page.html"
という形式が使われます。送信側がバックグラウンドスクリプトであって、バックグラウンド ページを使っていない場合、URL は"moz-extension://<拡張機能の内部 ID>/_generated_background_page.html"
という形式が使われます。送信側がウェブページ内のスクリプト (ページに含まれる通常のスクリプトだけでなく、コンテンツスクリプトも含みます) である場合、url
はそのウェブページの URL が使われます。スクリプトがフレーム内で動作している場合、url
はそのフレームの URL です。tlsChannelId
省略可string
型。接続を開いたページまたはフレームの TLS チャンネルの ID です。拡張機能によって要求され、可能である場合にのみ設定されます。
ブラウザーの互換性
メモ:この API は Chromium のchrome.runtime
API に基づいています。このドキュメントはruntime.json
における Chromium のコードに基づいています。