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新しい教皇を選出する秘密コンクラーベが7日の午後に正式に始まり、荘厳なミサと就任宣誓の後、秘密コンクラーベに参加した枢機卿全員がシスティーナ宮殿に入り、白い煙が上がって新しい法王が誕生するまで非公開の会合を開いています。
フランス国営ラジオ放送局RFIの記事より。
以下に、2025年バチカン秘密会議に関連するいくつかの重要な数字を紹介します。
133:これは選挙に参加した枢機卿の総数で、秘密公会議史上最多記録を更新する数字です。 選挙に参加するのは原則80歳未満の枢機卿で、現在252名の枢機卿がいますが、80歳未満の選挙人は133名。 これは、2013年と2005年の両年の教皇選出枢機卿数115名と比較すると多くなっています。
133人の枢機卿のうち、ヨーロッパが52人、アジアが23人、中南米が17人、アフリカが17人、北米が20人、オセアニアが4人と、ヨーロッパが過半数を占めています。
枢機卿はローマ教皇によって任命され、カトリック教会のあらゆるレベルの聖職者の中で教皇に次ぐ地位です。 正確には「神聖ローマ教会の枢機卿」と呼ばれ、カトリック教会の最高機関を形成しています。
69:これは枢機卿が代表を務める国の数で、これも記録を更新し、さらにエルサレムを加えます。
70歳3ヶ月:これは選挙人の平均年齢です。 最年少はウクライナ人のビチョク·メルボルン大司教(45歳)、最年長はシエラ大司教(79歳11カ月)となっています。
81.2パーセント:故フランシスコ教皇によって任命された枢機卿たちが、新教皇の選挙に初めて立候補し、108人いて全体の81.2%を占めます。ベネディクト16世が任命した20人とヨハネ·パウロ2世が任命した5人も立候補します。
17:これはイタリアを代表する枢機卿の数で、一国の枢機卿数としては最も多いが、2013年にはイタリアを代表する枢機卿が28人いたため、現在は大幅に減少しています。
15:ハイチ、カーボベルデ、パプアニューギニア、南スーダンなどの国々を代表する枢機卿が今回が初めて会議に参加します。
4:秘密裏に行われるコンクラーベでは、新教皇が選出されるまで、午前と午後に2回ずつ、合計1日4回の投票が行われます。
89:新教皇が選出されるために必要な3分の2以上の得票数は89票です。
2:投票用紙が焼かれるオーブンの数は2個で、1つは投票用紙に対応し、もう1つは煙を白または黒に着色するための薬品を入れるためのもので、礼拝堂の屋根にある同じ煙突につながっています。
3:システィーナ礼拝堂の隣にある「涙の部屋」に用意された3種類の大きさの白衣の数は3着です。
2:過去2回の秘密会議が行われた日数。2005年のベネディクト16世選出の際は2日間、2013年のフランシスコ選出の際は2日間でした。
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2025年5月7日よりバチカンで始まった教皇選挙(コンクラーベ)には、日本人枢機卿として前田万葉枢機卿と菊地功枢機卿の2名が参加しています。これは日本のカトリック界にとって歴史的な出来事であり、日本人初のローマ教皇誕生への期待が高まっています。
前田万葉枢機卿(76歳)は長崎県五島列島出身で、被爆2世として平和への強い思いを持ち、大阪高松大司教区を統括しています。彼は「世界の平和のために貢献できる人を選びたい」と述べ、教皇選出にあたり平和への貢献を重視する姿勢を示しています。
菊地功枢機卿(66歳)は岩手県宮古市出身で、東京大司教区を統括するとともに、国際カリタスの会長も務めています。彼は西アフリカでの宣教経験があり、グローバルな視野を持つ人物です。今回の教皇選挙では、アジアやアフリカ出身の教皇誕生の可能性が注目されており、菊地枢機卿もその一翼を担っています。
現在、教皇選挙には133人の枢機卿が参加しており、次期教皇が選出されるには3分の2以上の票を得る必要があります 。アジア出身の教皇はこれまでに誕生しておらず、日本人枢機卿の存在は新たな可能性を示しています。
日本人初のローマ教皇が誕生すれば、カトリック教会の多様性と国際性を象徴する出来事となり、アジア地域における教会の影響力拡大や信仰の深化が期待されます。また、日本の宗教的·文化的価値観が世界のカトリック教会に新たな視点をもたらすことにもつながるでしょう。
今後の教皇選挙の動向に注目が集まる中、日本人枢機卿の活躍が世界のカトリック信徒に希望と新たな可能性を示すことを期待しています。
参考記事
<rfi>等待白烟升起 梵蒂冈秘密会议的几个关键数字
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