浅草散歩のつづきです。
伝法院通りを西に行くと途中から浅草六区通りと名前が変わります。
浅草六区、正式には浅草公園六区は明治時代、浅草公園整備における区画番号の第六区画からきていて、その土地に浅草の裏側にあった見世物小屋などが引っ越してきて、やがて一大歓楽街に発展したそうです。
こちらの街路灯の柱には浅草に縁のある喜劇スターや文人の写真が飾られています。

こちらは

寅さんでお馴染みの渥美清ですね。一気に昭和って感じがしますね。

こちらの6本の道路が交わる交差点にデーンと構えているのはドン・キホーテ浅草店。こう言ったら失礼だがドンキにしてはしゃれた外観。元々、この場所には大勝館という映画館があったそうで、その建物に似せて作ったようですね。

店の前に犬ではなくパンダのキッチンカーも停まっていて、ちょっと非日常感のある区間ですね。

その東対面にあるのは複合商業施設の東京楽天地浅草ビル。こちらも個性的なデザインの建物ですね。

奥山お参り道のゲート左脇付近のこの建物の一部は公園六区交番です。商業施設と同居しているのは少し珍しいかも。

また、南西側対面には浅草演芸ホールと浅草フランス座演芸場東洋館があります

この二つは姉妹館で同じ建物に入っています。浅草演芸ホールは伝統的な落語や漫才を、フランス座東洋館は「いろもの」というか、コントやものまねなどいろんなお笑いが楽しめ、また若手の登竜門だったりします。フランス座東洋館は元々ストリップ劇場「フランス座」であり、その合間に行われたショートコントが人気を博したことから、コント劇場として「東洋館」として新設されたそうです。その時、エレベーターボーイをしてたのが世界の北野武だったとか。また、先ほどの渥美清、萩本欽一もここの出身だそうです。
訪問した時の顔ぶれはこんな感じ。昭和世代には懐かしいコント山口君と竹田君もまだ現役なんですね。

次に南側、六区ブロードウェイ商店街の通りに目を向けると、浅草ROX、浅草ROX 3Gのショッピング施設があります。平日でも賑わってますね。

かつてここには松竹演芸場があったとか。松竹演芸場は萩本欽一、坂上二郎のコント55号の生誕地であり、その他、内海桂子・好江、B&B、ツービート、片岡鶴太郎など60代以上のオジサンなら誰でも知っているような錚々たるメンバーが出演してたそうです。

そして、六区ブロードウェイ商店街の北側には浅草ロック座があります。ここはまだ残っているストリップ劇場ですね。

その対面北側にはJRA、場外馬券売り場があります。本当、六区ブロードウェイは昭和のオジサンホイホイですね。

また、もう少し北に進んだ路地に浅草九劇。100席もない小劇場ですが何か活気がありますね。この浅草六区付近にはこれ以外にも大小様々の劇場が存在してます。正にエンタメの街ですね。

そして、伝法院通りの方に戻ると見えるこちらの大きな建物は、、、

(つづく)
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