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未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

老舗の多い浅草、そしてディープな浅草 電気ブランって何?

浅草散歩のつづきです。

 

浅草駅には東京メトロ銀座線、都営浅草線東武伊勢崎線で行くことができます。と言ってもそれぞれの駅は繋がっていませんが。さらに少し離れてつくばエクスプレス浅草駅もありますね。JRの駅はないですが一大観光地、利便性はいいですね。

東京メトロ1番出口を出たところに観音通りのアーケード街があります。

また、そこから1分も北上すると東西に延びる新仲見世のアーケード街に交差します。

こちらも地下街の出口と繋がっていて雨が降っていても濡れずに行くことができます。観音通りより道幅が狭い分、賑わっている感じがしますね。

実際、観光者向けの店も多く、こちらは、、、

かんざしの専門店。着物レンタルの店も多く、ニーズが高そうですね。

また、この周辺は老舗の店も多く、雷門交差点傍天ぷらの三定。創業1837年で日本最古の天ぷら屋だとか。

新仲見世すき焼き 今半本店。創業は明治28年、1895年と古いですね。こちらの西奥座敷は国の有形登録文化財だそうで一般の人でも予約して食事できるみたいです。ちなみにデパートのギフトコーナーなどで見かける佃煮の浅草今半は別の会社ですがこちらののれん分けだそうです。

こちらは観音通りで大手飲食チェーンが展開している にょろ助 の東南(たつみ)屋。元は創業60年の東南屋という個人店舗で建物はいい感じの佇まいです。

前回の記事でも紹介した松屋浅草の目の前

そこには浅草地下街への入り口が。

階段を下りていくと浅草地下街入口の看板。大きな駅ならば地下街はよくあるのだが、なんか怪しげな雰囲気。

入り口には立ち食いそば屋。

奥に入ると中古DVD屋の露店? 奥に入るとアダルトものも?
上の看板は「浅草シューズ」?

配線むき出しの天井。もちろん、おしゃれ感なし。

一流技術のヘアカットが800円!
(これは2024年の写真なので今もどうかは不明だが)

どうやら、こちらの地下街も日本最古の地下街らしい。

こちらの焼きそば福ちゃんは映画のロケにも使われている有名店らしい。
ソース焼きそばが400円だそうだ。

外国人向けの駅への案内看板、雑な感じがいいですね。

座り込みはともかく寝込み禁止というのもスゴイ。

本当ディープですね。

そして、吾妻橋交差点北東の角にある、こちらも老舗のバー、神谷バー

創業は1880年明治13年。こちらも日本最古のバーです。

こちらの神谷バーと言えば「電気ブラン」 でも電気ブランって何?

お店の公式ページによると、電気ブランとはこの店オリジナルのカクテル。ブランはブランデーのブラン。電気は当時の電気〇〇と言うのが流行っていて、アルコール度数が高いそのイメージも考慮して、電気ブランとなったそうだ。
電気ブラン永井荷風萩原朔太郎など多くの著名人の小説に登場。太宰治も小説「人間失格」の中で「酔いの早く発するのは、電気ブランの右に出るものはない」と書いてますね。
この写真は古いので今は(2025年10月時点で)400円ですが、それでも安いですね。

以前から気になっていたのですがなかなか機会がなくて先日行ったときに初めてチャレンジしてみました。味は、、、うーん少し甘く、少し薬みたいな味。度数は確かに高いですが思ったより飲みやすいでした。明治、大正の頃より全然改善しているだろうから、当時の味ではないでしょうが。

昼時だったのでメンチカツとライスも注文。メンチカツとの相性は悪くないです。

隣に座っていた和服のご婦人方も電気ブラン頼んでいました。どうやら、旧知の友人たちらしく、浅草は交通の便が良いので集まるのに丁度良いのかもしれませんね。

また、あまり混んでなく、あれほど見かけた外国人が一人もいなかったです。日本の小説を知らない外国人にとって浅草でわざわざ訪問する店ではないのかも。とにかく穴場ですね。

飲み干したら、グラスに"KAMIYA BAR"の文字が。専用グラスだったんですね。

(つづく)

プロフィール
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1980年代の真ん中、中学、高校だったIT系サラリーマンのおじさんです。昔の思い出から現在のIT動向、未来の妄想記事、また東京周辺の散歩の様子を綴っていきます。

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