四谷三丁目散歩の続き。

駅から北東に８分くらい歩いたところにあるのが区立の新宿歴史博物館。

この地方の歴史を紹介する博物館で前回の消防博物館同様、無料のスポットです。

外に展示しているのは初代の四谷見付橋の高欄(橋の手すり)。

こちらが現在の四谷見付橋、四ツ谷駅目の前の橋です。竣工は1913年(大正2年)だそうでそのころから洒落ていたのですね。

こちらの博物館、地域の歴史紹介もありますが江戸時代や明治・大正・昭和の一般人の生活の紹介に力を入れてますね。

横開きの格子のガラス戸、那智黒石の敷き詰められた床、沓脱石と懐かしい昭和の玄関ですね。

こんな蚊取り豚も。

こちらは都電のレプリカ。かつて新宿区にはいくつも路面電車が走っていたようです。自動車の普及に伴い慢性的な渋滞にダイヤが乱れまともな運用ができなくなり、その対策で地下鉄の開発を進め、置き換わっていったというわけですね。

都電の中の人たちが黒い影で表現されているとちょっと不気味なんですが。
この列車に乗るとどこか違う世界へ、、、という感じに。

また、新宿に縁が深いということで小田急の3100形ロマンスカーNSEの先頭部分を展示しています。

昔のシートも一緒に展示。懐かしいです。昭和時代、静岡(三島)から東京に電車で行くときJRよりも小田原から小田急に乗った方が安く、ロマンスカーでもJRの普通列車と同じくらいだったんですよね。ここに腰かけて当時食べてた車内販売のアイスクリーム食べたい。

博物館を出て、新宿通りを横断し、南方向を歩いているとお祭りの提灯。

近くの須賀神社のお祭りみたいです。そして、この階段は？

映画「君の名は。」で有名なあの階段ですね。

最近はさすがに少なくなったようですが数年前は国内外問わず聖地巡りで訪れる人がひっきりなしにここで写真を撮っていましたね。

須賀神社は地域の神社としてそれほど大きくはないですが所狭しと露店が出て賑わっていますね。地元に愛されている感じがします。

こちらの絵馬はさきほどの階段が描かれています。絵馬だけど奉納せず、お土産に持ち帰りたくなりますね。

そして、願い事として書かれているのが、、、アニメヒット祈願？

それぞれの制作会社は違っていて別に近所にオフィスがあるというわけではないですが、アニメヒット祈願で関係者がよく訪れているようです。（一説にはアフレコのスタジオが四谷周辺に多いからとか）
もしかしたら有名なスタッフ、声優、原作漫画家が書いたものをまぎれているかもしれませんね。

また、歴史博物館のある北方向に進むと大きな塔が見える。スカイツリーのような観光用ではなく、実用的な電波塔だと思うがこれは一体、、、？

(つづく)