「なぜEBMは神格化されたのか」大脇幸志郎著p397-399 たとえばUSPSTFは早くからサケットらの仕事を取り入れてきた。マンモグラフィやPSAによるスクリーニングに対する慎重姿勢は、患者団体や医師会からの反発にもかかわらず信頼されてきた。ところがまさにそのPSAについての推奨が2018年に更新されたとき、2012年の旧版から加わったデータは以前の傾向から変わっていなかったにもかかわらず、55歳から69歳の男性についての推奨度が更新された。旧版ではほかの年齢層と同様の「D」すなわち行わないように推奨されていたが、新版では「C」すなわち個別に判断するよう推奨された。繰り返すが、この変更はスク…