あのロシアの女帝エカチェリーナの物語である。とはいえあくまでもモデルにしていると思った方がよくて、内容はコメディというか風刺というかとにかくドタバタしたドラマだ。私は特にコメディ好きではないのでそれほど期待せずに見始めたのだが、とにかくはまる。 物語はエチェリーナがドイツからロシア皇帝ピョートルの元へ嫁いできたところから始まる。この嫁ぎ先が堕落した宮廷で、風刺といえどもこれ、ロシア人に怒られないだろうか。毎日馬鹿騒ぎのパーティーが繰り広げられ、ピョートルは親友の妻を愛人にして、下品で乱暴で、何かというと「ハラショー!」と叫んでグラスを割る。もう一度言うがロシア人に怒られそうである。 キャストが…