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黒沢清
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黒沢清

(映画)
【くろさわきよし】
  • 映画監督。東京藝術大学大学院映像研究科教授。1955年兵庫県神戸市生まれ。

特色

  • 自らもシネフィルであり、世界の映画マニアから注目を集める存在。
  • 90年代におけるJホラーブームの中心人物の一人。
  • 理論家であり、批評家としての著作も多い。

略歴

  • 立教大学で蓮實重彦に師事する。パロディアスユニティに参加。8ミリ映画の自主製作・公開を手がける。
  • 1980年、『しがらみ学園』がぴあフィルムフェスティバルに入選。
  • 大学卒業後、長谷川和彦、相米慎二らの助監督を経てディレクターズ・カンパニーの設立に参加する。
  • 1983年、ピンク映画『神田川淫乱戦争』で商業映画デビュー。
  • 1985年、『女子大生・恥ずかしゼミナール』が、にっかつにより公開を拒否。追加撮影、再編集の後『ドレミファ娘の血は騒ぐ』と改題、一般映画として公開。
  • 1989年、『スウィートホーム』を伊丹十三プロデュースで製作。のちにビデオ化権をめぐり裁判となる。
  • 1992年、サンダンス・インスティチュート のスカラシップを獲得し、渡米。
  • 1995年、『勝手にしやがれ ! ! 』シリーズを発表。Vシネマの量産をはじめる。
  • 1997年『CURE』が東京国際映画祭に出品。海外からの注目が始まる。
  • 『ニンゲン合格』(1998年) のベルリン国際映画祭、『カリスマ』(1999年) のカンヌ国際映画祭監督週間、『大いなる幻影』(1999年) のヴェネチア国際映画祭など世界各国の映画祭から招待され、国際的評価を高める。香港、エジンバラ、トロント、パリ、台北、ロッテルダム等の各映画祭で『黒沢清特集』が組まれた。
  • 2000年、『回路』が、カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。
  • 2007年、韓国との合作『叫』が公開。
  • 2008年、『トウキョウソナタ』が公開。翌年アメリカで一般公開。
  • 2012年、WOWOWで連続ドラマ『贖罪』が放送。ベネチア映画祭で270分バージョンが上映された。

作品

  • 1980年
    • 『しがらみ学園』
  • 1982年
    • 『さらば相棒』*脚本のみ
  • 1983年
    • 『神田川淫乱戦争』
  • 1985年
    • 『ドレミファ娘の血は騒ぐ』 
  • 1989年
    • 『スウィートホーム』
    • 『危ない話・夢幻物語 』
    • 『危ない話2・奴らは今夜もやって来た』脚本:及川中、黒沢清
  • 1990年
    • 「もだえ苦しむ活字中毒者・地獄の味噌蔵」
  • 1992年
    • 『地獄の警備員』(監督・脚本)
    • 「よろこびの渦巻」
  • 1993年
    • 「ワタナベ」
    • 「学校の怪談」
  • 1994年
    • 『893(ヤクザ)タクシー』
    • 『打鐘・男たちの激情
    • 『花子さん』
  • 1995年
    • 『勝手にしやがれ!!強奪計画』脚本:赤井国泰、黒沢清
    • 『勝手にしやがれ!!脱出計画』脚本:黒沢清
  • 1996年
    • 『勝手にしやがれ!!黄金計画』脚本:黒沢清
    • 『勝手にしやがれ!!逆転計画』脚本:塩田明彦、黒沢清
    • 『勝手にしやがれ!!成金計画』脚本:じんのひろあき、黒沢清
    • 『勝手にしやがれ!!英雄計画』脚本:大久保智康
    • 『DOOR III』脚本:小中千昭
  • 1997年
    • 『CURE/キュア』 
    • 『蜘蛛の瞳』 
    • 『蛇の道』脚本:高橋洋
    • 『復讐 運命の訪問者』脚本:高橋洋
    • 『復讐 消えない傷痕』
    • 「学校の怪談f 廃校綺談」
  • 1998年
    • 『ニンゲン合格』 
  • 1999年
    • 『カリスマ』
    • 『大いな幻影』 
    • 「降霊」 *TVドラマ
    • 「学校の怪談 木霊」OV
  • 2001年
    • 『回路』 
  • 2002年
    • 『アカルイミライ』 
  • 2003年
    • <『ドッペルゲンガー』
  • 2006年
    • 『LOFT』
  • 2007年
    • 『叫(さけび)』
  • 2008年
    • 『トウキョウソナタ』
  • 2011年
    • 『贖罪』TVシリーズ
  • 2013年
    • 『リアル〜完全なる首長竜の日〜』
    • Seventh Code

書籍

  • 1992年12月発行『映像のカリスマ-黒沢清映画史』
  • 1997年10月発行『CURE』
  • 2001年1月発行『回路』
  • 2001年2月発行『映画はおそろしい』
  • 2006年7月発行『黒沢清の映画術』
  • 2006年8月発行『映像のカリスマ・増補改訂版』
  • 2007年『映画のこわい話』
  • 2008年『恐怖の対談―映画のもっとこわい話』
  • 2009年『東京から 現代アメリカ映画談義』
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