学校に行く途中、何度道路に飛び込もうと考えたかわからない。 9月。2学期が始まった。 半袖の制服から出た腕と、スカートのウエスト部分が自分でもわかるほどに痩せ細っていた。 そんな中勇気を振り絞って、一縷の望みに縋るように、保健室を訪れた。 これが最後だ。これが無理だったら、もう最期だ。 保健室を訪れた私を斎藤先生は何も咎めず受け入れてくださった。斎藤先生はいつもそうやって、理由を明確に話せなくても保健室にいることを許してくれる。 「ちょっと、お話ししたいことがあって……」 斎藤先生は、「ちょっと待ってね」と言って、私をベッドに案内し、周りのカーテンを閉めてくれた。 その言葉を口にする時、何だか…