Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


Hatena Blog Tags
はてなブログ トップ
量子論
このタグでブログを書く
言葉の解説
ネットで話題
関連ブログ

量子論

(サイエンス)
【りょうしろん】

Quantum Theory

  1. 単純には量子力学のこと。
  2. もう少し丁寧に言うと、連続を否定し、「量子」という最小単位の存在を認める理論全般。
  3. あるいは、量子力学を使ってある物理的な事柄を理論化すること。この場合は「古典論」の対義語となる。

概略

もともとは19世紀最後の年である1900年12月にプランクが発表したエネルギー量子仮説*1に始まる考え方である。

その後、アインシュタイン(光量子仮説)やボーア、ド・ブロイらが様々な量子的な考え方による理論を作りだし、従来の物理学で扱えない分野をフォローしていった。最終的には1925年にシュレディンガーとハイゼンベルクが波動力学と行列力学を編み出し*2、これによって万能だったはずのニュートン力学は「古典力学」となり、新たに誕生した「量子力学」が物理学の主役となった。

アインシュタインは量子が確率論的な振る舞いをみせるという量子力学の理論については、「神は宇宙でサイコロを振らない」などの表現を残したように生涯懐疑的であった。量子力学のおかしさを言い当てるために考案したEPRパラドックスは、皮肉にも後の量子テレポーテーションの発見に繋がり、量子コンピュータ量子暗号通信など21世紀の実現が期待される新技術の研究開発に貢献している。

*1:物資のエネルギーの放出量が、連続的でなくとびとびの値で変化しているとし、その単位を量子とした

*2:1926年にシュレディンガー自身がこの二つは同じものであることを証明、理論を統一した

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連ブログ

【連載第3部】宇宙が意識を呼び覚ます―ホーキングの最終理論と意識進化史観ー

はじめに:宇宙の「起源」を問い直すとき 最近、宇宙論の本を読んで、意識進化史観という考えとの整合性を考える機会があった。宇宙はどこから来たのか。時間はいつ始まったのか。そして、なぜ私たちはこの宇宙を「意識」できるのか――。この問いは、古代ギリシャの哲学者から現代の量子物理学者に至るまで、すべての知の系譜を貫いてきた根源的テーマである。 2023年、ベルギーの宇宙論学者 トマス・ヘルトグ(Thomas Hertog) は、その問いに真正面から挑む書を発表した。タイトルは『(時間の起源について)』。この作品は、彼の師であり20世紀最大の理論物理学者の一人、スティーヴン・ホーキング の晩年の研究成果…

ネットで話題

もっと見る

関連ブログ

【洋書】Life on the Edge: The Coming of Age of Quantum Biology

Johnjoe McFaddenとJim Al-Khaliliによるこの書籍をKindle版で読んでみたが、量子生物学という未知の領域で、量子論が持つ特性が感覚的に理解しづらいために理論そのものは把握しにくいものの、関連するトピックには興味を引かれるものが多く刺激を受ける内容だった。渡り鳥の旅を支えているのは量子的な作用だという序章から、一気に引き込まれてしまう。 序盤に、シュレディンガーがダブリンのトリニティカレッジで行った講演の話が登場する。僕は「ケルズの書」が展示されているこの図書館を訪れたことがあるので、不思議な既視感を感じた。 「ファインディング・ニモ」で主役となるアネモネフィッシュ…

魂の器を広げて豊かさを受け取る人の共通点と習慣とは?

なぜか、同じような努力をしていても、豊かさをスムーズに受け取っている人がいる。 お金だけでなく、チャンス、人間関係、安心感── “いいもの”を自然と受け取っているように見える人たちには、ある共通した「魂の在り方」があるのです。 豊かさは「運」ではなく、「器」で受け取る 魂の世界では、豊かさとは“外側から押し込まれるもの”ではなく、内側の“器”の広さによって流れ込む量が決まるとされています。 ではその“魂の器”とは何か── それは、受け取ることに対するあなたの「許容量」です。 🧬 魂の器が大きい人の共通点 1. 受け取ることを「自然なこと」として許している 謝るより「ありがとう」を素直に言う 「…

愛を意志する

先日、NHKスペシャルの《量子もつれ-最後の謎》 という番組を見たが、この中で、 ノーベル物理学賞を受賞した名だたる学者達が、 わんさか出てきて言っていたのは、この現実世界は、 ただの素粒子の活動に過ぎない、という事実だった。 そして、足立育朗氏の著書《波動の法則》では、 陽子=意志=愛、中性子=意識=調和、電子=物質化、 となり、愛を意志すると、意識に調和が生まれ、 それが現実世界に物質化されてくるという。 どういうことかと言うと、最初に愛を意志するだけで、 後は全自動で物質化まで行く仕組みになっている。 なのに、僕たちは、じゃあ、この物理の法則を利用して お金ほしい、こんな仕事したい、病気…

シュレーディンガーの祈り

「また、変わった……」 天音(あまね)は、教室の窓から外を見下ろし、ため息をついた。 昨日までそこにあったはずのコンビニは消え、代わりに古びた書店が立っている。通りを行き交う人々の服装も微妙に違う。青い空には、今まで見たことのない形の飛行船が漂っていた。 彼女の世界は、毎日少しずつ変化していた。 あるときは通学路の並木道が桜から銀杏に変わり、またあるときは教室の座席配置が逆転していた。だが、天音以外の誰もその変化を不審に思っていない。 「ねえ、昨日まであそこ、コンビニだったよね?」 クラスメートの佐伯に尋ねると、彼は怪訝そうな顔をした。 「何言ってるんだよ。 学校の近くにコンビニなんかないだろ…

すべて相対的なものでしょ

全てのもの(形のないものも)が相対的でしょ、だから絶対というのは絶対ないという矛盾めいた話になります。それで、絶対とか言ってるやつ、特に自信たっぷりに言ってるやつは、アホなので信用してはいけないし騙されないようにしましょうね、というお話。 相対とは、対する何かがある時に生まれる関係性だと思う。対するものがない時に絶対と言うことの、まさに対になる関係性にある。相対が先か絶対が先かというと、絶対が先のように思うから、絶対の勝ちと思うけど、そうはいかないんだよなあ。 量子論の話です。たとえば、光は波でもあるし粒子でもあり、電子は観測するまでは波だけど粒子でしか観測できない…宇宙が誕生した時から、物質…

元旦からの気づきと量子論の学び

こんにちは、TAKAOです。 新年を迎えてすぐに、なんと風邪をひいてしまいました。元旦から体調を崩すとは、少し薄着で寒いところにいたことが原因だと思います。おかげさまで、今は大分回復してきましたが、改めて健康の重要さを感じました。健康であることのありがたみは、普段は意識する機会が少ないかもしれませんが、こうした体調不良が時折訪れることで、日常生活の中で健康を意識する良い機会になっていると感じます。定期的に健康を振り返るためのメッセージなのかもしれませんね。これからは日々の生活習慣をさらに整え、体と心をケアしていきたいと思います。 量子論との出会い 今年のテーマのひとつとして、「量子」について勉…

ないとわかれば消える

👆 いつも豆を買ってるコーヒー屋さん 夫婦だけで50年もやってきた店 ええーっ!なんでぇー!マジかぁー!というような、 嫌なことや、不運なことや、不幸なこと、というのは、 予想もしなかった時に突然、ふっ、とやってくるものだ。 逆に、予測できた不幸は、そんなに大したことがない。 まあ、当たり前と言えば、当たり前なのだが、 例えば、 先月、台風の情報と南海トラフ地震の噂さが重なり、 多くの人が米を買い漁った結果、店頭から米やご飯が 一斉になくなった時期があったが、結果は、 やってきた台風はショボくて、地震も起こらなかった。 非常食を常備して、あ~安心、な時には何も起こらず、 非常食の賞味期限が切れ…

AIとアインシュタインがなぜ「サイコロを振らない」と言ったのかについて話してみた ※約21000字

「神はサイコロを振らない? でも偶然がすべてを動かしている?」 アインシュタインの「神はサイコロを振らない」という言葉。この一節が量子力学の確率的な解釈を巡る議論の象徴であることをご存知ですか?彼は宇宙が厳密な決定論に基づくべきだと信じ、偶然性を受け入れませんでした。 一方、現代科学ではランダム性が変化と進化の鍵を握るとされています。遺伝子の突然変異、量子力学の不確定性、カオス理論が示す「予測不能の秩序」—すべてが宇宙や生命を形作る要素となっています。 面白いのは、「神こそがサイコロでは?」という逆転の発想。偶然こそが新しいものを生み出す本質であり、作家が他者の物語を読んで感動するように、宇宙…

ビッグバン以前

👆 飲んできた帰りでんねん 人生の〝出来事〟は全て頭の中だけで起きていた、 ことが、はっきりしてしまったボクである。 例えば、会社バージョンでいくと、 上司から何か言われて、クソっという思いが出てくる、 誰々さんはああでこうで、と居酒屋で同僚と語り合う、 アイツばかり評価されて自分は…、とモヤモヤする、 という風に、僕たちは一日中(寝ている夢の中でも)、 過去の出来事を思い出してあれこれ考えたり、 未来にどう対処するかを、思い、悩んでいる。 でも、これって、全部頭の中だけで起きてるじゃん、 いや、頭の中だけで思っているだけだから、 正確には、何の出来事も起きていないじゃん、 ということに、ある…


[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp