Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


Hatena Blog Tags
はてなブログ トップ
自画像
このタグでブログを書く
言葉の解説
ネットで話題
関連ブログ

自画像

(アート)
【じがぞう】

作者が自分自身を描いた絵の事。

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連ブログ

次から次へと

開店十分前の堂々堂。店構えはすべて準備できた。 今しがた通ってきた正門から守衛所へ向うあたりに、異様に長い行列ができていた。揃いのユニフォームティーシャツを着込んだ委員学生に訊ねると、定刻開門と同時に入構したい来場者がたの行列だという。 昨夜の雨は上って、絶好の大学祭日和だ。 私に手伝えることはない。なまじ手伝おうなんぞとしようものなら、若者たちの足手まといになる。私にできることは、現役学生諸君にとって面識のない、古手の OB が来店したときに、唯一の顔見知りとして挨拶を受けることだけだ。 「お変りなく、お元気そうで、なによりです」 冗談じゃない。今やお元気でご活躍なのはおたくさまのほうで、当…

ネットで話題

もっと見る

関連ブログ

藤田嗣治《自画像》〜針と筆のあいだ、縫うように描く、禅としてのアート

作者:藤田嗣治 制作:1929年 寸法:62.0 x 43.0 cm 技法:水彩、墨、絹本 所蔵:ポーラ美術館(箱根) パリ時代の藤田嗣治が描いた自画像。白いシャツをまとい、胡坐をかいて布を縫う姿は、座禅を組む僧侶のようである。針と糸を手に、布に意識を沈める眼差しは、外界から完全に切り離された内なる集中の世界を思わせる。 藤田にとって、物を描くときも、縫うときも、同じ精神の静けさがある。すべての創作は、自らを整え、心を鎮めるための行。つまり、禅に近い行為だったのだ。 画面には、ボタンや糸巻き、ハサミ、針山などの小物が細やかに描かれている。藤田はこうした小さな道具たちを愛し、その存在を丁寧にすく…

ピカソ〈自画像〉という人生〜なぜ最後まで“自分”を描いたのか?

パブロ・ピカソ《自画像》1917年、紙、鉛筆 パブロ・ピカソは絵の道を歩み始めた10代から亡くなる90代まで自画像を残しており、ピカソほど「自画像」で人生を語れる画家はいない。15歳の少年期から、死の数か月前・91歳の最晩年まで。その筆跡には、青年の焦燥、画家としての決意、そして死を前にした魂の震えまでが刻まれている。 「自分を描くこと」は、ピカソにとって“自分を更新し続けること”だった。10代の初期作から、死の直前に描かれた《死に直面する自画像》まで、時代ごとの自画像を辿りながら、ピカソという人間と芸術の変遷を読み解く。 15歳の《自画像》 18歳の《自画像》 19歳の《自画像》 青の時代の…

展覧会に向けて❣

猛暑から秋を感じる間もなく冬の寒さになりました!が、教室では展覧会に向けて熱い日々。 教室の皆様のお手元にはDMが届きましたでしょうか。 今年も生徒でもあり、時にはアシスタントでもある鈴木康平君に忙しい合間をぬってDMを作ってもらいました。 出来上がるまでの打ち合わせの中で私のイメージや使用する写真を伝え、彼は根気よく私の要求、文字の位置、色、エトセトラに 応えてくれました。いえいえ、それ以上にね。 昨年まではパソコンでのやり取りが、今年はスマホのみに変わったことが驚きでした。 「スマホで動画だって音楽だって作れるんだよ」と。 なるほどなるほど、まさに驚き桃の木山椒の木の境地です(^^♪ こん…

ピカソ《アフリカ時代の自画像》〜形を溶かす火、世界を刻む原始の刃

英題:Self-Portrait 作者:パブロ・ピカソ 制作:1907年 寸法:56 cm × 46 cm 技法:油彩、カンヴァス 所蔵:ナロドニー・ギャラリー(チェコ) ピカソが「アフリカ彫刻の時代」に踏み入った頃の自画像。輪郭線は震える刃のように走り、大きな目や鼻は、彫刻刀で削り出された断層のように浮かび上がる。描くというよりも、己の顔を掘り進め、形の奥に潜む何かを掘り当てようとするように思える。 色は土と鉄の記憶を宿す。くすんだ緑、焼け焦げた黒、そして頬や鼻先にかすかに残る赤。冷たくなりかけた体温の最後の余熱が、そこに灯っている。背景の熱いオレンジは、溶鉱炉の火。画家の内部で何かが燃え、…

パブロ・ピカソ《死に直面する自画像》〜異界で描いた最後の魂、最期のキャンバスは、あの世だった

英題:Self-portrait Facing Death 作者:パブロ・ピカソ 制作:1972年7月 寸法:65.7×50.5 cm 技法:紙、鉛筆 所蔵:不明 パブロ・ピカソが1972年7月、91歳で描いた最後の自画像。タイトルは《死に直面する自画像》。肉体の終わりを目前にしながら、なお“描くこと”をやめなかった画家の最終の告白である。 ここでピカソは、自らを異世界に飛ばし、もはや人間のかたちを超えた存在として描いている。異世界モノの自画像である。 人間という殻を抜け出し、異界に導かれた魂の姿。それがここにある。顔は石のように削り取られ、目は空洞のように見開かれながらも、どこか深く燃えてい…

藤田嗣治《自画像》〜茶目っ気と品格、ユーモアと夢、名刺代わりの一枚

作者:藤田嗣治 制作:1929年 寸法:61.0×50.2 cm 技法:油彩、カンヴァス 所蔵:東京国立近代美術館 パリ時代の藤田嗣治が描いた最も有名な自画像。おかっぱ頭、丸渕メガネ、ちょび髭、絵筆、猫、乳白色の女性像など、藤田嗣治を象徴するものがすべて描かれており、自己紹介としての名刺の機能を果たしている。 藤田嗣治の視線が真っ直ぐにこちらを射抜いてくる。丸眼鏡におかっぱ頭、口をすぼめた表情は少しユーモラスで、気取っている。それでいて、青いシャツのシワや、机に置かれた筆や硯が生活感を漂わせていて、演出と素顔が同居している。 面白いのは、猫の存在だ。膝の上に乗っているのか、横からのぞきこんでい…

ピカソ《俺はピカソ》〜色彩に刻まれた19歳の鼓動

原題:Yo, Picasso 英題:I, Picasso 作者:パブロ・ピカソ 制作:1901年 寸法:73.5 cm × 60.5 cm 技法:油彩、カンヴァス 所蔵:個人蔵 19歳のピカソがパリに来たばかりの頃、「青の時代」に入る前に描いた自画像。1989年5月9日、ニューヨークのサザビーズで実業家のウェンデル・チェリーが4,785万ドルで落札し、当時の絵画の史上最高落札価格を記録した。 親友で画家のカルロス・カサジェマスが1901年2月にパリのカフェで頭を銃で撃って自殺したあとに描かれたと思われる。 この自画像から受ける印象は、何よりもまず色彩の激しさだ。背景の深い緑、肌に走る黄色と赤、…

パブロ・ピカソ《18歳の自画像》〜迫りくる未完成の魂

英題:Self-Portrait 作者:パブロ・ピカソ 制作:1900年 寸法:22.5 x 16.5 cm 技法:木炭、紙 所蔵:ピカソ美術館(バルセロナ) ピカソは、1900年に初めてパリを訪問し、バルセロナとパリの間を行き来する。パリで最初の友人でありジャーナリストで詩人のマックス・ジャコブに会い、アパートで同居。マックスが夜寝る間、ピカソは昼間に寝て、夜に仕事をした。この頃は極度の貧困と寒さ、そして絶望の時代だった。作品の多くを、部屋を暖めるために焼いたほど。 その頃に描かれた18歳のピカソの自画像。不気味にして誠実。脆さがありながら強烈。背景は炎に包まれているように熱い。しかし、眼差…

パブロ・ピカソ《15歳の自画像》〜ガラスの十代の瞳、未来を射抜く

英題:Self-Portrait 別題:髪をとかしていない自画像 作者:パブロ・ピカソ 制作:1896年 寸法:32.7 x 23.6 cm 技法:油彩、カンヴァス 所蔵:ピカソ美術館(バルセロナ) ピカソの一家は1895年に港湾都市のラ・コルーニャからバルセロナに移住し、バルセロナ美術学校(ラ・ロンハ)に入学する。すぐに天才ぶりを発揮し、上級クラスに進級。両親の肖像画や、自画像などを描くようになる。 これは最初期に描かれた自画像で、バルセロナのピカソ美術館に所蔵されている。 15歳のピカソが描いたこの自画像には、若き天才の原石の輝きがそのまま宿っている。上から見下ろしているが、目は哀しみに満…


[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp