今年11月7日の高市早苗首相による台湾有事発言を導火線とする中国と日本の衝突は、中国指導部が高市氏の発言を習近平主席に対する直接的な侮辱、挑戦と捉えたためだと、12月10日の韓国ハンギョレ新聞は綴っています。 記事によれば、怒れる中国では、(「存立危機を侵略の大義名分に掲げるのは日本軍国主義の常套手法だ」として)高市政権を1930年代の日本軍国主義と結びつける主張が相次いでいるとのこと。そして、その原点として思い起こされるのが、日清戦争(1894~1895)の歴史だということです。 日本は、日清戦争の勝利によって(問題の)台湾と尖閣諸島を掌握した。清を中心とした「朝貢秩序」はここに崩壊し、アジ…