旅の終わりは、未来への始まり ここまで20回にわたって、「縄文食」という古代の知恵と「パレオ」という現代の視点を重ね合わせ、健康や病気、老い、心、免疫、共同体についてじっくりと考えてきました。 この連載は、過去を懐かしむ話ではありません。それは未来へ向けて、私たちがどう生きるかを問い直す“宣言”の旅でもありました。 今こそ、その答えを言葉にするときです。 縄文人が教えてくれたこと 縄文人の暮らしは、決して「原始的」なものではありませんでした。 彼らは自然と調和し、必要な分だけをいただき、仲間と分け合いながら生きていました。 その生き方は、体だけでなく心も健やかに保ち、孤独を遠ざけ、世代を超えて…