絶滅の恐れがある動植物のこと。生息している環境の破壊などの様々な要因がある。日本の環境省では、ごく近い将来に野生絶滅の危険性が極めて高い種を絶滅危惧IA類(Critically Endangered:CR)、近い将来に野生絶滅の危険性が高い種を絶滅危惧IB類(Endangered:EN)、絶滅の危険が増大している種を絶滅危惧II類(Vulnerable:VU)としている。
レッドデータブック
ブログ「ホタルの独り言」に掲載しているが、この「ホタルの独り言 PartⅡ」には登場しない昆虫。今回は、ミヤマアカネを掲載。 ミヤマアカネ Sympetrum pedemontanum elatum (Selys, 1872)は、トンボ科(Family Libellulidae)アカネ属(Genus Sympetrum)で、北海道・本州・四国・九州に分布している。 和名にミヤマ(深山)と付くが、実際には平地から低山地に生息し、比較的ゆるやかな流れの川沿いや水田の周辺、池や沼などの水辺でよく見ることができる。他のアカネ属が止水性であるのに対し、ミヤマアカネは小川や用水路など流水域を好む傾向がある…
ブログ「ホタルの独り言」に掲載しているが、この「ホタルの独り言 PartⅡ」には登場しない昆虫。今回は、キマダラルリツバメを掲載。 キマダラルリツバメ Spindasis takanonis(Matsumura)は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)ミドリシジミ亜科(Subfamily Theclinae)キマダラルリツバメ属(Genus Spindasis)で、開張35mmほどのシジミチョウである。日本国内に産する蝶類としては珍しく後翅に2対ずつの尾状突起をもっており、オスは和名の示すとおり翅表は黒褐色にルリ色斑をもっている。メスの翅表は黒褐色であるが、雌雄ともに翅裏は虎班…
*Click on photo to see it in larger size. 日曜日に、久しぶりに絶滅危惧種のオンダヤマネコ、しかも貴重な黒毛種に遭遇しました。カメラを向けた私に気がつき威嚇するあたりはさすがに山猫です。********************************************** 毎週末撮影&掲載の郷秋<Gauche>のもう一つのblog、「恩田の森Now」には12月7日に撮影した写真を7点掲載いたしました。URLをクリックして、師走に入りさすがに冬の風情となった森の様子をご覧いただけましたら嬉しいです。https://ondanomori-now.hat…
昨今、昆虫の写真は季節外れのものばかり投稿しているが、これには理由がある。すべて過去に撮影し、ブログ「ホタルの独り言」に掲載しているが、この「ホタルの独り言 PartⅡ」には登場しない昆虫。にも拘わらず「昆虫リストと撮影機材」には、撮影した種として記載している。写真と記事を見ようと右側に表示されている「検索」で種名を入れても、名前しか載っていない「昆虫リストと撮影機材」しか出てこないのでは、申し訳ない。そこで、蔵出し写真も含めて全てRAWデータから再現像し、記載内容を追加して、記事としてまとめ直している次第である。今回は、キイトトンボと同属のベニイトトンボである。 キイトトンボ キイトトンボ …
オゼイトトンボ Coenagrion terue (Asahina, 1949)は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)エゾイトトンボ属(Genus Coenagrion)で、北海道及び本州(東北・東部北陸・北関東)に分布し、4種からなる日本のエゾイトトンボ属の中で唯一の日本特産種である。和名は発見地の尾瀬ヶ原に因んでいるが、学名の terue は命名者である朝比奈正二郎氏の奥様の名前をローマ字表記したものである。 体長33~40mmで、エゾイトトンボなど同属との区別が難しいが、腹部第2節背面の黒斑の形が、オゼイトトンボはワイングラス形で、エゾイトトンボはスペード形をして…
~分類まとめ⑰~ カラスシジミ属(Genus Fixsenia)は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)ミドリシジミ亜科(Subfamily Theclinae)で、ブログ「ホタルの独り言(Part Ⅰ)」には掲載しているが、本ブログでは未掲載なので、改めて再現像して簡単にまとめた。 カラスシジミ属は、日本に以下の4種が生息している。 カラスシジミ Fixsenia w-album fentoni (Butler, [1882]) ミヤマカラスシジミ Fixsenia mera (Janson, 1877) ベニモンカラスシジミ Fixsenia iyonis iyonis (…
ハッチョウトンボ Nannophya pygmaea Rambur, 1842 は、トンボ科(Family Libellulidae)ハッチョウトンボ属(Genus Nannophya)で、日本に150種ほど生息するトンボの中でもっとも小さく、世界的にも最小の部類に属する。写真では、その小ささが伝わらないので残念だが、成虫の体長はオスメスともに15~20mmほどで、一円玉(直径20 mm)の中に収まるほど小さい。名前の由来は、江戸時代の本草学者である大河内存真の著した『日本産昆虫数種についての図説』にて「矢田ノ鉄砲場八丁目にのみ発見せられ、そのためハッチョウトンボの名を有する」との記載に因むと…
グンバイトンボ Platycnemis sasakii Asahina, 1949 は、モノサシトンボ科(Family Platycnemididae)グンバイトンボ属(Genus Platycnemis)のトンボ(学名は2021年に変更されている)で、腹長30.0~33.0mm、後翅長19.0~23.0mmでモノサシトンボより一回り小さい。未成熟期の体色はオスメス共に淡黄色であるが、成熟するとオスは黒と薄い水色になる。また、オスは中・後脚の頸節が白色で軍配状に広がる特異な形をしていることが大きな特徴で、名前の由来にもなっている。 日本特産種で、宮城県、福島県、栃木県および中部以西の本州(日本…
うなぎの国際取引規制とは? ワシントン条約とは何か ヨーロッパウナギはすでに厳格規制 EU提案が否決された理由 なぜ却下されたのか うなぎは本当に絶滅危機なのか 公式評価 ニホンウナギは絶滅危惧種 なぜうなぎは減っているのか 私たちは「うなぎを食べるのをやめるべき」なのか 結論 完全にやめるというより「消費を減らす」方向へ 消費者にできる行動 今回のニュースのポイントまとめ 2025年11月、ワシントン条約(CITES)の会議で、EUが提案していた「うなぎ19種すべての国際取引を規制する案」が否決されました。このニュースを受けて、「うなぎは本当に絶滅の危機なのか」「これまで通り食べていてよいの…
おはようございます。 今朝の話題は ニホンうなぎの絶滅危惧種に指定されるかどうかの 国際会議がありました。結果反対100 賛成35 棄権8で指定にされないと なりました。 すでにヨーロッパのうなぎはほとんど壊滅していて絶滅危惧種に指定 されています。この提案はEUからの提案でした。 自分のところが全滅したからその腹いせだと誰かが言ってましたが、 実はヨーロッパうなぎも日本向けに乱獲が進んだ結果だそうです。 とにかくうなぎを食するのは日本だけ と言っても過言でないくらい 日本人のうなぎ好きは突出しているのです。 うなぎの価格が高騰してきた数年前にうなぎは人工ふ化ができない 品種なので太平洋に出て…