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立憲主義
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立憲主義

(社会)
【りっけんしゅぎ】

意味

【constitutionalism】
国家権力正統性を憲法が明示すること。違憲審査の対象にならない統治行為が、憲法原理に基づいて行われているかどうかを監視し続けること。違憲状態を放置したり、解釈改憲で歪めたりして、憲法の権威を軽んじることを「立憲主義に反する」という。

憲法が規定する範囲

広義には国家権力は憲法によって拘束されるべきであるという考え方をいうが、狭義には多数者によっても侵しえないものとしての人権を承認する考え方をいう。リベラルな立憲主義は異なる世界観をもった人々が平和的に共存するために人の生活領域を公と私の2つの領域に区分し、私的領域では各自の善の構想に基づいた自由な行動を保障する一方で、公的領域ではそれぞれの善の構想から独立した社会全体の利益について議論・決定するプロセスを確保しようとする。

関連

法治主義法の支配統治概念国家体制立憲君主制硬性憲法憲法改正憲法違反

関連書籍

長谷部恭男『憲法と平和を問い直す』(ISBN:4480061657)など多数

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古関彰一『虚構の日米安保 - 憲法九条を棚にあげた共犯関係』筑摩書房

乙巳年六月朔日。摂氏23.4/24.9度。霧雨(1mm)。湿度最大95%とまことに不快なる一日。朝日新聞に掲載された「憲法の水脈」と題する古関彰一先生の論及「憲法と歴史の教訓生かすには」について、その記事要旨をメモにしておいたところ(富柏村日剩)その古関先生の『 虚構の日米安保 - 憲法九条を棚にあげた共犯関係』(筑摩書房)を読む。 気が付けば、日本の戦後70年とは憲法が目指した「立憲国家」から、政府が安全保障問題すべてを取り仕切る「行政国家」に、つまり政府の閣議で全てが決まる国家になってしまった。 - 明治憲法に於いて陸海軍の指揮権(統帥権)は天皇にあり(明治憲法の規定ではなかつたが)統帥に…

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◯立憲主義と議会主義と議会制民主主義について 立憲主義の背景と意義 立憲主義は、国家権力を憲法によって制限し、国民の権利と自由を守る理念です。その歴史的背景には以下のような重要な出来事があります。 中世の起源 イギリスの「マグナ・カルタ」(1215年)は、王権を制限し、貴族や市民の権利を守る最初の試みでした。 近代の発展 アメリカ合衆国憲法(1787年)やフランス人権宣言(1789年)は、近代立憲主義の基盤を築きました。これらは、個人の自由と権利を中心に据えた新しい政治モデルを提示しました。 戦後の進化 第二次世界大戦後、国際的な人権規範が発展し、立憲主義が世界的に広まりました。日本国憲法もそ…

民主主義と立憲主義 日本の政治制度について

○日本の政治制度が目指すもの 1. 民主主義の理念と実践の進化 日本の議会制民主主義は、西洋の制度を基盤にしていますが、独自の文化や価値観が影響を与えています。明治時代には憲法が制定されましたが、そこでは君主制の枠組みが重視されていました。戦後の日本国憲法では、国民の主権が明確化され、選挙や議会活動を通じた民主的な政治運営が実現されました。 一方で、現代においては投票率の低下や政治への関心の薄れが課題となっています。この問題を解決するために、若者や無党派層をターゲットとした政治教育や情報提供が進められています。また、地域の特性を生かした地方自治の促進も民主主義の深化に向けた重要な動きです。 2…

民主主義 政治、経済、社会 憲法と立憲主義

民主主義の政治体制 民主主義の政治体制は、国民自身が主権者として政治を行う仕組みを指します。語源的にはギリシャ語の「デーモクラティア(δημοκρατία)」に由来し、「民衆(デーモス)」による「支配(クラティア)」を意味します。以下にその特徴や仕組みについて詳しく説明します。 民主主義の主要な特徴 主権在民 国民が最高権力を有するという原則です。国民は直接的または間接的に政府の重要な意思決定に参加します。 法の支配 権力者であれ一般市民であれ、すべての人が法律に従わなければならないという原則です。これにより、権力の乱用が抑制されます。 自由と平等 個人の自由が保障されるとともに、全ての市民が…

「安倍晋三回顧録」を読む

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ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.996

はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と百と二十七 「リッケンシュギ」① 一般ピーポーたちを上から目線でしか見れない、上手い具合に利用できるコマとしか見れない、場合によっては「票」としか見れない、そんな、トンでもない権力者を、トンでもない権力者の暴走を、ナニがナンでも縛らなくてはならない、という使命を担っているモノの一つが「立憲主義」だと僕は思っている、とAくん。カッチカチのハード系のプロローグを吐きながら、ようやく奥から舞い戻ってくる。 ん~。 舞い戻ってきたシリから立憲主義、とはな~。 そんなハード系の臭いをプンプンと漂わせているAくんではあるけれど、両手で大事そうに持っているお盆の…

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改めて 法学部の学生は社会思想史か政治思想史を勉強しなさい!

これまで、このブログに「法学部の1年生は、社会思想史を勉強しなさい!」(2012年10月10日21時40分45秒付)、「レッセ・フェール(laissez-faire)」(2012年11月06日02時11分05秒付)、「法学部の学生は、世界史(とくに社会思想史)を勉強しなさい!」(2015年04月15日00時48分26秒付)、「久しぶりに、或るドイツ語の体系書(教科書)を読んで 」(2019年12月30日0時3分30秒付)を書き、法学部の学生が社会思想史を学習する必要性を繰り返し主張してきました。これは私が大東文化大学法学部で、主に2年生のクラス授業を担当してきた経験によります。憲法との関係で言…

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終戦直後、大多数の日本人は貧乏で弱者だった。多数決が弱者の味方として機能する時代だった。「民主主義=多数決」と考えても差し支えない時代だった。 ところが、その後の日本は高度経済成長期に入り、日本人の多数派は中流家庭へシフトした。そうなると貧困層は少数派となり、多数決は弱者の味方として機能しなくなってしまった。今の日本での多数決は、民主的とは言えない状況になっている。 さらに、世代別では「団塊世代」を含む高齢者が多数派を占めている。彼らは選挙権の上位カ-ストだ。彼らの多くは高度経済成長期を経験し、悠々自適の年金生活を送っている。そして彼らの多くは、今の若年層が味わっている絶望感に対して鈍感だ。た…


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