日本のポピュラー音楽の歴史を語るうえで欠かせない、コミックソングという存在。 半世紀以上前から現在まで、テレビやラジオやSNSを通じて、またはステージの上から、常に様々なおもしろい楽曲が作られ届けられてきた。 これまでコミックソングを語るにあたっては、当然ながら「おもしろいかどうか」が評価の軸になってきたが、今回、われわれLL教室は、そこに新たな切り口を提示したい。 それが、「楽曲派」という概念をコミックソング語りに持ち込むこと。 楽曲派というのは、アイドルオタク界隈で10年以上前から言われていた用語で、アイドルのルックスやパフォーマンスや人間性ではなく、あくまで楽曲の良さで評価するという立場…