こんにちは、すみっこナースです。今日はショート動画「難易度S級血管へのルート確保」を、もう少し丁寧に深掘りしてみたいと思います。 点滴や採血は、病院では日常の一コマですが、実はその裏に“静かな戦い”があるのをご存じでしょうか。今回は、あの「激ムズ血管」を前にした看護師のリアルな心理戦を4つのシーンに分けてご紹介します。 絶望のフィールドワーク（探索） まるで砂漠です。先輩もドクターも「ここは厳しいね…」と下を向くほどの、浮かばない血管。駆血帯を巻いても気配ゼロ。こういう時、看護師が頼るのは“視覚”ではなく“指の記憶”です。 「ちょっと血管探しますね〜」と柔らかい声で言いながらも、内心は捜索隊の…

「何でも聞いてね」の一言から地獄の一日が始まる 新人さんが配属される季節になると、病棟の空気が少しだけピリッとします。患者さんの命を預かる現場に、まだ右も左も分からない新人さんがやってくるわけですから、そりゃ先輩たちもソワソワ。 このショート動画の主人公は、そんな新人とペアを組むことになった“ベテラン（3〜5年目）ナース”。 朝の申し送りもサクッとこなし、点滴準備もカルテ操作もスムーズ。横には、緊張でカチコチになった新人ナースが、メモ帳を握りしめて立っています。 そこで、あの一言。 > 「分からないことがあったら、遠慮なく何でも聞いてね！」 …優しい。とても優しい。でも現場の看護師たちは、画面…

命の現場で鳴る「お茶コール」 病院って、「命を預かる場所」ですよね。 モニターのアラーム音、PHSの着信音、電子カルテを打つキーボードの音。 ナースステーションは、いつだってちょっとした戦場です。 そんな中で、看護師は頭の中で常に 「あと〇〇さんの点滴交換」 「△△さんの検温、そろそろだな」 「さっきの入院患者さん、状態どうだったっけ」 と、タスクを秒単位で並べ替えながら動いています。 そんな緊迫した空気のなか、ナースコールが「ピンポーン」と鳴る。 一瞬、ナースの頭の中にはこう浮かびます。 > 「急変？ 気分不良？ 転倒？ 何かあった！？」 そして、ほぼ反射的に病室へダッシュ。ここまでは、病院…

「〇〇さん、今日からトイレ歩行“自立”でいけます！どんどん歩かせてください！」 ナースステーションに、今日も爽やかな風が吹きます。そう、PTさんのキラキラ笑顔とともに。 その一言を聞いた瞬間、看護師の頭の中では別のテロップが流れます。 > （え…“自立”って、まさか「見守りでOK」…のやつ？） 今回のテーマは、「ADLに対する認識のズレ」。 リハビリ室の「理想」と、病棟の「現実」のギャップを、夜勤明けテンションで笑いに変えていきます。 爽やかすぎる申し送り ナースステーションに現れるPTさんは、だいたい爽やかです。姿勢も声も表情も、健康そのもの。 「〇〇さん、歩行かなり安定してきました！ トイ…

病院って、病棟の中だけが「戦場」だと思われがちですが、実はもうひとつ、静かにドラマが繰り広げられている場所があります。 それが――職員駐車場。 今回のショート動画は、そこで毎朝のように行われている > 「夜勤明け」と「日勤入り」のすれ違い儀式 を切り取ったお話です。 看護師なら、きっと一度は経験しているであろう“あの空気感”を、こっそり言語化してみました。 夜勤明けナースは「やりきった戦士」 まず登場するのは、朝8時半すぎの駐車場に現れた夜勤明けナースA。 顔はめちゃくちゃ疲れてるのに 表情はなぜかニヤニヤ 足取りはフラフラなのに、妙に軽い これ、夜勤明け特有のハイテンションモードですよね。 …

患者よりも医者よりも怖い存在…？看護師あるあるの真実 病院で働く人にとって、「怖い存在」といえば誰を思い浮かべますか？患者さん？ それとも医師？ 実は、看護師の現場で語り継がれているのは――「一番怖いのは主任や師長といったベテラン看護師」というお話。 今回は、そんな“看護師あるある”を、ちょっと笑える目線でご紹介します。 優しい患者さんに癒される日常 まずは病室での一コマ。患者さんから「いつもありがとうね」と声をかけてもらえると、看護師にとって本当に救われる瞬間です。病気と闘う方の前向きな言葉は、こちらの心まで温かくしてくれます。 「患者さんは優しい😊」そんな場面は、実際の現場でも少なくありま…

こんにちは。「病室のすみっこから」へようこそ。 今回は、医療現場にあるあるな“サイン待ち”という謎の静止時間についてご紹介します。 看護師が体験する“動けない数分間”――でもそれ、時には30分以上になるんです。 「先生、サインだけなんですが…」 医師に頼みたいのは、ただのサイン。 「先生、今お時間よろしいですか？この書類だけ…」「うん、ちょっと待ってね」 この“ちょっと”が、クセモノなんです。 “無”になって立ち尽くすという儀式 サインをもらうために、看護師は医師の近くに待機。でも声はかけづらい。医師はカルテ入力に集中していて、タイミングを測るのが難しい。 結局、ただ立っている時間が続きます。…