2 第三の目と松果体──見えないものを観る力とは インドの仏像などを見ると、額の中央にもう一つの目が描かれていることがあります。これは「第三の目」と呼ばれる象徴で、形として見えるものだけでなく、見えない本質を洞察する力を意味します。 聖書にも「見えるものしか信じない未熟者よ」といった叱責が登場しますが、それは目の前の事象にとらわれ、背景にある働きを見抜けない状態を指しているのでしょう。 ■見えないものを観るとは? 私たちの日常でも、“見えないものを察知する”場面は多くあります。 バスの陰から飛び出す歩行者を予測する うまい話に裏があるのでは?と一呼吸おく 恋人や家族の気持ちの変化に気づく こう…