『思ふこと一つ叶へば また二つ 三つ四ついつもつかしの世や 人の欲果てん方はなかりけり 富士の山にも頂ぞある 』 人は欲深い生き物で、三つの物を求めてきて二つを与えられて深く感謝したとしても、その直後には五つの物を要求し、四つに応じたとしても、まだ一つ残っていると言ってひどく恨むものです。 他人の畑に恵みの種をまいても、収穫出来るのは恨みであると考えた方がよい。 物事には、皆、程度も限度もあると先に理解しないといけませんなぁ。 昨今の間違った日本の商習慣で、それが親切のつもりでいるとね、何時ぞや、それがやって当たり前なんて思われてね、助けてもらったことへの感謝も希薄になり、終いには謂れのない中…