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柳美里
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柳美里

(読書)
【ゆうみり】

人物

1968年6月22日、在日韓国人として神奈川県横浜市中区に生まれる。本名は柳美里(ヤナギ・ミリ)であり、著書「水辺のゆりかご」によると、劇団員時代に韓国名のユ・ミリと日本名のヤナギ・ミリ両方の名前で呼ばれていた柳は、演出家から「2つ名前があるのはよくない。どちらかにしろ」と言われ、自らユウ・ミリにしたいと言い、その後の執筆活動でも柳美里(ユウ・ミリ)として表記するようになる。r理由は、言葉の響きが良かったからとのこと「東京キッドブラザース」で舞台女優としてデビュー。1988年18歳で劇団「青春五月党」を旗揚し、劇作家兼演出家となる。同年8月「水の中の友」で旗揚げ公演を果たす。その後1993年「魚の祭」で第37回岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。1996年「フルハウス」で第24回泉鏡花文学賞、第18回野間文芸新人賞1997年「家族シネマ」で第116回芥川賞を受賞。著書は「水辺のゆりかご」「仮面の国」「ゴールドラッシュ」「命」「魚が見た夢」など多数。

右翼を名乗る男性からの脅迫電話によってサイン会が中止に追い込まれたり、デビュー小説「石に泳ぐ魚」のモデルになった知人女性に「プライバシー侵害である」として出版差し止めの訴訟を起こされ敗訴したり、不倫出産の顛末を描いた「命」、さらには自分の子供に対する虐待を自分のブログで公開といった事件(後述)も起こしている。

子供への虐待疑惑

http://news.livedoor.com/article/image_detail/3496628/?img_id=351665
2008年2月、自身のフォトログに、泣いている長男の顔写真とともに「子供が嘘をついたので8時間ひっぱたき、学校を休ませ、罰として朝食も昼食も与えなかった」「糞野郎ッ!」などと掲載したことにより、書き込みを見た一般人が「児童虐待ではないか」と児童相談所に通報し、児童福祉司3人(男性2名、女性1名)が柳の自宅を訪問する事態にエスカレートした。
なお、この長男こそが、既婚者である男性との間に産まれた子供であり、『命』『生』『魂』『声』の四部作の題材となっているのは周知の事実である。

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柳美里「命」……子供を産み育てる決意を固めてくれた映画

この物語は芥川賞作家の柳美里本人の自伝。 不倫の末に子どもを身ごもった作家・柳美里が、かつての恋人であり恩師でもある劇作家・東由多加を訪ねる。ところが再会した東は末期癌に侵され、余命わずかという状況だった。 連載を抱えながら、彼の協力を得て出産と看病を同時に進める日々。生まれてくる命と死にゆく命が交錯する中で、東は血のつながらない子を受け入れ、どんなに苦しい治療もいとわず「生きること」に執着した。 理屈ではなく、二人が同じ方向を見て生き抜こうとした姿勢に、私はとても心を動かされた。 この「命」(映画、本)は、私にとってとても大切なもの。 もともと私は子どもを育てることに自信がなかった。結婚前か…

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令和7年4月に読み終えた小説

虹の岬の喫茶店(森沢明夫) トンネルの出口に小さな看板があり、草が生い茂った道についている轍を辿ると視界が開け真っ青な海が見える。そして、岬に小さな建物が……三本足の犬に案内されてドアを開けると初老の女主人が迎えてくれる。 美味しいコーヒーと、音楽。音楽はリクエストをしても良いが、マスターに任せると、そのときに合った選曲をしてくれる。 喫茶店の壁にかかった絵には、そこから見える海に虹がかかっているのが意味深。 切り口の違う短編が並んでいて、それぞれのお客の人生が交差する。 そんなお話です。 怖い患者(久坂部羊) とんでもない藪医者もいれば、恐ろしい患者もいるのです。 医者の言うことを信じられず…

疎外感を描く圧倒的な筆力 |『まちあわせ』柳美里

皆さん、こんにちは。 リモートワークの功罪について問わず語り。 私の勤務する会社はかなりフレキシブルで、特例ではあるものの、理由があれば自宅勤務(しかも外国の実家から)を相応の長さで認めてくれる柔軟さがあります。 私の場合、親が半ボケだったり、自身も脳にメス入れていたりするので、突然ぶっ倒れたり辞められるよりもマシ、また仕事自体も完全に内勤でありリモートでも十二分に成果が出るから、ということはあります。 一方、その恩恵に浴している自身から省察すると、実は慢心が生じてくるのは否めません。慢心というか、なんだろう、”out of sight, out of mind(去るもの日々に疎し)”が、より…

【読みやすい洋書】TOKYO UENO STATION

だいぶ久しぶりの更新になってしまいました。 何かの理由として「忙しい」という言葉を使うのはあまり好まないのですが、何やらずっと忙しく少々疲れてきたので、こちら少しお休みしていました。 とはいえ、隙間時間や移動時間の利用により思いのほか読書時間は充実していて、おかげでさほどストレスを感じることなく過ごせています。 と、そんな中、特によかったのがこの本。 ”TOKYO UENO STATION” by Yu Miri / Morgan Giles (TRN) ”TOKYO UENO STATION”は柳美里さんの「JR上野駅公園口」英語版(訳 モーガン・ジャイルスさん)。 2020年にNation…

子どもたちの「戦争」

柳美里の「自殺」(文春文庫)を読んでいる。いつ買ったかも忘れるほど、だいぶ前から家にあった本。 おととい、「もうほぼ絶対読もうとしないと思える本」の整理を家人とした。ネットの「もったいない本舗」へ寄付という形で、ダンボール5箱に本たちが収まった。 いざ手放すとなると、惜しい気になる本もあった。その選別の最中、この「自殺」をぱらぱらめくり、読んでみようという気になったのだ。 昨夜寝床で読んでいて、ああ、自分のいいたいことと似ているから読みたくなかったんだな、と確認した。 が、昭和60年、高層団地から飛び降りた小学5年生の男の子の残した、詩のようなものを読んだ時、ぐっと来てしまった。 紙がくばられ…

最近「死にたい」と思わなくなった話。

noteの方に書いたけど。 20代のころに何度も読んだ本。 南条あや『卒業式まで死にません』 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─(新潮文庫) 作者:南条 あや 新潮社 Amazon 日記とはいえネットで公開していた日記をもとにしていたもので、死後に公開されたものではないようです。 雨宮処凛『EXIT』 EXIT 作者:雨宮 処凛 新潮社 Amazon どちらも読んだきっかけは忘れました。書店で手に取って気になって、かなたぶん。 病状や「死にたい」ということを表に出していいんだという新鮮な驚きがありました。 おはようございます。 こぎん刺しのテディベア・動物ぬいぐるみ製作の、kogi…

柳美里著「フルハウス」読書感想:子供に依存するドロドロを超えて

柳美里の「フルハウス」という短編を読んだ。その感想を書く。 万引きのシーンや風呂場のシーンがただ衝撃的なだけの作品ではない。一つ一つのシーンが、書いた当時の著者本人にすらわからない全体像の中で必然的に存在している。 がらんどうだった新居に突如入り込んだホームレス家族は、この家に内容を与えてくれた。 俺も横浜出身なのでわかるが、そもそも横浜という町が、そっくりそのままがらんどうだった。裸一貫で、戦後日本の成長の波に乗っかってきただけの新参者のすみかなんだよ。だから誰もこのホームレス家族をむげにはできない。根本的に同じ仲間だから。 小説前半の、万引きの思い出などが延々と続くパートは、後半に比べ、な…

女性作家たち

作風と個性、ともに印象強烈が女性作家たち。じつのところ、私なんぞに理解できるのだろうか? 笙野頼子さんがデビューなさったころ、私は地方新聞に読書案内の連載コラムをもっていた。無愛想でゴツゴツした手触りの、重みのある新人が登場したと感じ、採りあげた。藤枝静男の文章から感化を受けた文体との触込みだった。なるほどさようでもあろうが、こういう文章の先祖へと遡るとなれば、瀧井孝作の文章になるよというようなことを、たしか書いた。いずれにもせよ、面白く読みましたよ、とも。 通信社からブロック紙といくつかの県紙とに配信される、しかも文化面か婦人・家庭面の隅っこに掲載されるちっぽけな囲み記事だから、今まさにねじ…

【日常のこと】フルハウスを訪ねて(小高の夏その5)

あこがれのフルハウスを訪ねて、最終回です。 ズラリと本の並んだ書棚を見るとある特徴が。 いろいろな作家さんが それぞれのテーマで選んだ20冊の本が ご本人たち直筆のメッセージとともに飾られていました。 もしどなたか好きな作家さんがいて、 その方の選んだ本が並んでいたら それはきっと全部読んでみたくなりますね。 もうひとつ店内で目を引いたのは あちこちに置かれた猫の置物 ついつい本をそっちのけで(!)写真を撮る私。 ちょこん。 ずどーん。 そういえば聞かなかったけど 猫の置物は非売品だと思います、たぶん。 そして私も読んだことのあるこちらの作品にも ご本人直筆のメッセージがありました。 「絶望を…

【日常のこと】フルハウスを訪ねて(小高の夏その4)

今週はフルハウスを訪ねたときのことを綴っています。 「Rain Theatre」で鑑賞した演劇の感想も少し。 実は私、これまで自分は 演劇音痴なんじゃないかと思ってました。 誘われればとりあえず参加するタイプなので これまで何度か観たことはあるのですが 一緒に見た方に比べると感動が薄いような気がして。 比べるものでもないのかもしれませんが 演劇の良さが私にはわからないのかしら?と 心密かに思っていた部分がずっとどこかにありました。 でも今回の演劇は、面白かったです。 小劇場は初めての経験、演者との距離の近さでしょうか 演じる方の想いがバンバンこちらに響いて心が動いた。 演劇なのか現実なのかわか…


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