この頃政治家の口から、「一丁目一番地」という言葉をよく聞く。 最近では、維新代表の吉村さんが、「議員定数削減が一丁目一番地だ」と言った。 あれっ、はじめは「企業・団体献金の禁止…」が一丁目一番地ではなかったか? この言葉が使われれば使われるほど、なんだか鼻についてくる。 語彙の貧困さも露呈している。 又、「自分は一丁目一番地くらい最重要人物なんだ!」と暗に語ってしまっている。 これは、もともと政界で使われてきた言葉だという。 国会の本会議場で、当選回数の少ない若手議員が前列の席に座る習慣があった。 前列の席、特に演壇に近い席を「一丁目一番地」と呼んでいた。 広く一般に浸透したのは、新聞紙面で使…