ジョージ・オーウェル『一九八四年』(早川書房) 「政府が隠している?そんなわけない」「不満はあるけど証拠あるの?」「そんなのデマに決まっているよ」 ー確かに今の日本には不満があります。 だけど、何を隠しているのかがまったくわからない。 何も言っていないから。 しかし、本当にそうでしょうか。 いろいろ調べていくうちに政治家の発言、データの虚偽、新たな税金導入などがあります。 何も言わないから不満がたまっていくだけです。SNSに投稿してもデマや陰謀論と片づけられてしまう。 私は本書に出会うまでは、まったく知らなかった。 今回ご紹介するのは、ジョージ・オーウェル『一九八四年』(2009年7月25日、…