福岡県北九州市にある旧門司駅遺構は2023年(令和5年)に貴重な物が出土しました。しかし、この遺構は破壊され、市の複合施設が建設される予定です。それに関して2024年(令和6年)9月4日、世界遺産の登録の可否を調査する国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)は、文化的資産の保全と継承を求める国際声明=「ヘリテージアラート」を発表しました。そこで、その現場に行ってきました。(序章:日本の近代化の貴重な鉄道遺跡が出土)2023年(令和5年)、秋、北九州市門司区で、建設調査中に貴重な鉄道遺構が発見されました。発見されたのは旧門司駅の遺構で、現在の門司港駅のすぐ近くで…