はじまり 警視庁公安部の倉島警部補は、後輩の西本とサイバーテロに立ち向かう。 倉島と西本は、ともに警備局の諜報活動研修を経験しているが、西本にはまだ諜報活動(いわゆるオペレーション)の経験がない。 研修から帰った西本の様子が変であることに、倉島も気づいたが、台北にある日系企業がサイバー攻撃を受けた件の捜査で、表向きは倉島が研修講師を依頼されたという形で、西本と台北へ行くことになるのである。 展開と感想 ゼロの研修から復帰した西本は、復帰祝いで行った赤坂の料亭で、「日本の製薬会社の台湾法人が、ロシアのハッカーからサイバー攻撃を受けた件について」問題提起し、倉島が応じることになった。翌日、倉島は生…