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手段からの解放
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手段からの解放

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國分功一郎 手段からの解放 シリーズ哲学講話 新潮新書2025

この書物は、楽しむことについての哲学的探求であるという。楽しむことは、個人的な出来事であるだけでなく、驚くべきことに、社会を変革する力も持つのだという。 「楽しむことには、人間の生に喜びを与えるだけでなく、おかしくなってしまったこの社会を変えていく力があると、真剣にそう考えているからです。」(はじめにp.3) 私は、國分功一郎氏のこの考え方に完全に同意したい。楽しむことがこの社会を変えていく力となるというのであれば、それ以上のことはないはずである。 この書物の第一章は論文であり、第二章はその論文を解説した東大での講話である。ここでは、第一章に沿って紹介していくこととする。 【〈目的への抵抗〉と…

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「手段からの解放」國分功一郎著②〜楽しみを奪う消費社会〜個性って?〜楽しむことが社会を変える

①のつづき 僕がずっと気になっているのは、現代社会が、享受の快を剥奪する方向に進んでいるのではないかということです。(略)嗜好品に対して執拗に行われている非難はそうした傾向の一つの現われではないでしょうか。 (P202) 「享受の快の剥奪はあってはならない」と著者は断言する。 「楽しみ」を奪われるということは、自由を奪われるということですよね。戦争中は「贅沢は敵だ」と言われて、楽しいこと、快適なことがつぎつぎ禁止されていった(ドラマや映画でよく見ます)。 現代における享受の快の剥奪は、間違いなく、資本主義によって着々と行われつつあるものです。 (P203) 資本主義社会、消費社会、経済至上主義…

「手段からの解放」國分功一郎著①〜プラトンのイデア論を……〜チェスのためにチェスをする

そもそも私たちは、人生を楽しんでいるのか? 「手段からの解放」シリーズ哲学講話 國分功一郎 新潮新書 この本は、カントの批判哲学を軸に、「快」「楽しむ」についての論が、「快適」「美」「崇高」「善」という四つの「快」を比較しつつ語られていく。 ✿✿✿ 「美しさの謎」と著者は言う。例えば私たちがあるバラを見て「これは美しい」と判断してそう言うときのことをこう書いている。 その判断に誰もが同意することを確信し、しかも、大抵の場合には美しいものには普遍性があるわけです。 美しいとされている対象をかき集めたところで、美しさの条件が得られるわけではないし、我々はそのような条件を学んだから美の判断を下すわけ…

國分功一郎 著『手段からの解放』より。楽しむとはどういうことなのだろう。

目的が持ち込まれた途端に存在することをやめてしまう享受の快を剥奪することは、人間に病としての依存症への道を開く。社会がこのまま進み、すべてを手段化した時、我々はおそらく、これまで見たことのないような依存症に出会うことだろう。 人間から享受の快を剥奪してはならない。それは人間の生すべてを目的ー手段連関に従属させることだからである。(國分功一郎『手段からの解放』新潮社、2025) おはようございます。昨日の給食は勤務校での「最後の昼餐」でした。教室の前まで給食のワゴンを運んでくれる調理員さんにお礼とお別れの挨拶をしたところ、曰く「学級通信をいつも読ませていただいていました」とのこと。教室前の廊下に…


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