興福寺国宝館の千手観音② つい最近京都国立博物館で見たたぶん中国西域の古い絵画だと思うがこのようなものがあった。穏やかな顔をしたお釈迦さんが中心にお座りで周囲に脇侍がお二人お座りである。宇治の平等院の壁にあるような笛や笙を吹いたり弦楽器を持っている飛天がたくさんそこら中を舞っていて、妙なる音楽が流れていることを想像させる。大勢のお客らしい人がお釈迦さんを上座にして御馳走を楽しそうに頂いている。雲に乗ったたぶん阿弥陀様だと思うがこの方が新しいお客(この人も雲に乗ってやってくる)を席に案内している。たぶん「極楽図」といった題であったかと思う。お釈迦さんの目の前で二人の踊り子が薄衣をまとって踊ってい…