児童文学は0歳から10代、概ね12歳頃までの読み手や聞き手を対象にした文学作品およびジャンルのこと。
イラストレーションが添えられている場合が多い。この語は娯楽性に重きを置いているエンターテイメント作品群であるヤングアダルト小説(ライトノベル)や漫画などの他のジャンルと区別する形で使われる場合もある。
最近読んで心に響いた児童書を紹介します。 「ツバメの親子はどこにいる」 著:樫崎茜 全盲の母と弱視の父を持つ兄弟、明照と音晴。 家族4人それぞれの目線で描かれた物語は切なくも優しい。 視覚障害を持つ本人とその家族を真っ向からとらえています。 差別や生活上の苦労を描きつつ家族のありようをあらわした良書。 けっして暗くはなく読後感はさわやか。 面白くて一気に読んだ。 家族それぞれのキャラクターが魅力的だったなあ。 ランキング参加中図書室 ランキング参加中ライフスタイル
あらすじ🍃 日本に来たケマは友だちができずにさびしかった。 そんなある日、父が仮面をくれて……。 |10才くらいむけ |ジャンル:友情と成長の短編寓話ぐうわドラマ |読破時間:3分 1🌱 熱あつい国くにから来きた少年しょうねんケマは、日本にほんで友ともだちができなかった。肌はだの色いろも、話はなす言葉ことばも違ちがう。それだけでなく、ケマの国くにの子こどもたちの乱暴らんぼうさがこの町まちで広ひろまっており、ケマが公園こうえんに行いくと、まるで引ひき潮しおのように子こどもたちが離はなれていくのだった。 実際じっさいケマ自身じしんも、同おなじ国くにの子こは好すきではない。だから同国どうこく人じんの…
「おかあさんになった警察犬アンズ」 鈴木 博房 2025年 岩崎書店 おかあさんになった警察犬アンズ posted with ヨメレバ 鈴木 博房 岩崎書店 2025年08月14日頃 楽天ブックス Amazon Kindle 紀伊國屋書店 図書館 このブログで以前にも紹介させていただいたトイプードルの警察犬、アンズシリーズの続編です。 児童書 小1が読んだ本② 「がんばれ、アンズ!」 - 絵本のむし 警察犬アンズのニュース - 絵本のむし 前作は低学年向け版の方を読んでいましたが、こちらは中学年〜向けです。 長女も3年生になったので。 こちらの本はまだ出たばかりだからか、低学年版は今のところ無…
先日読んで良かった児童書を紹介します。 内戦が続く1938年のスペインが物語の舞台。 主人公は13歳の少年ミゲルです。 「この銃弾を忘れない」著:マイテ・カランサ 民主主義をかかげる共和国側に攻撃をしかけるファシスト的な反乱軍。共和国側であるミゲルの父は行方不明となる。 物語は父親をさがして連れ戻す旅に出るミゲルの日々を描いてあります。 忠実な相棒、犬のグレタも一緒に。 本書は実際にあった出来事を元に書かれています。 命をかけて父を救おうと頑張るミゲル少年とミゲルを助ける勇気ある犬のグレタが素晴らしい。 信念を持ちプライドを保っている父親も素晴らしい。 児童書ですが大人が読んでも心に響く。 戦…
昨日、児童書を読んでいたら、本気で夢中になってしまった話を書きたいと思います。 私は毎日、通勤電車の中や、自宅に帰った後など、本を読んでいることが多いです。 といっても実際は、自分が読みたいと思っている本はなかなか読む時間がなく、読むのは職場で紹介する児童書が多いのですが・・・ 子どもの心が成長するような児童書を1冊読み終えるのに2~3時間ぐらいかかり、大人も楽しめて子どもの心が成長するような小説だと、だいたい1冊読むのに5,6時間ぐらいかかります。 紹介するのが前者の本だと、対象が小学校高学年から中学生くらいなので、私が読むにはちょっと物足りない感じがしますが(対象年齢が合っていないため)、…
知りたい 食べたい 熱帯の作物 コーヒー石脇智弘 監修堀川理万子 絵と造形農文協2021年2月20日 第1刷発行 図書館の児童書のコーナーで目についた本。私は、コーヒーが大好き。ほとんど、カフェイン中毒なくらい、朝から晩までコーヒーを飲んでしまう。飲みすぎるので、デカフェの豆も用意しているほど。 以前、英語の勉強教材として、コーヒーについての動画を使っていたことがある。 youtu.be そこで、コーヒーの発祥などを知って、面白い!とおもっていたのだけれど、それ以上は情報収集したことがなかった。 子供用の本だけれど、楽しそうなので、借りて読んでみた。 このシリーズには、バナナ、パイナップル、も…
「昔、ぼくは――」という言葉から始まる章の数々。それはまるで、フェリックスという少年が自分の物語を語るように、読者にそっと語りかけてくるようでした。この物語は、第二次世界大戦下のポーランドを舞台に、ユダヤ人の少年フェリックスが両親を探して旅に出るところから始まります。彼は本屋の息子で、物語を書くことが大好き。だからこそ、現実の残酷さを空想で塗り替えながら、希望を手放さずに生きようとします。途中で出会う少女ゼルダは、フェリックスの語る物語に心を動かされ、彼の想像力に救われていきます。けれど、戦争の現実は容赦なく、フェリックスの空想は少しずつ壊されていきます。物語を語れなくなった彼に代わって、ゼル…
最近、ゲゲゲの鬼太郎が好きな息子👦✨小説や児童書を読み漁っていて、 毎日“ママ、この妖怪しってる?”と質問攻めです📚👻 ちなみに今読んでいるのは 大人気テレビアニメシリーズ『ゲゲゲの鬼太郎』が待望のノベライズ! 文章もやさしくて、子どもでもスラスラ読める感じ。 難しい言葉も出てくるけど、妖怪の世界が面白すぎて、 気づいたらどんどんページが進んでます😂 そんな息子のために何か「鬼太郎関係のイベントないかな〜?」と調べていたら、 見つけちゃいました! 👀✨ 第20回『妖怪川柳』コンテスト! なにこれ〜!楽しそうじゃない!?😆 親子で妖怪をテーマに一句考えるなんて、ちょっとワクワクしませんか? せっ…
中学生の時、仲のいい友達の影響でよく児童書を読むようになりました。 中学校の図書室が、一番よく利用した図書室だったと思います。 3階の、グラウンドが見える図書室で友達と本を選んだり、図書室に入れてほしい本のリクエスト用紙を書いたり、図書委員になったり今思えば図書室関係の思い出が結構多いな、と思いつつ読んだ本を紹介。 空色勾玉/荻原規子 荻原規子の歴史ファンタジー(全5巻セット) 作者:荻原 規子 徳間書店 Amazon これは平成の中学生女子にとってはかなり人気だったのでは?と思っています(勝手に) 世界の創造に近いお話で、和製ファンタジーの入門にはぴったり。 「詩を詠んで思いを伝え合う」って…
今回は好きな家の話。 読んでる本の中で、この家に住みたい!と思った家が出てくる作品について。 1つ目は家も素敵で、この世界に住みたいと思う作品。 こそあどの森シリーズ/岡田淳 岡田淳こそあどの森の物語完結セット(全12巻セット) 作者:岡田淳 理論社 Amazon ここでも、そこでも、あそこでも、どこでもない森、こそあどの森が舞台のお話。 この森で起こる不思議なできごとや事件を森の住人たちが解決していく全体的にほのぼのした雰囲気のシリーズです。 お話の中で一番すきなのは、「はじまりの樹の神話」ですが、1巻からしっかり読んで主人公スキッパーの成長を見守るとより楽しめると思います。 そしてこの作品…